十勝24時間レース 【エンジニア’s レポート】

2006.7.25

日程 7月15日 練習
   16日15時 決勝スタート 
   17日15時 フィニッシュ 

STクラス4エントリー
#8  フォーミュラドリームレーシングチーム  DC5
#18  浅野レーシング            DC5
#28  スワローレーシング          DC5
#73  TEAM A−ONE           DC5  
#77  Mirage Factory Racing Team       DC5
#98  スズバンレーシング          DC5
#999  Project μ Racing Team   DC5

決勝クラス順位(総合順位)
1(12) #8   900 lap
2(14) #73   896 lap
3(18) #999 853 lap
4(23) #18 805 lap
5(26) #98 691 lap
以上完走
#28 615 lap
#77 674 lap 


今年も恒例の十勝24時間レースの季節が到来しました。
クラス4のホンダ勢は通常のスーパー耐久エントリー組に加え、#8のフォーミュラドリームレーシングチームと#28スワローレーシングがエントリーしています。
特に#8はホンダ系の若手ドライバー、武藤、伊沢、塚越の3名がドライブ、監督は昨年のチャンピオン渡辺明選手と初参戦ながら十分上位を狙えるポテンシャルを持っています。
また、#999も昨年のST1チャンピオン谷口選手を助人に向かえ勝ちを狙います。
今回、スーパー耐久レギュラーの#73 TEAM A−ONE、#98スズバンレーシング、#999 Project μ Racing Teamに加え#8フォーミュラドリームレーシングチームのコンピュータもM-TECでサービスを行う事になりました。

十勝24時間レースは予選が無く、クラス毎にシリーズランキング順にスターティンググリットが決められます。金曜、土曜日は練習走行に充てられますが、走行せずレースに備えエンジンその他の部品を交換するチームあり、練習でトラブルが起きてその対策に追われるチームあり、で様々です。日曜午後3時スタートのレースに備えピットクルーは早く作業を終わらせて体を休ませたいところですが、そうはいかないチームもあります。

日曜は午前10:50からのフリー走行の為、9時過ぎから各チームの準備が始まります。レースはPM3:00スタートの24時間耐久ですが、ピットクルー、スタッフにとっては日曜の朝から月曜の夜までの36時間前後の耐久になります。車両に過酷な24時間耐久ですが、ピットクルーにも過酷なレースです。普通のレースでは車両トラブルやアクシデントでコース上、コース脇に止まってピットに戻って来られない車両はリタイアするしかないのですが、十勝24時間はコース脇の車両をレッカー移動させてパドックに戻します。そしてリペアエリアと言う場所で車両の修理、修復を行う事が出来るのです。他のレースではリタイアしてしまう様なトラブルでもここでは修復後レースに復帰出来るのです。これはエントラントにとっては走り続ける事が出来るありがたいルールですがピットクルーにとっては大変です。只でさえ過酷な36時間労働に、星空の下での車両の修復作業が加わるかもしれないからです。チームの車両にトラブルが起きて止まってしまったら、ピットクルーは工具やジャッキ、その他の道具、部品を押してリペアエリアに走ります。そこでは普通なら工場に帰って行なう様な作業が待っているかもしれないのです。雨が降ってしまったら最悪の環境です。毎年何台かの車両がリペアエリアのお世話になりますが、リペアエリアのおかげで24時間耐久レースの割にリタイアする車両が少ないのです。

レースは予定通り午後3時にスタートしました。
今年のST4クラスは序盤#8、#999、が順位を入れ替えながら競い、#73がその後を着いて行く展開となりました。#999は最初のピットインから左のエアジャッキの調子が悪く、ガレージジャッキを使っての作業となりましたが、他のチームに負けない素早い作業でトップ争いに食い込んでいました。しかし6時間を過ぎたところで突然のエンジンブロー。真夜中にリペアエリアでエンジン交換となりました。これで#999は大きく遅れ順位を落としますが、チームはエンジン交換を驚くべき速さで終わらせて車両をレースに復帰させました。#8は#999のエンジンブローの際にオイルに乗ってスピンするハプニングはありましたが大きなトラブルも無く、若いドライバー達が淡々と周回を重ねて行きます。#73もトラブルはないのですが、セーフティーカーが入った時の位置が悪かったりで#8との差が序々に広がってきます。一度はリペアエリアに入り大きくロスした#999でしたがその後驚異的な追い上げを見せます。他の車両のトラブルにも助けられ16時間経過時には3位までポジションを回復します。

月曜の午後3時、トップの#8は大きなトラブルも無く淡々と24時間を走りきり初優勝を飾りました。才能ある若いドライバー達とノントラブルで24時間走らせ続けたチームクルーの勝利でした。#73もノントラブルで走りきりましたが今回運は#8の方に味方した様で、4LAP遅れの2位となりました。追い上げた#999はトップから47LAP遅れの3位でしたがトラブルで停止していた時間を考えると十分優勝争いに絡めるスピードを持っていた事がわかります。#98は早い時間からトランスミッションにトラブルを抱え、何回かのピットでの修理を経て大きく遅れはしましたが見事完走を果たしました。

今回もM-TECサポートの車両が表彰台に並びました。

Written by IWT


カレンダー

<< 2007
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31