第15・16戦 スポーツランド SUGO レースレポート
2006.9.18■9月16日(土) 観衆:6500人
・第15戦予選 曇り/ドライ 気温21℃ 路面温度27℃
#10 Honda 無限 F107 塚越広大 1分17秒120 4位
・第16戦予選 曇り/ドライ 気温2O℃ 路面温度29℃
#10 Honda 無限 F107 塚越広大 1分16秒997 5位
・第15戦決勝 曇り/ドライ 気温19℃ 路面温度25℃
#10 Honda 無限 F107 塚越広大 5位
ベストラップ:1分17秒569
今季も残すところ2ラウンド。終盤を迎えた全日本F3選手権だが、9月16〜17日にスポーツランドSUGOにて第15/16戦が行なわれた。
木曜から始まったレースウィークでは、これまで思うようなパフォーマンスの発揮できていなかったウエットセッションで、トップと同等の好タイムをマークした塚越広大。午後にはコースアウトする場面もあったが、大きな影響はなく、金曜のドライセッションを経て、土曜の公式予選に臨んだ。
午前10時10分から始まった第15戦予選では、塚越は開始3分のところでピットアウト。まず計測1周目に1分21秒080で2番手につけると、翌周には1分17秒913でモニターのトップに。
さらに1分17秒654へとタイムを伸ばすも、ライバル勢のタイムアップによりポジションを落とした塚越は、翌周にクールダウンラップを挟み、計測5周目に1分17秒361をマークし再び3番手に浮上。さらにアタックを続けた塚越は、チェッカー提示後の最終アタックで1分17秒120へとタイムアップも、4番手でこのセッションを終えることに。
インターバルにフロントキャンバーなどに調整を加えたチームは、続く第16戦に塚越を送り出す。
午前10時40分に始まった第16戦予選。塚越は、またも3分経過後にコースインすると、計測1周目は1分17秒984をマーク。さらに翌周1分17秒563し、序盤は3番手あたりにつける。さらに1分17秒131へとタイムを上げた塚越は、クールダウンラップを置いて、再びアタックを開始。計測6周目に1分16秒997をマークし17秒を切った塚越だったが、この時点でのポジションは4番手。最終ラップにもアタックした塚越だったが、残念ながらタイム更新はならず。ライバル勢のタイムアップもあり、結局第16戦予選は5番手となった。
ウォームアップの際にポツリポツリと雨が降り始めたものの、午後2時にフォーメイションがスタートした第15戦決勝は、大きな天候の崩れもなく行なわれた。
アウト側の4番グリッドからスタートした塚越は、好スタートを決めたエイドリアン・スーティルの先行を許し、1コーナーで5番手に。コンマ数秒差の僅差でスーティルを追う展開が続く。
ロベルト・ストレイトとスーティルは塚越の前で接戦を演じている状況が続いたが、9周目のSPコーナーでストレイトがミスを犯し、その間隙を突いてスーティルが3位に浮上。背後にいた塚越も、このチャンスを生かそうとしたが、今一歩届かずストレイトの後塵を拝することに。
結局、塚越はストレイトに迫ることができず、そのままの順位でチェッカー。優勝はファビオ・カルボーン、2位に大嶋和也、3位にスーティル、4位にストレイト、5位に塚越、6位には伊沢拓也が続くこととなった。
田中弘監督コメント
「今大会に向けては、菅生仕様というべき状態のマシンを持ち込んだ。木曜のウエットの状況ではまずまずだったが、ドライコンディションになってからは最終コーナーなどでのドライビングを含め、残念ながらコース攻略が充分できていないようだ。最終コーナーのあるセクター2でタイムが稼げていないのが現状である。金曜のニュータイヤでのアタックから、セットアップを修正して今日の予選に臨んだが、その点に関しては改善も見られ、タイム差も1秒からコンマ6〜7秒に縮まってはいる。また、予選から決勝に向けても空力やロール剛性など変更を加え、それも上手く行っていたようだ。ドライバーのフィーリングも予選よりも改善していたようだが、やはり残念ながら最終コーナーでのロスが大きかった。明日もそのあたりが課題になるだろう」
塚越広大コメント
「今回の菅生は初めて走るコースなのですが、最終コーナーなど難しく、まだまだ学ぶところがいっぱいある感じです。自分の中でうまく走れていないというか、攻め切れていません。決勝に向けて自分の走りなどをチェックし直して、自分としてはこの菅生のコースでの様々なトライをして、頑張ったつもりですが、残念ながら上位には届きませんでした。スタートでひとつ順位を下げた後は、前のスーティル選手とストレイト選手に着いてはいけたのですが、やはり最終コーナーがうまく走れていないので、追いつくことはできませんでした。明日は雨になりそうですが、今回はウエットでも悪くないですし、チャンスはあると思っています」
■9月17日(日) 観衆:16000人
・第16戦決勝 雨/ウエット 気温19℃ 路面温度22℃
#10 Honda 無限 F107 塚越広大 5位
ベストラップ:1分28秒079
■レポート
日曜の第16戦は、スタートの1時間ほど前から降り始めた雨によって、路面は完全なウエットに。このため、10分間のフリー走行が設けられたが、木曜のウエット時のセットアップを基本にセット変更を施したマシンでコースインした塚越は、1分29秒台前半のラップタイムで周回。タイヤ選択も確認し、まずまずのフィーリングを得て決勝に臨むことに。
コンディションの急変に伴い、主催者はセーフティーカーによる先導スタートを決定。そのため、正式なスタートは4周終了時から切られることとなった。
5番グリッドからスタートした塚越は、4位の大嶋に序盤からプレッシャーを掛ける。コンマ数秒のギャップのまま、追走を続けた塚越だったが、前にマシンが走行し、空力的に影響を受けていた他、大嶋のマシンが巻き上げる水煙のため視界が悪く、レース中盤には1秒ほどに間隔が開いてしまう。
レース終盤に掛けて再びペースを上げた塚越は、大嶋とのギャップを詰め、背後からオーバーテイクのチャンスを伺うが、残念ながら逆転には至らず。粘り強いレースを戦ったものの、塚越は5位でチェッカーを受けた。
この第16戦、優勝は連勝となるカルボーン。以下、スーティル、ストレイト、大嶋、塚越、そしてマルコ・アスマーというトップ6の結果となった。
田中弘監督コメント
「週末を通じて最終コーナーでのドライビング、スロットルワークを教えていたが、第16戦決勝ではそれがようやくつかめてきたようだ。最終区間でのセクタータイムも上がっており、ラップタイムも決して遅くはなかったと思う。今回のレースでは、これまでのウエットレースの中で、一番頑張っていたように思う。残るは最終ラウンドのもてぎのみとなったが、現チーム体制での集大成となるよう、ベストを尽くして臨みたい」
塚越広大コメント
「なかなかオーバーテイクするチャンスを作り出すことができず、間隔が縮まったり広がったりを繰り返して抜くまでに至らなかったので、自分でもじれったい展開になってしまいました。なんとしても抜きたかったのですが……。前半戦は最終コーナーでどんどん離されてしまったのですが、徐々にその区間での走り方がつかめてきて、ようやく田中弘監督の言うことが理解できた感じでした。雨の中でも調子の良かった木曜の午前中のように走れましたし、クルマは良かったと思います。もてぎでは有終の美を飾れるよう、ダブルポールを取って勝つという、パーフェクトな週末を演出したいと思います」













