SUPER GT Rd.5 SUGO GT 300km RACE レポート

2006.7.24

■7月22日(土) 観衆:14000人
・予選1回目 小雨/ウエット 気温20℃ 路面温度21℃

GT500
#32 EPSON NSX 1位
#100 RAYBRIG NSX 5位
#18 TAKATA 童夢 NSX 9位
#8 ARTA NSX 12位


GT300
#62 WILCOM ADVAN VEMAC408R 16位

・予選2回目 曇り/ウエット 気温19℃ 路面温度21℃

GT500
#32 EPSON NSX 2位
#18 TAKATA 童夢 NSX 9位
#8 ARTA NSX 12位
#100 RAYBRIG NSX 14位

GT300
#62 WILCOM ADVAN VEMAC408R 11位

・スーパーラップ 曇り/セミウエット 気温19℃ 路面温度21℃

GT500
#32 EPSON NSX 2位
#100 RAYBRIG NSX 3位
#18 TAKATA 童夢 NSX 10位
#8 ARTA NSX 進出できず

GT300
#62 WILCOM ADVAN VEMAC408R 進出できず


■7月23日(日) 観衆:50100人
・フリー走行 曇り/ドライ 気温20℃ 路面温度27℃

GT500
#8 ARTA NSX 8位
#18 TAKATA 童夢 NSX 11位
#100 RAYBRIG NSX 12位
#32 EPSON NSX 13位

GT300
#62 WILCOM ADVAN VEMAC408R 8位

・決勝 曇り/ドライ 気温23℃ 路面温度30℃

GT500
#32 EPSON NSX 5位
#8 ARTA NSX 8位
#100 RAYBRIG NSX 11位
#18 TAKATA 童夢 NSX リタイア

GT300
#62 WILCOM ADVAN VEMAC408R リタイア


■レポート

 7月22〜23日、九州南部に大雨をもたらした長雨の影響を受けてか、すっきりとしない天候となったスポーツランドSUGOで、スーパーGT第5戦「SUGO GT 300km RACE」が開催された。
 予選前日となる金曜の走行では、午前はコースに濃い霧が立ちこめたことから、セッション開始もすぐに赤旗中断が入るなど、走行はわずか15分ほど。本格的に走行が行なわれたのは午後からで、ウエットコンディションの中、GT500では#32 EPSON NSXがトップタイムをマーク。2〜4番手にニッサン勢が続き、#18 TAKATA 童夢 NSXが5番手。8位に#8 ARTA NSX、10位に#100 RAYBRIG NSXと、NSXは全車がトップ10に入る順調な滑り出し。
 しかし、翌土曜の予選1回目は、低い気温と路面温度、濡れた路面に霧による視界不良と非常に難しいセッションとなったことから、コースアウトやスピンアウトするマシンが続出。セッション半ばには#100 RAYBRIG NSXも2コーナーでスピンを喫してしまうなど、都合5回もの赤旗によって、セッションは寸断されることに。
 しかも、それぞれのクラスの占有時間帯よりも、混走時間帯の方が路面コンディションが良くなったことから、各クラスともにセッション終盤にタイム更新が相次ぐ。その結果ただ1台1分25秒を切り、1分24秒836という他を圧倒する好タイムをマークした#32 EPSON NSXが暫定ポールを獲得した。#12 カルソニック インパルZ、#1 ZENT CERUMO SCが2〜3番手に続き、#100 RAYBRIG NSXが5番手。#18 TAKATA 童夢 NSXが10番手。特別性能調整に加えトップハンデの70kgを負う#8 ARTA NSXは13位となった。
 一方GT300クラスでは、#46 吉兆宝山 DIREZZA Zが暫定ポールを獲得。2位に#11 JIM CENTER FERRARI DUNLOP、3位に#96 EBBRO BTEC MAZIORA 350Rがつけることに。今回からセカンドドライバーに黒澤治樹を迎えた#62 WILCOM ADVAN VEMAC408Rは、黒澤がGT300占有時間帯に走行、残り5分ほどで柴原眞介にバトンタッチも、ピットアウト時にエンジンが掛からずタイミングを逃し、16番手にとどまりスーパーラップへの切符を逃してしまう。
 午後になってやや雨は落ち着いたものの、相変わらずラインは生乾き状態も、その他の部分では濡れた路面が残っているというコンディションで始まった予選2回目。ここでもGT300、GT500双方の占有時間帯に1回ずつ赤旗が出るセッションとなったが、GT500での赤旗の原因となったのは、なんと#32 EPSON NSX。予選1回目同様、圧倒的な速さでトップタイムをマークしていた#32 EPSON NSXだったが、最終コーナーでスピンアウトを喫してタイヤバリアにマシン右後部をヒットしてしまう。
 この予選2回目、GT500では#22 MOTUL AUTECH Zがトップを奪い、クラッシュした#32 EPSON NSXは2番手。#18 TAKATA 童夢 NSXは9番手、#8 ARTA NSXは12番手、#100 RAYBRIG NSXは14番手に。GT300クラスでは#55 DHG ADVAN FORD GTがトップタイムをマークし、#110 TOTALBENEFIT GREENTEC BOXSTER、#7 雨宮アスパラドリンクRX7が2〜3番手。#62 WILCOM ADVAN VEMAC408Rはマシン習熟を目的に黒澤のみがドライブし、11番手となった。
 迎えたスーパーラップ。最初に行なわれたGT300クラスでは、1番目にアタックした#88 アクティオ ムルシェ RG-1がマークした1分28秒040を、後続のマシンが上回れず、初ポールを獲得。2番手には#2 Privee Zurich・アップル・紫電が入り、3番手には#96 EBBRO BTEC MAZIORA 350Rが続く。
 GT500クラスでは、まずスリックタイヤを履いた#6 Mobil 1 SCがアタックも、タイムは1分24秒314。続いて登場の#18 TAKATA 童夢 NSXもスリックを装着していたが、アタッカーの小暮卓史はウォームアップラップのレインボーコーナー立ち上がりでスピン。残念ながらノータイムとなってしまう。この状況を見てか、以降はスリックとレイン、陣営ごとに難しいタイヤ選択が行なわれた結果、6番手に登場した#100 RAYBRIG NSXは一旦トップに立ったものの、その後逆転され3番手に。最終的なトップを奪ったのは#1 ZENT CERUMO SC。クラッシュの修復も間に合い、最終アタッカーとして登場した#32 EPSON NSXは、惜しくも2番手となった。
「路面コンディションは難しかったけれど、スーパーラップのフィーリングは悪くなかった。ただ、#1が速すぎたね。しかしフロントロウからならば、良いリザルトを狙えると思う」と#32 EPSON NSXでアタッカーを務めたロイック・デュバルは決勝に向け手応えを語った。

 
 翌日曜は雨こそ降らなかったものの、天候は曇りで朝のフリー走行は霧のため少し遅れて始まった。ここでは各車ともに決勝に向けての最終準備を行なったが、#66 triple a サードスープラGTがトップを奪い、以下#3 イエローハット YMS トミカZ、#1 ZENT CERUMO SCまでがトップ3。#8 ARTA NSXが8番手、#18 TAKATA 童夢 NSXが11番手、#100 RAYBRIG NSXが12番手、#32 EPSON NSXが13番手。GT300クラスでは#7 雨宮アスパラドリンクRX7、#46 吉兆宝山 DIREZZA Z、#2 Privee Zurich・アップル・紫電がトップ3となり、#62 WILCOM ADVAN VEMAC408Rは8番手。
 午後2時、いよいよスタートした81周の決勝。#1 ZENT CERUMO SCがスタートで飛び出すも、#32 EPSON NSXがこれに食らいつき、#100 RAYBRIG NSXが3番手に。しかし、65kgとウエイトハンデの多い#100 RAYBRIG NSXはペースが上がらず、トップ2台の一騎打ちという様相に。
 しかし、周回遅れが間に入るなどして、#32 EPSON NSXは、なかなか#1 ZENT CERUMO SCを捕らえることができない。一方、背後では13周目の最終コーナーで周回遅れに詰まったところを突かれ、#100 RAYBRIG NSXは#23 XANAVI NISMO Zの先行を許し4番手に。#18 TAKATA 童夢 NSXは10番手あたり、#8 ARTA NSXは13番手あたりを追走する。
 30周を過ぎたあたりからピットインが始まり、まずは#18 TAKATA 童夢 NSXが道上龍から小暮へ、#8 ARTA NSXがラルフ・ファーマンから伊藤大輔へ、#100 RAYBRIG NSXがセバスチャン・フィリップから細川慎弥へ、そして一時はレースリーダーとなった#32 EPSON NSXも、40周終了時にデュバルから武藤英紀へとドライバーチェンジする。
 しかし、残り30周となったあたりで、全車がピットインを終えるとトップを争っていたのは#23 XANAVI NISMO Zと#1 ZENT CERUMO SC。#18 TAKATA 童夢 NSXは小暮のドライブ中に電気系からくるパワーステアリングのトラブルで緊急ピットインを余儀なくされ、ファステストラップを奪ったもののレース途中でコースを去り、残った3台のNSXは健闘も、他車との接触によるドライブスルーペナルティーを受けながらも5位となった#32 EPSON NSXが最高位。#8 ARTA NSXが8位、#100 RAYBRIG NSXは11位となった。優勝は#1 ZENT CERUMO SCで、2位には#23 XANAVI NISMO Z。3位には#22 MOTUL AUTECH Zが続いている。
「決勝日になって完全なドライとなったことで、半ばギャンブル的なセットアップで臨んだ決勝だったが、結果的に週末を通じてマシンは安定して速かった。ペナルティーを受けながらも5位に入れたということで、まずまずではあったと思う」と武藤はコメント。
 なお、GT300では最終ラップにトップ4台がコンマ7秒以内にひしめくという大接戦となるも、なんとか逃げ切った#46 吉兆宝山 DIREZZA Zが優勝。2位には#13 エンドレスアドバンCCI Z、3位には#2 Privee Zurich・アップル・紫電.#62 WILCOM ADVAN VEMAC408Rはスタートを務めた黒澤が14〜15番手を走行も、電気系からくるエンジントラブルに見舞われて長い間ピットでストップ。終盤コースに戻ったものの、リタイアとなってしまった。

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