2006スーパーGTシリーズ第3戦 FUJI GT 500km RACE レースレポート
2006.5. 7■5月3日(水) 観衆:31000人
・予選1回目 晴れ/ドライ 気温14℃ 路面温度32℃
GT500
#32 EPSON NSX 2位
#8 ARTA NSX 3位
#18 TAKATA 童夢 NSX 5位
#100 RAYBRIG NSX 8位
GT300
#62 WILCOM ADVAN VEMAC408R 2位
・予選2回目 晴れ/ドライ 気温17℃ 路面温度30℃
GT500
#32 EPSON NSX 5位
#8 ARTA NSX 10位
#18 TAKATA 童夢 NSX 14位
#100 RAYBRIG NSX 15位
GT300
#62 WILCOM ADVAN VEMAC408R 24位
・スーパーラップ 晴れ/ドライ 気温15℃ 路面温度29℃
GT500
#8 ARTA NSX 5位
#32 EPSON NSX 6位
#18 TAKATA 童夢 NSX 8位
#100 RAYBRIG NSX 9位
GT300
#62 WILCOM ADVAN VEMAC408R 4位
■5月4日(木) 観衆:54300人
・フリー走行 晴れ/ドライ 気温16℃ 路面温度27℃
GT500
#100 RAYBRIG NSX 8位
#8 ARTA NSX 9位
#32 EPSON NSX 14位
#18 TAKATA 童夢 NSX 15位
GT300
#62 WILCOM ADVAN VEMAC408R 13位
・決勝 晴れ/ドライ 気温20℃ 路面温度31℃
GT500
#18 TAKATA 童夢 NSX リタイア
#100 RAYBRIG NSX リタイア
#32 EPSON NSX 6位
#8 ARTA NSX 7位
GT300
#62 WILCOM ADVAN VEMAC408R 1位
■レポート
好天に恵まれたゴールデンウィークの5月3〜4日、富士スピードウェイで2006スーパーGTシリーズ第3戦「FUJI GT 500km RACE」が開催された。
前日練習走行ではウエットセッションの中、午前は#100 RAYBRIG NSX、午後は#8 ARTA NSXと、NSX勢がGT500クラスのトップタイムをマークも、予選日となった3日の天候は朝から晴れ。各陣営ともタイヤ選択やセットアップに頭を悩ませることとなったが、予選1回目を前に急遽10分間のフリー走行が設けられ、ここでセッティングを確認して予選1回目を迎えることとなった。
序盤こそ1分35秒台で推移していた予選1回目だが、レクサス勢やNSX勢がアタックに入り始めた中盤以降は路面コンディションも好転し、タイムアップ。結局#1 ZENT セルモ SCが1分34秒255で暫定ポールポジションを獲得。これに#32 EPSON NSX、#8 ARTA NSXのNSX勢が続くこととなったが、特別性能調整の+25kgに加え、トップハンデの90kgで合計115kgものウエイトハンデを強いられ、やむなく車重を1050kgに下げるため、リストリクターを絞ることを選択した#18 TAKATA 童夢 NSXが小暮卓史のアタックで5番手と健闘した他、#100 RAYBRIG NSXも細川慎弥のアタックで8番手と、全車がスーパーラップへの切符を手にすることに。また、GT300クラスでは#2 Privee Zurich・アップル・紫電が暫定ポールポジションを奪い、これに#62 WILCOM ADVAN VEMAC408R、#14 ハンコックエンドレスポルシェが続く結果となった。
午後の予選2回目にスーパーラップに向けたセットアップ確認を行い、迎えたスーパーラップでは、まずGT300クラスでは#2 Privee Zurich・アップル・紫電がポールポジションを奪い、#11 JIM CENTER FERRARI DUNLOP、#110 TOTAL BENEFIT GREENTEC BOXTER、#62 WILCOM ADVAN VEMAC408Rというオーダーに。
一方、GT500クラスでは最終アタッカーの#1 ZENT セルモ SCが1分33秒169でポールポジションを獲得。#35 BANDAI DIREZZA SC430、#66 triple a サード スープラGTがこれに続き、#8 ARTA NSXが5番手、#32 EPSON NSXが6番手、#18 TAKATA 童夢 NSXが8番手、#100 RAYBRIG NSXが9番手という結果となった。
予選日よりはやや気温、路面温度ともに上昇した4日。初夏を思わせるような日差しの下で、110周、500kmというシリーズで2番目に長いレース距離での戦いが、午後1時45分にローリングラップを開始した。
GT500クラスではスタートの直前に#66 triple a サード スープラGTが電気系トラブルでピットに向かう波乱があり、1コーナーには#1 ZENT セルモ SC、#35 BANDAI DIREZZA SC430、#36 OPEN INTERFACE TOM'S SC430、#8 ARTA NSXというオーダーで進入する。
しかし、4周目にトップの#1 ZENT セルモ SCが駆動系トラブルでスローダウン。#35 BANDAI DIREZZA SC430がトップに浮上し、後続も順位をひとつずつ上げることに。その後、最初のルーティンピットインが始まる30〜40周までは#24 WOODONE ADVAN KONDO Z、#32 EPSON NSX、#8 ARTA NSX、#6 Mobil 1 SCなどによる激しい順位争いが展開されたが、ピットインを引き伸ばした#18 TAKATA 童夢 NSXが41周目にトップに浮上したところでピットイン、道上龍から小暮卓史へとドライバーを交代も、スターターのトラブルでコースに復帰できず後退。中盤戦は#36 OPEN INTERFACE TOM'S SC430、#35 BANDAI DIREZZA SC430、#6 Mobil 1 SCといったレクサス勢が上位につけ、スタートから2スティントをロィック・デュバルがこなした#32 EPSON NSXがその背後につける展開。#8 ARTA NSXはラルフ・ファーマンから伊藤大輔へとマシンを引き継ぐも「ラルフのスティントでも同様のトラブルがあったようだが、左リヤのホイールナットが徐々に緩むトラブルがあり、ペースが上げられなかった」と、苦しい戦いを強いられてしまう。また、#100 RAYBRIG NSXは細川慎弥のドライブ中、クラッチトラブルに見舞われ70周で無念のリタイアとなる。
レースは終盤も安定したペースで逃げた、#35 BANDAI DIREZZA SC430が優勝を飾り、#6 Mobil 1 SCが2位、#23 XANAVI NISMO Zが3位。終盤までコース上ではレクサス勢同士、Z勢同士の激しいバトルが展開されたが、NSX勢も苦しいレースを乗り切り、デュバルからバトンを受けた武藤英紀が「序盤のうちにミスからタイヤにフラットスポットを作ってしまって、思うようにペースが上げられず残念でしたが、それでも粘り強く安定したラップでは走れたと思います」という#32 EPSON NSXが6位、「当然さらなる上位進出を狙っていたが、あの状況で7位という結果は仕方のないところ。次のセパンにはNSXが合っていると思いますし、ウエイトを下ろして臨めるので、良いレースができるはず」と伊藤が振り返った#8 ARTA NSXが7位。#18 TAKATA 童夢 NSXは終盤コースに復帰も周回数が足りず、完走扱いにはならなかった。
なお、GT500の結果に関しては、ペナルティーの裁定に関してTOYOTA TEAM Tom's陣営から控訴が提出されたため、現時点では暫定扱いとなっている。
2回ピット、1回ピットなど各陣営の戦略が焦点ともなったGT300では、序盤からストレートに勝るポルシェ勢らが躍進を見せたが、冷静に状況を読んでピットインのタイミングを調整した#62 WILCOM ADVAN VEMAC408Rが85周目にトップに浮上し、そのまま逃げ切って見事今季初優勝を飾った。2位には1ピット作戦を選択した#101 TOY STORY Racing MR-S、3位には#14 ハンコックエンドレスポルシェが入っている。
written by TAGUCHI













