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2011.7.1

「Honda CR-Z MUGEN RR Concept」、「MUGEN CR-Z Concept」発表

無限(株式会社M-TECと英国法人であるMUGEN EURO Co., Ltd.)(以下 無限)は、イングランドのグッドウッドで開催されるGOODWOOD FESTIVAL OF SPEED(6月30日 プレスデー、7月1日〜3日 一般公開日)(現地時間)のHondaブースにおいて「Honda CR-Z MUGEN RR Concept」及び「MUGEN CR-Z Concept」を発表した。

2台のコンセプトモデルは「デザインスタディモデル」、「パフォーマンスコンセプトモデル」という異なったテーマにおいて無限がこれまでレースフィールドやチューニングパーツ開発で培った経験と、新しいカテゴリーを切り開いたCR-Zというクルマへの特別な想いを結集させ具現化したモデルとなっている。

 

Honda CR-Z MUGEN RR Concept

無限のレーシングスピリットを表す“RR”を冠するHonda CR-Z MUGEN RR Conceptは、従来のMUGEN CR-Zの位置付けとは一線を画した、無限が描く近未来のデザインテイストを盛り込んだデザインスタディモデルとして提案する。
エクステリアは素材にもデザインにもこだわった専用のフロントエアロバンパー、フロントエアロフェンダー、サイドスポイラー、リアエアロバンパー、リアウイング、18インチホイールを装備し、ハイブリッドカーの既成概念に捉われないスーパースポーツを彷彿とさせる存在感を実現。また、ボディ下面にはアンダーパネルを覆うことでフラットボトム化を実施。デザインスタディモデルであると同時にエアロダイナミクスの向上も狙ったモデルとなっている。
インテリアはオレンジを基調とし、各部にカーボンパーツを散りばめるなどドライバーの五感に訴えかける空間とした。
レースフィールドから市販車までHondaと共に歩み、Hondaを知り尽くした無限だからこそ作り上げることのできる1台である。


 

MUGEN CR-Z Concept

Honda(UK)とのコラボレーションにより実現したパフォーマンスコンセプト。
スーパーチャージャーを採用し、独自の「無限iCFシステム」によりIMAシステムと協調制御されたパワートレインは200ps/22.0kg-mを達成する。また、その出力特性はスーパーチャージャーとIMAシステムのメリットを最大限活かし、エンジン回転数ほぼ全域においてフラットなパワー/トルクを発揮し、あらゆるシチュエーションでのドライバビリティを向上させると共に省燃費性能とのバランスを図っている。
MUGEN CR-Z Conceptは出力アップだけでは実現できないハンドリングや加速性能の向上を狙い、ボディの軽量化にも挑戦している。ボンネット及びドアはカーボンコンポジット製とし、インテリアでは2シーター化とフロントシートのフルバケット化、これらにより対ノーマル比マイナス50kgを達成。結果、パワーウエイトレシオ5.4kg/ps(ノーマル:9.1kg/ps)を実現し、0-100km/h加速テストにおいてCIVIC TYPE R(FN2)に迫るタイムを記録している。
ノーマルに対して約50%アップさせたパワーを受け止めるブレーキシステムは、フロントにモノブロック対向4ピストンキャリパーを採用し、200psものパワーを発揮しながら安心してコーナーに飛び込める制動力を兼ね備えている。さらにそのサスペンションには無限オリジナルの5ADJ.サスペンションをベースに、パワー・重量バランス・ブレーキ性能の変化に合わせ専用セッティングとした。
なお、MUGEN CR-Z ConceptはGOODWOOD FESTIVAL OF SPEEDにおいてデモンストレーション走行を行う予定である。