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2012.05.15

全日本フォーミュラ・ニッポン第2戦
開幕2戦連続7位完走!悔しいながらも手堅く2ポイントを追加!

シリーズ名:2012年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第2戦 ツインリンクもてぎ
大会名:開業15周年記念大会
距離:4,801km×52周(249.652km)
予選:5月12日(土)晴れ・観衆6,500人(主催者発表)
決勝:5月13日(日)晴れ・観衆:9,000人(主催者発表)

 TEAM無限と山本選手は開幕戦に引き続き、決勝を7位で完走し、2ポイントを追加した。予選は1台ずつ走行するスペシャルステージ方式であることから、それを考慮したセッティングで挑んだ。クルマのバランスが良いことは確認できたが、これを高次元にまとめるには至らず予選は7位にとどまった。決勝では、開幕戦からの引き続きの課題であった決勝走行ペースが改善されないままとなってしまう。決勝ではスタート良く1台を抜いて順位をひとつ上げる。その後はドライバーとチームが一丸となった素早く確実なピット作業をしたにもかかわらず、作業の前後周回におけるラップタイムの差で後続車1台に先行を許してしまい、悔しい7位完走となった。

●5月12日(土)
■フリー走行 1回目 7位
予選1とスペシャルステージで使用するタイヤを、計測1周目に最大のグリップを発揮できるように準備をし、開幕戦で得たデータをもとに、今までとは異なる観点からの各種アプローチを試みて持ち込んだ仕様の確認を行う。しかし前後のバランスが予想以上にずれていたため、その改善を行った。

■公式予選 7位(予選1:11位、予選スペシャルステージ方式:7位)
フリー走行1で得たデータをもとに、できる限りのセッティング変更を行い、スペシャルステージへの出走順番を決める予選1に臨んだ。しかし、まだ車両は十分な状態までには改善されておらず、11番手タイムとなる。スペシャルステージでは更に車両のバランス改善を試み、予選1から4つポジションを上げて7位を得た。

●5月13日(日)
■フリー走行 2回目 9位
開幕からの課題である決勝走行ペースの改善を図るべく、いろいろなアプローチを試し、クルマが重い状態でのバランスは改善されていることは確認できたが、決勝走行ペースの向上までには至らなかった。引き続き、決勝スタートまでの時間で検討し変更を行った。

■決勝 7位(52周 1時間25分06秒522 ベストタイム:1分36秒236)
山本選手は上手いスタートで1台を抜いて、オープニングラップで6番手に浮上する。その後は、後続の7番手を走る車両と0.5秒から0.7秒のギャップを保ちながらの走行となる。この後続車両がピット作業を行なった1周後のタイミングでTEAM無限もピット作業を行なった。チーム結成から3シーズン目にはいったTEAM無限と、地元で良い結果を出したい山本選手は、一丸となって的確で素早くピット作業を済ませた。ところが、山本選手よりも後続車両の方がピット作業前後のラップタイムが上回ったことにより、先行を許してしまい、結果、7番手でレースを終えた。

■山本尚貴コメント
今回のレースには開幕戦とはアプローチを変えて臨み、いろいろなことを試せました。クルマが重い状態でのバランスの改善ができました。しかし、課題であった決勝中の走行ペースは依然としてトップ3台とは開きが残る結果となりました。自分が栃木出身ということもあり、たくさんの方が応援に駆けつけてくれましたが、良いところを見せられませんでした。ツインリンクもてぎでの次戦(8月)には是非とも良い結果をお見せしたいです。

■手塚監督コメント
非常に悔しいレースとなりました。レースウィークの走り始めでレベルを高いところまで持っていけなかったことが響きました。今回のピット作業は非常に素早く的確に行なえました。作業時間も表彰台に上ったチームと互角の速さでした。それだけにピット作業の前後周回のラップタイムを含めて決勝走行ペースをさらに向上させる必要があります。次のオートポリスに向けて気が付いた部分もあります。さらなる改善を目指します。

■勝間田エントラント代表コメント
持ち込んだセッティングがあまり思わしくなく、フリー走行1ではクルマのレベルを高める作業ではなく、セッティングの見直しに時間を費やす結果となってしまいました。開幕戦とは特性が異なるコースで、決勝の走行ペースを上げるためにいろいろと試みましたが、やはり上位チームとの差は残ってしまいました。ピット作業の前後の周回のタイムを見直すなど、さらなる対策を施して次戦に臨みます。