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2014.2.7

2014年 M-TECモータースポーツ活動概要

 株式会社M-TEC(代表取締役:永長 眞)は、2014年のモータースポーツ活動の概要について発表した。


 モータースポーツはM-TECの中心事業であり、国内外の入門カテゴリーからトップカテゴリーまで幅広く活動を 行い、モータースポーツファン、関係者の期待に応え、Honda と共によりよいモータースポーツ環境の形成と 活性化につとめる。
 また、今年もTEAM 無限を結成し、「全日本選手権スーパーフォーミュラシリーズ」、「SUPER GT(GT300 クラス)」、「マン島TT(TT Zero Challengeクラス)」の3つのカテゴリーに参戦し、チャンピオン獲得を目指す。


【国内モータースポーツ活動】
●SUPER GT
◇GT500クラス

 Honda との共同プロジェクトのもと、GT500クラスに新たに投入される「NSX CONCEPT-GT」用に、Honda が 新開発した直列4気筒2.0L直噴ターボエンジン「HR-414E」を、5チーム5台に対して供給、エンジンメンテナンス エンジンサーキットサービスを行う。更に、「NSX CONCEPT-GT」に投入されるHonda とザイテック社が共同開発 したレーシングハイブリッドシステムのサーキットサービスも各チームに対して行う。
 また、長年培ったチーム運営のノウハウを活かし、今年もチームクニミツに車両メンテナンス、チームサポートを行う。

■エンジン供給、メンテナンス、サーキットサービス及びハイブリッドシステムサーキットサービス
チーム名 ナンバー
オートバックス・レーシング・チーム・アグリ
(AUTOBACS RACING TEAM AGURI)
8
ケーヒン リアル レーシング
(KEIHIN REAL RACING)
17
ウイダー モデューロ 童夢レーシング
(Weider Modulo DOME Racing)
18
エプソン・ナカジマ・レーシング
(Epson Nakajima Racing)
32
チームクニミツ
(TEAM KUNIMITSU)
100

■チームサポート及び車両メンテナンス
チーム名 ナンバー
チームクニミツ
(TEAM KUNIMITSU)
100


◇GT300クラス
 TEAM 無限として2シーズン目となる昨年は、ハイブリッドカー初のタイトルを獲得した。今年もHondaとの共同プロジェクトのもと、レーシングハイブリッドシステムを搭載したCR-Z GTで連覇を目指す。ドライバーは中山友貴に加え、全日本フォーミュラ3選手権シリーズで活躍した野尻智紀を起用。若手ドライバーのスキルをはじめ、メンタル・フィジカル面でのサポートを行うために道上龍がエグゼクティブ・アドバイザーとしてチームに加わる。
また、CR-Z GTで参戦するオートバックス・レーシング・チーム・アグリに対して、エンジン供給、エンジンメンテナンス及びエンジンサーキットサービスを行う他、レーシングハイブリッドシステムのサーキットサービス、車体パーツの供給も行う。

■参戦体制
チーム名 ナンバー ドライバー 監督
TEAM無限 0 中山友貴 熊倉淳一
野尻智紀

■エンジン供給、メンテナンス、サーキットサービス、ハイブリッドシステムサーキットサービス、車体パーツ供給
チーム名 ナンバー
TEAM 無限
(TEAM MUGEN)
0
オートバックス・レーシング・チーム・アグリ
(AUTOBACS RACING TEAM AGURI)
55
SUPER GTオフィシャルサイト: http://supergt.net/jp/


●全日本選手権スーパーフォーミュラ シリーズ
 TEAM 無限として2010年から参戦してきた全日本選手権スーパーフォーミュラシリーズで昨年、山本尚貴がドライバーズチャンピオンを獲得した。今シーズン、チャンピオンナンバー1を付け、山本尚貴が連覇に挑む。チームメイトにはGT300のチャンピオンである中山友貴を新たに起用。TEAM 無限は2名のチャンピオンでドライバー、チームの2冠を目指す。
また、スーパーフォーミュラ用にHondaが新開発した直列4気筒2.0L直噴ターボエンジン「HR-414E」を、株式会社日本レースプロモーションを通じて4チーム8台に供給すると共に、エンジンメンテナンス、及びエンジンサーキットサービスを行う。

■参戦体制
チーム名 ナンバー ドライバー 監督
TEAM 無限
(TEAM MUGEN)
1 山本尚貴 手塚長孝
2 中山友貴


■エンジン供給、メンテナンス、サーキットサービス
チーム名 ナンバー
TEAM 無限
(TEAM MUGEN)
1
2
エイチピー リアル レーシング
(HP REAL RACING)
10
11
ナカジマ・レーシング
(NAKAJIMA Racing)
31
32
ドコモ チーム ダンディライアン レーシング
(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
40
41
SUPER FORMULA オフィシャルサイト: http://www.superformula.net/



●全日本フォーミュラ3選手権 シリーズ
 Hondaの支援のもと、昨年より供給を開始した直列4気筒2.0L直噴NAエンジン「Honda MF204D」の開発をさらに進め、引き続きエイチ エフ ディー ピー レーシングの2台に供給、エンジンメンテナンス、及びエンジンサーキットサービスを行う。

■エンジン供給、メンテナンス、サーキットサービス
チーム名 ナンバー
エイチ エフ ディー ピー レーシング
(HFDP RACING)
7
8


●Honda Sports & Eco Program
 Hondaの後援のもと、株式会社モビリティランドと共同で「 Honda Sports & Eco Program 」を開催する。
このプログラムは、「Ecoでスポーツする」をテーマに2012年からスタート。環境とスポーツドライビングの両立を目指し、新世代のハイブリッド・スポーツ Honda CR-Zで「Eco」性能を最大限に引き出しながら「操る・磨く・競う」楽しさを誰でも気軽に体感できるモーターレクリエーション・プログラムである。
 講師陣にはSUPER GTや全日本選手権スーパーフォーミュラシリーズで活躍するHondaドライバーをはじめとした経験豊富な講師が顔を揃え、スポーツドライビングの基本から実践に役立つテクニックまで、参加者に直接指導を行う。

Honda Sports & Eco Program オフィシャルサイト: http://www.honda-crz-se.jp


●N-ONE OWNER'S CUP
 Hondaの後援により今年から開催する「N-ONE OWNER'S CUP」において、ワンメイクレース事務局運営の他、サーキットサービス及びレギュレーションに準じたパーツ供給を行う。
 「N-ONE OWNER'S CUP」は、軽自動車のN-ONEを使用したナンバー付きワンメイクレースで、誰でも気軽に参加できるモータースポーツを目指し、2014年は全国6ヶ所のサーキットで合計8大会が開催される。

N-ONE OWNER'S CUP オフィシャルサイト: http://www.n-one-owners-cup.jp


●1.5チャレンジカップ
 排気量1.5L以下の車両を使った参加型モータースポーツとして開催される「1.5チャレンジカップ」において、「FIT RS」などのレース用パーツの開発、供給、ユーザーサポートを行う。昨年までツインリンクもてぎのみで開催されていた「1.5チャレンジカップ」は、新たにスポーツランドSUGO大会を加え、今年は6大会が開催される。


●FIT 1.5チャレンジカップ
 今年から鈴鹿サーキットで開催される「FIT 1.5チャレンジカップ」において、レース用パーツの開発、供給、ユーザーサポートを行う。「FIT 1.5チャレンジカップ」は、FITを使用したワンメイクレースで、今年は5大会が開催される。


【海外モータースポーツ活動】
●FIA世界ツーリングカー選手権シリーズ(WTCC)

 Hondaとの共同プロジェクトのもと、「Honda Civic WTCC」用に開発をしたレース専用の直列4気筒1.6L直噴ターボエンジンを3チーム4台に供給する。また、エンジンメンテナンス、及びエンジンサーキットサービスをMUGEN EURO※を通じて行う。サーキットにおいてのフィールドサービスを行う。

■エンジン供給、メンテナンス、サーキットサービス
チーム名 ナンバー
カストロール・ホンダ・ワールド・ツーリングカー・チーム
(Castrol Honda World Touring Car Team)
3
18
ゼングー・モータースポーツ
(zengo Motorsport)
5
プロチーム・レーシング
(Proteam Racing)
25
WTCCオフィシャルサイト http://www.fiawtcc.jp/
※MUGEN EURO Co., Ltd.は、株式会社M-TECの100%出資英国子会社


●The Isle of Man Tourist Trophy Race(マン島TTレース)
 TEAM 無限としてマン島TTレース TT Zero Challengeクラス※に参戦する。若手エンジニアの育成を目的に独自のプロジェクトとして2012年から参戦を開始し、2年連続で2位表彰台を獲得した。3年目となる今年は、モーター、バッテリー、制御システム、エアロパッケージ等、すべてを新開発し、戦闘力をさらに向上させたニューマシン「神電 参(SHINDEN SAN)を投入する。ライダーはマン島TTレースにおいて輝かしい実績を持つジョン・マクギネスを継続起用する他、新たに優勝回数9回の実績を持つブルース・アンスティを加え、2台体制で初優勝を目指す。
 なお、参戦についての詳細は2014年3月に東京国際展示場で行われる、第41回東京モーターサイクルショー内で発表を行う。

■参戦体制
チーム名 ナンバー ライダー 監督
TEAM 無限
(TEAM MUGEN)
未定 ジョン・マクギネス
(JOHN McGUINNESS)
宮田明広
未定 ブルース・アンスティ
(BRUCE ANSTEY)

【第41回東京モーターサイクルショー TEAM無限 マン島TTレース参戦体制発表会】
日時: 2014年3月30日(日) 13:15〜13:45
会場: 東京国際展示場(東京ビッグサイト) アトリウム特設ステージ
  東京都江東区有明3-11-1

マン島TT オフィシャルサイト: http://www.iomtt.com/
※TEAM無限が参戦するTT Zero Challengeクラスは、6月4日(予定)に決勝が行われる。


 その他、日本をはじめ、世界各地域の選手権にHonda車で出場するユーザーに対し、レース用チューニングエンジンをはじめとする高機能製品及びテクニカルサービスを提供する。

これらのモータースポーツ活動を通して得た技術とノウハウは、全ての無限パーツの企画・開発にフィードバックされる。