SUPER GT Rd.6 SUZUKA 1000km RACE レポート
2006.8.21■8月19日(土) 観衆:20000人
・予選1回目 曇り/ドライ 気温31℃ 路面温度38℃
GT500
#18 TAKATA 童夢 NSX 1位
#8 ARTA NSX 3位
#100 RAYBRIG NSX 7位
#32 EPSON NSX 不通過
GT300
#62 WILCOM ADVAN VEMAC408R 7位
・予選2回目 曇り/ドライ 気温30℃ 路面温度36℃
GT500
#18 TAKATA 童夢 NSX 1位
#8 ARTA NSX 3位
#32 EPSON NSX 7位
#100 RAYBRIG NSX 8位
GT300
#62 WILCOM ADVAN VEMAC408R 10位
・スーパーラップ 曇り/ドライ 気温31℃ 路面温度36℃
GT500
#8 ARTA NSX 3位
#18 TAKATA 童夢 NSX 4位
#100 RAYBRIG NSX 9位
#32 EPSON NSX 進出できず
GT300
#62 WILCOM ADVAN VEMAC408R 6位
■7月23日(日) 観衆:35000人
・フリー走行 晴れ/ドライ 気温31℃ 路面温度36℃
GT500
#8 ARTA NSX 4位
#18 TAKATA 童夢 NSX 5位
#100 RAYBRIG NSX 6位
#32 EPSON NSX 7位
GT300
#62 WILCOM ADVAN VEMAC408R 15位
・決勝 晴れ/ドライ 気温35℃ 路面温度50℃
GT500
#32 EPSON NSX 4位
#8 ARTA NSX 6位
#100 RAYBRIG NSX 9位
#18 TAKATA 童夢 NSX リタイア
GT300
#62 WILCOM ADVAN VEMAC408R 7位
■レポート
これまで鈴鹿独自の伝統のイベントとして開催されてきた鈴鹿1000kmが、今季新たにスーパーGTのシリーズ戦に加わり、「第35回インターナショナルポッカ1000km」としてお盆開けの8月19〜20日、鈴鹿サーキットで開催された。
金曜の走行では、午前のセッションはウエット、午後も後半には雨が降り出すなど、ドライでのセッティングに苦慮するチームが多かったが、1回目では#18 TAKATA 童夢 NSXがトップを奪い、2回目には#8 ARTA NSXが僅差の2番手、ナイトセッションの3回目には#32 EPSON NSXが好調な走りを見せるなど、まずまずの手応えを持って土曜の予選を迎えることとなった。
土曜の鈴鹿は晴天とはいかなかったが、気温も上昇。午前10時から予選1回目が行なわれた。
まず最初に行なわれたGT300クラスの占有走行では、序盤コースにオイルが出てしまいコンディションが今ひとつとなる中、#13 エンドレスアドバンCCI Zが2分08秒384をマークして暫定ポールを獲得。これに#5 プロμマッハGOGOGO車検320R九州、#19 ウエッズスポーツセリカが続くことに。#62 WILCOM ADVAN VEMAC408Rも柴原眞介のアタックで、2分08秒899をマーク。暫定7番手として午後のスーパーラップ進出を果たす。
このGT300クラスに続いて行なわれたGT500クラスの占有時間帯には、序盤から精力的にアタックした#32 EPSON NSXがロイック・デュバルのアタックでトップタイム争いを展開も、7分ほど経過した時点から各陣営のアタックが本格化。占有時間帯の終盤5分からは1分57秒台での争いが展開されたが、道上龍のドライブする#18 TAKATA 童夢 NSXが、唯一57秒を切る1分56秒950という好タイムをマークして暫定ポールポジションを獲得。2位に#12 カルソニック インパルZ、3位に#8 ARTA NSXがつけ、#100 RAYBRIG NSXは7番手に。ところが、占有時間帯終盤、ガス欠という予想外のトラブルに見舞われた#32 EPSON NSXは、S字入り口でストップ。このためデュバルのチームメイトである武藤英紀がアタックできず、基準タイムをクリアできなかったため、タイム的にはトップ10入りを果たしていたものの、惜しくもスーパーラップへの出走権を失う。とはいえ、#18 TAKATA 童夢 NSXの道上は「暫定ポールということで、スーパーラップでは条件の良い、一番最後にアタックできるだけにポール獲得に向けて頑張りたい」とコメント、午後に向け自信を見せた。
午後になってさらに気温は上昇も、1コーナー方向からの風によって、午後からは日陰となるピットでは比較的過ごしやすいコンディションとなる中、予選2回目は午後3時からのスタート。
このセッションではこの後に控えたスーパーラップに向けたセットアップと、サードドライバーの基準タイムクリアをこなす陣営が多い中、GT500では#18 TAKATA 童夢 NSXが引き続きトップを奪う。#12 カルソニック インパルZを挟んで#8 ARTA NSXも3番手と好調で、#32 EPSON NSXも無事に武藤英紀が基準タイムをクリアし7番手。#100 RAYBRIG NSXも8番手に。一方GT300クラスでは#47 吉兆宝山 DIREZZA Z、#101 TOY STORY Racing MR-S、#777 梁山泊 apr MR-Sがトップ3となり、柴原のみがステアリングを握った#62 WILCOM ADVAN VEMAC408Rは10番手として、いよいよスーパーラップを迎えた。
午後3時45分から行なわれたGT300クラスでは、序盤アタックしたマシンの多くがコースアウトやトラブルなどでタイムを落とす中、4番目に登場した#62 WILCOM ADVAN VEMAC408Rが、2分08秒700でトップに立つも、そのタイムは次々に更新され、結局#52 プロμ太陽石油KUMHOセリカが初ポールを獲得し、#19 ウエッズスポーツセリカ、#13 エンドレスアドバンCCI Zがトップ3に。#62 WILCOM ADVAN VEMAC408Rは6位から決勝に臨むことになった。
その後行なわれたGT500クラスのアタックでは、路面温度などがやや下がり、コンディションが良化する中、次々にトップが入れ替わる展開に。7番手にアタックした#25 ECLIPSE ADVANスープラが1分56秒546として初ポール獲得かと思われたが、9番手に登場した#12 カルソニック インパルZが1分56秒426をたたき出し、逆転でポールポジションを獲得。しかしながら#8 ARTA NSXは伊藤大輔のアタックで1分56秒633をマークし3番手と健闘。最終アタッカーとして登場した#18 TAKATA 童夢 NSXは、残念ながら1分56秒687とフロントロウに届かずも、4番手に。#100 RAYBRIG NSXは9番手で明日の決勝に臨むこととなった。
さらに天候が回復した日曜の鈴鹿。朝のフリー走行では各陣営ともに決勝に向けたセットアップを行い、GT500クラスでは#24 WOODONE ADVAN KONDO Zがトップに。NSX勢も#8 ARTA NSX、#18 TAKATA 童夢 NSX、#100 RAYBRIG NSX、#32 EPSON NSXが僅差で4〜7位に並び、順調な仕上がりを見せる。GT300クラスでは#5 プロμマッハGOGOGO車検320R九州がトップタイムをマーク。以下#52 プロμ太陽石油KUMHOセリカ、#19 ウエッズスポーツセリカが続き、#62 WILCOM ADVAN VEMAC408Rは15位として、午後1時の決勝スタートを迎えることとなった。
日差しが強まり、路面温度が50℃を超える状況下でフォーメイションが始まった決勝。スーパーGTマシンにとって、初の1000kmという長丁場での戦いが始まった。
GT500クラスでは、スタートからポールシッターの#12 カルソニック インパルZが逃げ、ペースの上がらない#25 ECLIPSE ADVANスープラが後続を抑える展開。このため僅差の接戦ながら、#8 ARTA NSX、#18 TAKATA 童夢 NSXは3〜4番手、#100 RAYBRIG NSXは9番手、予選最後尾となった#32 EPSON NSXは15番手で序盤を戦うことに。
しかし、すぐに救済措置でストレートの速い#24 WOODONE ADVAN KONDO Zなどが順位を上げ、GT300の周回遅れが出始めるとレースが動き出し、#8 ARTA NSXは#25 ECLIPSE ADVANスープラをかわして3位に返り咲き、#6 Mobil 1 SCの先行を許した#18 TAKATA 童夢 NSXも#25 ECLIPSE ADVANスープラをかわし5番手に復帰。タイヤトラブルのために9周目に早めのピットインを行なった#100 RAYBRIG NSXも、徐々に#32 EPSON NSXとともに下げた順位をばん回していく。
一方GT300クラスでも、序盤からポールシッターの#52 プロμ太陽石油KUMHOセリカが逃げ、#19 ウエッズスポーツセリカ、#47 吉兆宝山 DIREZZA Z、#13 エンドレスアドバンCCI Zが激しい2番手争いを展開。#62 WILCOM ADVAN VEMAC408Rは11周目に#7 雨宮アスパラドリンクRX7の先行を許すも、トップ10圏内を走行。序盤ダンロップコーナーで他車との接触と、ペナルティーのためポジションを12番手あたりにまで下げたが、再びそこからばん回を開始する。
トップを行く#12 カルソニック インパルZはさらにリードを広げ、完全な独走状態に。これを負って#8 ARTA NSXが健闘も、#18 TAKATA 童夢 NSXは21周でエンジントラブルのため、予想外の早期リタイアを喫することに。代わって#32 EPSON NSXがトップ10圏内に入ってくる。
レース半ばを過ぎても#12 カルソニック インパルZの独走状態は変わらず。そのマージンは大きくピットインの際にもトップを明け渡さないほどに。期待された#8 ARTA NSXもウインドウの不具合やブレーキトラブルなどで徐々に遅れを獲り、首位戦線から脱落。結局#12 カルソニック インパルZは173周のうち、首位を明け渡したのはわずかに4周という強さで1000kmを圧勝。2位に#22 MOTUL AUTECH Z、3位にはピットインの回数を減らした#35 BANDAI DIREZZA SC430が入った。しかし、5スティント作戦を採り粘り強く追い上げた#32 EPSON NSXが大健闘の4位に入賞。#8 ARTA NSXも6位、#100 RAYBRIG NSXも9位でのチェッカーとなった。
なお、GT300では#52 プロμ太陽石油KUMHOセリカが手堅いレースを展開し独走。2番手を追走した#27 direxiv ADVAN 320Rを寄せ付けず、韓国製タイヤメーカーであるクムホにスーパーGTで初の優勝をもたらすことに。3位には燃費を生かして4スティント作戦を採った#101 TOY STORY Racing MR-Sが入ることに。ペースを取り戻した#62 WILCOM ADVAN VEMAC408Rも、中盤以降は手堅くレースをまとめ、柴原が88周、黒澤が70周、合計158周を走破して7位でのチェッカーを受けた。
written by TAGUCHI













