塚越 広大 ドライバーズレポート <マカオグランプリ>
2006.11.2811月16〜19日 2006年 FORMULA3 MACAU GP(53rd Edition) ギアサーキット
参加台数32台
F3選手権の世界一決定戦とも言われるマカオグランプリに参戦しました。今回はイタリアのプレマパワーチームからの参戦となりチーム、マシンとエンジンが全日本F3とは違うパッケージでのレースになりました。練習走行から少しずつサーキット、マシンに慣れていき予選は10番グリットを獲得。予選レースではスタートで3番手まで上がるも5位でゴール。迎えた決勝はうまくレース運びをすることができ順調に走っていたのですが13周目にクラッシュしてしまいリタイヤとなってしまいました。
Qualify・・・2‘14.553/10位 天候・・・晴れ
木曜と金曜に1セッションずつ予選がありました。マカオでは1度クラッシュするといつも以上にリズムが悪くなってしまうので気を付けながらもタイムアップできるように走りました。しかし、マカオの予選はクリアラップを取れず、クラッシュも多いためチャンスを作ることが出来ませんでした。その中でもクリアラップをうまく取れた周があり出来る限りのアタックをしました。1回目の予選は2‘15.957で2回目の予選は2‘14.553とタイムアップして10番手グリッドを獲得することが出来ました。
Qualification Race・・・5位 天候・・・晴れ
レースのスターティンググリッドを決める大切な予選レースでした。10周で行なわれました。
スタートで、9番手に上り各マシンが交差する中、マンダリン手前で失速したマシンを抜くことに成功して、リスボアコーナーのブレーキングで一気に抜き去り、コーナーを曲がった時点で3番手にポジションアップしました。予選と違いレースを有利に運ぶためダウンホースを減らしていたため思っていたよりも不安定なマシンをコントロールして走りました。途中6番手にポジションを下げてしまいましたが8周目のマンダリンで5番手に浮上。そのあとも競り合いの末5番手でチェッカーを受けました。
RACE ・・・リタイヤ 天候・・・晴れ
日曜日に行なわれたレースは15周で行なわれました。朝に行なわれた練習走行でマシンのフィーリングを確認して予選レースよりもさらにダウンホースを減らしてレースに臨みました。
今回もスタートが決まり4番手に上がろうと1コーナーでインに入っていきましたが、行き場がなくなるほどブロックされてしまい接触。失速してしまったため順位を下げてしまい、マンダリンでも自分のポジションが思うように取れずアウトの壁ギリギリまで追いやられてしまいました。しかし、前方で起こった混乱をうまく切り抜け一時は10番手くらいまで下がったポジションを5番手まで戻ることが出来ました。次の周にセーフティーカーが入り5周目に再スタート。その際順位を下げてしまいましたが6周目のリスボアコーナーで再び5番手に上がり前車を追いかけました。今週で1番タイムもよく徐々に4番手に追いついていった13周目の最終コーナーでリアが流れてしまいコントロールする間もなくタイヤバリアにクラッシュしてしまいレースを終えてしまいました。
マカオグランプリでたくさんの経験をすることが出来ました。最終的にクラッシュしてしまいましたがいい走りが出来、自分に足りないものもわかりました。来年度、自分の弱点をなくしてさらなる飛躍ができるようにしたいと思います。
塚越 広大
第17・18戦 ツインリンクもてぎ レースレポート
2006.10.25■10月21日(土) 観衆:5600人
・第17戦予選 晴れ/ドライ 気温17℃ 路面温度21℃
#10 Honda 無限 F107 塚越広大 1分46秒517 3位
・第18戦予選 晴れ/ドライ 気温17℃ 路面温度23℃
#10 Honda 無限 F107 塚越広大 1分45秒888 2位
・第17戦決勝 晴れ/ドライ 気温20℃ 路面温度30℃
#10 Honda 無限 F107 塚越広大 2位
ベストラップ:1分47秒398
■レポート
いよいよ今季の最終ラウンドを迎えた全日本F3選手権。Honda TEAM 無限は10月21〜22日、ツインリンクもてぎでの第17/18戦に臨んだ。
金曜の占有走行では、午前は主にフロントカバーのサイドに設けたカナード状の新しい空力デバイスの評価を行なうも、ドライバーに大きなフィーリングの向上が感じられなかったため、午前の終盤からは空力デバイスを外してセットアップを行なうこととなった。その結果、総合のタイム的には7番手と、トップからコンマ3秒ほどの遅れにとどまったが、チームではまずまずの手応えを持って、土曜の予選セッションを迎えた。
午前8時50分から始まった第17戦予選。開始2分のところでコースインした塚越広大は、2周目の1分48秒691から計測を開始。この時点でいきなりトップに立つが、続く3周目に1分47秒242へとさらにタイムを上げる。この後、イエローフラッグがコース上に提示されたこともありクールダウンラップを挟んだ塚越は、5周目に1分46秒822として、下がっていた順位を3番手に再び押し上げる。
さらに6周目に1分46秒517をマークして2番手につけ、チェッカーを受けた塚越だったが、その後に石浦宏明がトップタイムをマークしたため、石浦、エイドリアン・スーティルに次ぐ3番手で第17戦予選を終えることとなった。
インターバルにマシンのチェックを行なったチームは、予想よりも涼しいコンディションとなったため、タイヤの内圧がやや低かったと判断、タイヤの内圧を再調整したニュータイヤを装着し、第18戦予選に塚越を送り出した。
第18戦予選では、塚越は約3分経過時点でアタックを開始。まずは1分47秒227で2番手につけると、翌3周目には1分46秒342へとタイムアップ。クールダウンラップを挟んだ5周目、1分46秒299とした塚越は、さらに1分45秒888へとタイムアップ。トップのタイムに肉薄する。
しかし、塚越が最後のアタックに入ったところで、コースアウトした車両があったためイエローフラッグが提示されたため、タイム更新はならず。結局スーティルがポールポジションを獲得し、塚越は僅差の2位。以下、ファビオ・カルボーン、マルコ・アスマーらが続く結果となった。
午後1時30分にフォーメイションラップが始まった第17戦決勝。それに先駆けたウォームアップで、チームではロール剛性を調整するなど、万全の体制でマシンを3番グリッドに並べた。
迎えたスタート。ややストール気味ながら、アウト側3番グリッドからまずまずの動き出しを見せた塚越は、右前方2番グリッドのスーティルがストールし、後続車両が突っ込むなどアクシデントが発生するものの、難を逃れてトップの石浦に1コーナーで迫るも、2番手で2コーナーを立ち上がる。
コンマ数秒差で石浦を追走する塚越は、3コーナーなどのブレーキングで石浦のインを伺うなど、プレッシャーをかけるものの、突破口は開けず。レース中盤以降は、石浦が1分47秒前半の好タイムでの周回を続けるなど惜しくもギャップを拡げられた塚越は、11周目に1分47秒398のベストタイムをマークも、これに届かず、優勝は石浦。塚越は惜しくも2番手でのチェッカーを受け、以下伊沢拓也、カルボーン、ロベルト・ストレイトらが続く結果となった。
田中弘監督コメント
「金曜午前には新しいカナード状の空力デバイスを試し、やや時間を費やしたが、結局午後に元に戻し、セットアップを進めることとなった。予選では金曜午前をベースに、少しリヤのダウンフォースを変化させて臨んだが、涼しかったことで、第17戦予選では、ややタイヤ内圧が上がらなかった。そのためインターバルにタイヤ内圧のみ調整し、第18戦予選に送り出したが、最後のアタックはイエローフラッグの影響もあり、僅かにポールポジションに届かなかった。第17戦決勝では、前にマシンがいる状態で、もっとドライバーが頑張ってついていかなければ。前のドライバーはここまで結果が残っておらず、ハングリーさが前面に出ており、塚越は気合で負けていたように思う」
塚越広大コメント
「予選では、1回目に少しオーバーステア傾向があったと感じましたが、インターバルに修正していただいて、2回目にはかなり良くなっていました。クルマは良かったのですが、ほんの僅かずつのミスによる遅れが重なってポールポジションには届かなかったような感じでした。決勝のスタートは、自分でもかなり良かったと思いましたが、1コーナーでは前に出ることはできませんでした。序盤の4周ほどで前にプレッシャーを掛けられたところで、もっと勝負できなかったかと残念です。あそこで、前に出られなかったのが、2位に甘んじた原因だと思います。明日は今季最終戦ですし、フロントロウからのスタートですから、今日のようなスタートを決めて有終の美を飾れるよう頑張ります」
■10月22日(日) 観衆:15000人
・第18戦決勝 曇り/ウエット 気温18℃ 路面温度25℃
#10 Honda 無限 F107 塚越広大 11位
ベストラップ:1分47秒862
■レポート
いよいよ今季最終戦となった日曜の第18戦決勝。前日の結果によって、ドライバーズタイトルはスーティルが獲得していたが、チームとしてもドライバーとしても、フロントロウから臨むこの一戦で有終の美を飾るべく、午前10時53分にスタートの瞬間を迎えた。
前日まずまずのスタートを見せた塚越だったが、この日はホイールスピンが多く、残念ながら加速に失敗。イン側からアスマーの先行を許してしまう。
さらに、1〜2コーナー間でカルボーンと競り合いながら立ち上がり、カルボーンをけん制しながら3コーナーへのアプローチを開始した塚越だったが、イン側のラインの閉め方が充分ではなかったか、最内のラインにカルボーンに飛び込まれてしまう。
なんとかポジションを守るべく、3コーナーへのブレーキングとターンインを開始した塚越だったが、ここで左リヤ部分をカルボーンにヒットされ、あえなくスピン。3コーナーアウト側のグラベルにはまってしまい、コースマーシャルの牽引によってコースに復帰を果たすも、残念ながら周回遅れとなってしまう。
ここから追い上げを図った塚越は、1分47秒台のタイムをマークし、周回遅れながらも4位争いの集団に追いつくなど速さを見せたものの、20周のレースではポジションの回復はならず。結局13位でのチェッカーとなってしまった。
なお、レース後、チームでは1号車が使用していたフロントブレーキのダクトについて、国際モータースポーツ競技規則付則J項にある「前後ブレーキ冷却用のダクトは、ホイール中心から上下140mmの範囲に収まらなければならない」とする規定に違反するのではないか、という抗議を提出。この抗議が大会審査委員会に認められ、1号車ならびに同様の仕様であった36号車が失格となったため、暫定結果が改定され塚越は11位に。しかし、1、36号車を走らせるトムス陣営から控訴が提出されたため、この第18戦は暫定結果のまま保留されることとなった。
田中弘監督コメント
「レース前に、塚越には1周目に必ずカルボーンが仕掛けてくるので、3コーナーや5コーナーでは細心の注意を払えと指示していたのだが。3コーナーでの接触は、本来カルボーンにペナルティーが科せられてしかるべきだったとは思うが、塚越もあのような状況にならぬよう、その前に1〜2コーナーからの位置取り、3コーナーへかけてのライン取りなど、いくらでも対処できたはずだ。抗議については、シリーズを代表するチャンピオンマシンとなった1号車だけに、あのような違反があるべきではないと考えた。ヨーロッパでも当該部分に関しては、各チームがきちんと対処しており、インターナショナルカテゴリーであるF3だけに、日本でもきっちりしておくべきである」
塚越広大コメント
「無心でスタートしたのですが、回転が高かったのか、スタートでホイールスピンが多くて出遅れてしまいました。それでもなんとか3番手で、カルボーン選手の攻勢は抑えられそうだったのですが、3コーナーへの進入で、イン側の閉めが足りなかったのか、向こうに入られてしまって。コーナーにアプローチしたところで、左のリヤに追突されてスピンを喫してしまいました。その後はクルマの調子も良かったのですが、前に追いついたところでミスがあるなど、周回遅れとはいえ、もっと抜いていきたかったですね。今季は僕のミスで結果が残せなかったことが悔しくてたまりません。しかし、本当に多くのことを学んだので、それを確実に自分の身に着けて今後に生かして行きたいと思います」
第15・16戦 スポーツランド SUGO レースレポート
2006.9.18■9月16日(土) 観衆:6500人
・第15戦予選 曇り/ドライ 気温21℃ 路面温度27℃
#10 Honda 無限 F107 塚越広大 1分17秒120 4位
・第16戦予選 曇り/ドライ 気温2O℃ 路面温度29℃
#10 Honda 無限 F107 塚越広大 1分16秒997 5位
・第15戦決勝 曇り/ドライ 気温19℃ 路面温度25℃
#10 Honda 無限 F107 塚越広大 5位
ベストラップ:1分17秒569
今季も残すところ2ラウンド。終盤を迎えた全日本F3選手権だが、9月16〜17日にスポーツランドSUGOにて第15/16戦が行なわれた。
木曜から始まったレースウィークでは、これまで思うようなパフォーマンスの発揮できていなかったウエットセッションで、トップと同等の好タイムをマークした塚越広大。午後にはコースアウトする場面もあったが、大きな影響はなく、金曜のドライセッションを経て、土曜の公式予選に臨んだ。
午前10時10分から始まった第15戦予選では、塚越は開始3分のところでピットアウト。まず計測1周目に1分21秒080で2番手につけると、翌周には1分17秒913でモニターのトップに。
さらに1分17秒654へとタイムを伸ばすも、ライバル勢のタイムアップによりポジションを落とした塚越は、翌周にクールダウンラップを挟み、計測5周目に1分17秒361をマークし再び3番手に浮上。さらにアタックを続けた塚越は、チェッカー提示後の最終アタックで1分17秒120へとタイムアップも、4番手でこのセッションを終えることに。
インターバルにフロントキャンバーなどに調整を加えたチームは、続く第16戦に塚越を送り出す。
午前10時40分に始まった第16戦予選。塚越は、またも3分経過後にコースインすると、計測1周目は1分17秒984をマーク。さらに翌周1分17秒563し、序盤は3番手あたりにつける。さらに1分17秒131へとタイムを上げた塚越は、クールダウンラップを置いて、再びアタックを開始。計測6周目に1分16秒997をマークし17秒を切った塚越だったが、この時点でのポジションは4番手。最終ラップにもアタックした塚越だったが、残念ながらタイム更新はならず。ライバル勢のタイムアップもあり、結局第16戦予選は5番手となった。
ウォームアップの際にポツリポツリと雨が降り始めたものの、午後2時にフォーメイションがスタートした第15戦決勝は、大きな天候の崩れもなく行なわれた。
アウト側の4番グリッドからスタートした塚越は、好スタートを決めたエイドリアン・スーティルの先行を許し、1コーナーで5番手に。コンマ数秒差の僅差でスーティルを追う展開が続く。
ロベルト・ストレイトとスーティルは塚越の前で接戦を演じている状況が続いたが、9周目のSPコーナーでストレイトがミスを犯し、その間隙を突いてスーティルが3位に浮上。背後にいた塚越も、このチャンスを生かそうとしたが、今一歩届かずストレイトの後塵を拝することに。
結局、塚越はストレイトに迫ることができず、そのままの順位でチェッカー。優勝はファビオ・カルボーン、2位に大嶋和也、3位にスーティル、4位にストレイト、5位に塚越、6位には伊沢拓也が続くこととなった。
田中弘監督コメント
「今大会に向けては、菅生仕様というべき状態のマシンを持ち込んだ。木曜のウエットの状況ではまずまずだったが、ドライコンディションになってからは最終コーナーなどでのドライビングを含め、残念ながらコース攻略が充分できていないようだ。最終コーナーのあるセクター2でタイムが稼げていないのが現状である。金曜のニュータイヤでのアタックから、セットアップを修正して今日の予選に臨んだが、その点に関しては改善も見られ、タイム差も1秒からコンマ6〜7秒に縮まってはいる。また、予選から決勝に向けても空力やロール剛性など変更を加え、それも上手く行っていたようだ。ドライバーのフィーリングも予選よりも改善していたようだが、やはり残念ながら最終コーナーでのロスが大きかった。明日もそのあたりが課題になるだろう」
塚越広大コメント
「今回の菅生は初めて走るコースなのですが、最終コーナーなど難しく、まだまだ学ぶところがいっぱいある感じです。自分の中でうまく走れていないというか、攻め切れていません。決勝に向けて自分の走りなどをチェックし直して、自分としてはこの菅生のコースでの様々なトライをして、頑張ったつもりですが、残念ながら上位には届きませんでした。スタートでひとつ順位を下げた後は、前のスーティル選手とストレイト選手に着いてはいけたのですが、やはり最終コーナーがうまく走れていないので、追いつくことはできませんでした。明日は雨になりそうですが、今回はウエットでも悪くないですし、チャンスはあると思っています」
■9月17日(日) 観衆:16000人
・第16戦決勝 雨/ウエット 気温19℃ 路面温度22℃
#10 Honda 無限 F107 塚越広大 5位
ベストラップ:1分28秒079
■レポート
日曜の第16戦は、スタートの1時間ほど前から降り始めた雨によって、路面は完全なウエットに。このため、10分間のフリー走行が設けられたが、木曜のウエット時のセットアップを基本にセット変更を施したマシンでコースインした塚越は、1分29秒台前半のラップタイムで周回。タイヤ選択も確認し、まずまずのフィーリングを得て決勝に臨むことに。
コンディションの急変に伴い、主催者はセーフティーカーによる先導スタートを決定。そのため、正式なスタートは4周終了時から切られることとなった。
5番グリッドからスタートした塚越は、4位の大嶋に序盤からプレッシャーを掛ける。コンマ数秒のギャップのまま、追走を続けた塚越だったが、前にマシンが走行し、空力的に影響を受けていた他、大嶋のマシンが巻き上げる水煙のため視界が悪く、レース中盤には1秒ほどに間隔が開いてしまう。
レース終盤に掛けて再びペースを上げた塚越は、大嶋とのギャップを詰め、背後からオーバーテイクのチャンスを伺うが、残念ながら逆転には至らず。粘り強いレースを戦ったものの、塚越は5位でチェッカーを受けた。
この第16戦、優勝は連勝となるカルボーン。以下、スーティル、ストレイト、大嶋、塚越、そしてマルコ・アスマーというトップ6の結果となった。
田中弘監督コメント
「週末を通じて最終コーナーでのドライビング、スロットルワークを教えていたが、第16戦決勝ではそれがようやくつかめてきたようだ。最終区間でのセクタータイムも上がっており、ラップタイムも決して遅くはなかったと思う。今回のレースでは、これまでのウエットレースの中で、一番頑張っていたように思う。残るは最終ラウンドのもてぎのみとなったが、現チーム体制での集大成となるよう、ベストを尽くして臨みたい」
塚越広大コメント
「なかなかオーバーテイクするチャンスを作り出すことができず、間隔が縮まったり広がったりを繰り返して抜くまでに至らなかったので、自分でもじれったい展開になってしまいました。なんとしても抜きたかったのですが……。前半戦は最終コーナーでどんどん離されてしまったのですが、徐々にその区間での走り方がつかめてきて、ようやく田中弘監督の言うことが理解できた感じでした。雨の中でも調子の良かった木曜の午前中のように走れましたし、クルマは良かったと思います。もてぎでは有終の美を飾れるよう、ダブルポールを取って勝つという、パーフェクトな週末を演出したいと思います」
塚越 広大 ドライバーズレポート <第13戦、第14戦 富士>
2006.8.318月26、27日 2006年 全日本フォーミュラ3選手権シリーズ第13戦、第14戦
富士スピードウェイ 参加台数14台
今シーズン2回目の富士スピードウェイのレースは思ったよりも涼しい中行われました。
予選では1回目には5回目となるポールポジションを獲得。2回目はうまくアタックすることが出来ず3番手。第13戦はリタイヤ。第14戦はレインコンディションのレースで自分のミスで大きく順位を落としてしまい11位となってしまいました。
第13戦予選・・・1‘38.545/1位 天候・・・曇り
今回もアタック2周してからクールラップを入れてまたアタックする作戦でした。前日に雨が降ったのですが、思っていたよりもいいコンディションのなか走る事が出来ました。このコースは後半部分がミスをしやすいコースなので、なんとかまとめられる様に集中しました。路面はよくなっていきクールラップ2周後にアタックした周をまとめる事が出来タイムを更新。さらにタイムアップを図ろうとしたのですがまとめる事が出来ませんでしたが、更新したタイムがトップタイムとなり富士スピードウェイで初めてのポールポジションを獲得する事が出来ました。
第14戦予選・・・1‘38.458/3位 天候・・・曇り
10分間のインターバルを挟んで2回目の予選が行われました。1回目と同じようにアタックしたのですが、今回はクリアラップを取る事が出来ずうまくアタックが出来ませんでした。2周のアタックでタイムを出せなかったのでクールラップを入れたときに空いているスペースを狙っていきました。しかし、またしても他車に引っかかってしまいました。最後のアタックでは少し焦ってしまいAコーナーでコースアウトしてしまいタイムを更新する事が出来ず3番手タイムとなってしまいました。
第13戦 決勝・・・リタイヤ 天候・・・曇り
第13戦は土曜日の午後に行われました。2周マシンのフィーリングを確認しグリットにつきました。ローリングではリアタイヤ特に温めてスターティンググリットにつきました。シグナルが変わりスタート。マシンの動き出しまではよかったのですがそこから加速が鈍ってしまい、Aコーナーでポジション取りが悪く4番手まで落ちてしまいました。3番手とは常に等間隔でなかなか仕掛けるまでいきませんでしたが、10周目に前方の車がミスをしたためオーバーテイクしましたが、立ち上がりに後方から接触されスピン、再発進したものの車にダメージがあり、残り2周でリタイヤとなってしまいました。
第14戦 決勝・・・11位 天候・・・雨
日曜日に行われた第14戦はF3のレース直前に雨が降り始め、レインコンディションのレースとなりレース前に10分間のフリー走行が設けられました。
スタートして1コーナーでアウトのラインを取った事が仇となり後方から突っ込んできたマシンに引っかかってしまい行き場をなくしてポジションを下げてしまい、さらにシケインのブレーキングで止まりきれずオーバーランしてしまい12番手まで落ちてしまいました。そこから何とか這い上がろうと走りましたが差を詰める事が出来ずさらに何度かオーバーランもしてしまい11番手でのゴールとなってしまいました。
今回予選ではポールポジションを獲得する事が出来よかったのですが、決勝でうまく結果を残せませんでした。残り4戦しかありませんが最後まで一生懸命結果を出すよう走ります。
次回レース・・・9月16,17日 第15戦 第16戦 スポーツランドSUGO
第13・14戦 富士スピードウェイ レースレポート
2006.8.30■8月26日(土) 観衆:8900人
・第13戦予選 晴れ/ドライ 気温25℃ 路面温度37℃
#10 Honda 無限 F107 塚越広大 1分38秒545 PP
・第14戦予選 晴れ/ドライ 気温25℃ 路面温度38℃
#10 Honda 無限 F107 塚越広大 1分38秒458 3位
・第13戦決勝 晴れ/ドライ 気温22℃ 路面温度29℃
#10 Honda 無限 F107 塚越広大 13位
ベストラップ:1分38秒378
■レポート
今季2度目の開催となる富士を舞台に、夏休み最終週に全日本F3選手権第13/14戦が行なわれた。
予選午前11時から始まった第13戦予選に向けては、金曜日の午後の走行がウエットコンディションとなったものの、持込段階で想定していたセットアップで臨んだ塚越広大。セッション開始約3分の時点でコースインした塚越は、計測1周目から1分39秒140をマークしトップに立つと、翌周には1分38秒839へとタイムアップ。続く2周を1分40秒台、1分42秒台とクールダウンラップとした塚越は、ライバル勢のタイムアップで3番手あたりに下がっていたが、計測5周目に1分38秒545を叩きだして再び首位を奪還。ファイナルラップでのタイムアップこそ出来なかったが、そのまま塚越はポールポジションを獲得。童夢シャシーにとって初となる富士でのポールポジションであった。
続く第14戦予選。再びセッション開始から3分経過後にコースインした塚越は、計測1周目に1分38秒748でまたもモニターのトップにつける。翌周は1分38秒458とタイムアップしたものの、セクター2やセクター3でスローカーに引っ掛かるなど、その後は思うようにタイムアップできない。ようやく得られたクリアラップでも、気負いがあったのかコカコーラコーナーでコースオフしてしまい、タイム更新はならず。結局ベストは2周目の1分38秒458となり、3番手。残念ながら連続ポールポジション獲得はならなかった。
午後4時20分にフォーメイションがスタートした第13戦決勝。夕方とあってか気温22℃、路面温度29℃と肌寒いほどのコンディションでのレースとなった。
アウト側ポールポジションからスタートに臨んだ塚越だったが、レッドシグナルが消えた瞬間、ホイールスピンを起こして出遅れ、1コーナーでは4番手にドロップしてしまう。
そこから前を行くエイドリアン・スーティルを追う塚越だったが、スーティルも前のマルコ・アスマーと競り合っており、なかなか抜くチャンスは訪れず、この3台での緊迫した2位争いが延々と続く。
ところが、10周目のダンロップコーナー進入で前のスーティルがブレーキングでミスを犯したため、空いたインに塚越が飛び込む。しかしスーティルも譲らず、そのまま2台は時折接触しながらもホイールtoホイールの接戦状態のまま最終コーナーへ。ここで再びアウトにはらんだスーティルのインを突いた塚越は、立ち上がりで前に出る。ところが、立ち上がりでの加速状態に入り、通常のラインであるアウト側へ向かった塚越の左リヤ部分に、スーティルのマシンの右フロント部分が接触。2台は絡み合うようにしてコースアウトしてしまう。
なんとかコースに復帰した塚越だったが、接触によってラジエターにダメージを負ったため、オーバーヒート。14周目にコースサイドにマシンを止め、13位という不本意な結果となった。
なお、この接触時のスーティルの危険行為に関して、チームはレーシングアクシデントではなく、きちんと全日本F3選手権統一規則に基づいたペナルティーポイントを課すべきと抗議書を提出。これを却下されたため、改めて控訴手続きを取ることとした。
■8月27日(日) 観衆:24100人
・第14戦決勝 小雨/ウエット 気温20℃ 路面温度24℃
#10 Honda 無限 F107 塚越広大 11位
ベストラップ:1分47秒086
■レポート
日曜の富士は朝からどんよりと曇り、今にも雨が降り出しそうな天候。やはり決勝まで天候は持たず、正午ごろには雨が降り始め、路面はウエットに。このため、決勝前に10分間のフリー走行が設けられた。
前日のオーバーヒートのため、エンジンを載せ換えたチームだったが、このフリー走行に送り出した塚越がエンジンの不調を訴えてすぐにピット戻ってくる。スタッフがデータをチェックし、問題箇所のパーツを交換。事なきを得たが、貴重なウエット路面でのセットアップの確認およびタイヤ選択の時間を失ってしまう。
さらに、グリッド上で適正なレインタイヤに履き替えようとしたものの、そのタイヤを装着しているホイールにわずかな歪みがあることが判明したため、予定外のレインタイヤを使用せざるを得ない状況となった。
迎えたスタートでは、塚越は伊沢に先行され4番手で1コーナーにアプローチしたが、好スタートを切って飛び込んできたファビオ・カルボーンとの競り合いの間に、再び順位を落としてしまう。さらに塚越は1周目のダンロップコーナーで飛び出し、1周目を13番手という順位で通過する。
しかし、その後塚越は10番手までポジションを挽回も、ペースが上がらずコースアウトも喫するなどしてポジションを落とし、11番手でのフィニッシュとなってしまった。
塚越 広大 ドライバーズレポート <第11戦、第12戦 オートポリス>
2006.8. 98月5、6日 2006年 全日本フォーミュラ3選手権シリーズ第11戦、第12戦
オートポリス 参加台数13台
シーズン後半戦の最初となるレースが九州のオートポリスで行なわれました。走行するのが始めてのコースでしたがセッションを重ねるごとにタイムアップしていきました。コースは、アップダウンが多く難しいコースでした。
第11戦 予選・・・1‘43.151/4位 天候・・・晴れ
今回は天気も快晴で路面温度もかなり高い状況での予選でした。路面温度とコースレイアウト的にタイヤのスイートスポットが少ないため、1周が勝負になりました。ギリギリまでコースインをしないでチャンスを伺いました。コースインしてアタックしましたが、肝心な1周目にアクセルワークがうまくいかずコーナーの立ち上がりで滑ってしまいました。2周目もそのままアタックし、タイムアップすることはできましたが思うようなタイムを出すことができず4番手タイムとなってしまいました。
第12戦 予選・・・1‘42.524/3位 天候・・・晴れ
10分間のインターバルをはさみ2回目の予選が始まりました。1回目から少しマシンのセッティングを合わせ、ギリギリまでアタックのタイミングを待ってから臨みました。そして、2回目の予選は1周アタックしてクールラップを入れ、最後にもう1度アタックする作戦に変更しました。1回目の予選ではミスが多く出てしまったのでなんとかまとめられるように走りました。作戦は成功し最後のアタックでタイムアップすることができ12戦は3番手からのスタートになりました。
第11戦 決勝・・・7位 天候・・・晴れ
土曜日の午後に行なわれた決勝は4番手アウト側からのスタートでした。最初のコースインの時には、マシンの状況を感じながらも少しでもタイヤを傷めないように走りました。シグナルが消えてスタートしたときにアクセル開度を開け過ぎてしまい、ホイールスピンしてしまいました。なかなかホイールスピンが治まらず7番手まで後退してしまいました。前を走るマシンを追いかけていきましたが、ダウンフォースが抜けてしまい1秒以内の差に詰める事ができず、ラインを変えたり間合いを取ったりしましたが抜く事ができず7位のままチェッカーとなりました。
第12戦 決勝・・・4位 天候・・・晴れ
日曜日の正午過ぎに第12戦の決勝が行なわれました。
スタートで順位を落としてしまい1コーナーに進入するとき内側しかラインがなかったので、小さく回りアウト側でオーバーランしたマシンを抜き返すことができポジションは4番手で1周目を終えました。なかなかペースを上げることができず、さらに周回遅れがトラブルでスローダウンしているときにラインをふさがれてしまい差がついてしまいました。タイヤのマネージメントよりも1周を予選のように走りました。他のマシンのペースが落ちている中、コンスタントにいいタイムを重ねることができ、3番手に追いついていきましたがはじめについてしまった差を埋めることはできず4位でゴールしました。
初めてのサーキットでいいパフォーマンスを見せたかったのですが、なかなかうまくできませんでした。しかし、12戦の決勝のように暑い中でもコンスタントにいいタイムで走れるのはレースではとても有利になると思います。まだ、課題のスタートを決めることができませんが精度を上げていってレースで決められるように練習します。
次回レース・・・9月16,17日 スポーツランドSUGO
塚越広大
第11・12戦 オートポリス レースレポート
2006.8. 9■8月5日(土) 観衆:9132人
・第11戦予選 晴れ/ドライ 気温28℃ 路面温度42℃
#10 Honda 無限 F107 塚越広大 1分43秒151 4位
・第12戦予選 晴れ/ドライ 気温29℃ 路面温度42℃
#10 Honda 無限 F107 塚越広大 1分42秒524 3位
・第11戦決勝 晴れ/ドライ 気温28℃ 路面温度38℃
#10 Honda 無限 F107 塚越広大 7位
ベストラップ:1分45秒072
■レポート
全日本F3選手権にとっては、シリーズ初開催となるオートポリスを舞台に、8月5〜6日、第11/12戦が行なわれた。前戦鈴鹿で初優勝と2位表彰台を得ただけに、ここでさらにポイントを稼ぎ、チャンピオンシップ争いで首位に肉薄したいところだ。
このオートポリスでは、レースウィークに合同テストが組み込まれ、走行開始は木曜日から。気圧の低い高地であることから、空力面への悪影響を鑑み、新たな空力デバイスを用意し、ディメンションなどにも変更を加えて臨んだチームだったが、テストでは思うようなパフォーマンスが発揮できず、ライバル勢にコンマ3秒ほどの差がなかなか縮まらぬまま、土曜日の予選を迎えることとなった。
木〜金曜同様に暑く、路面温度が40℃を超えた状況で始まった午前11時05分からの第11戦予選。テスト走行の間に、このサーキットが非常にタイヤに厳しいということが判明していたことから、アタックは1〜2周ほどしかできないとあって、他の陣営同様チームは塚越をセッション開始からピットで待機させる。
セッション開始から約7分が経過したところで、ようやく塚越はコースイン。計測1周目に1分43秒243でまずはモニターのトップに躍り出た塚越は、細かいミスはあったものの翌周に1分43秒151へとさらにタイムアップ。計測3周目にチェッカーが出されるが、その間にライバル勢が42秒台に突入し、塚越はポジションダウン。最終ラップは44秒台にとどまったことから、残念ながら第11戦予選は4番手となってしまう。
この第11戦予選、PPは大嶋和也、2位は伊沢拓也、3位はロベルト・ストレイト、4位に塚越、5位にファビオ・カルボーン、6位にエイドリアン・スーティルという結果となった。
インターバルの10分間で、チームは路面コンディションの好転を予測し、リヤのロール剛性を調整。再び午前11時30分からの第12戦予選を迎えた。
第11戦予選と同様にセッション開始からしばらくはピットで待機する塚越。ライバル勢も誰もコースインしないが、開始から6分ほどで塚越もピットを離れ、アタックに向かう。
残り5分を切った段階でようやく刻んだ計測1周目のタイムは、1分42秒629。一気に42秒台突入し、再びモニターのトップに躍り出た塚越は、翌周はクールダウンラップとするが、この間にポジションは3番手に。満を持して再度アタックした計測3周目は、1分42秒524。コンマ1秒のタイムアップを果たした塚越だったが、残念ながらポジションは変わらず。結局第12戦予選での塚越は3番手となった。
この第12戦のPPは大嶋。2位にストレイト、3位に塚越、4位にスーティル、5位にジョニー・リード、6位に伊沢というトップ6となっている。
午後3時34分にフォーメイションがスタートした第11戦決勝。基本的に大きなセットアップ変更ではなく、コンディションの似た金曜午後のセットに近い仕様でウォームアップを走行した塚越だったが、そこでさらなるマシンバランスの改善を狙って、リヤのロール剛性などを再調整したマシンでグリッドに着くこととなった。気温は28℃、路面温度は38℃である。
レッドランプが消え、全車がいっせいにスタートを切ったが、ここでアウト側の汚れたグリッドだったこともあり、塚越はホイールスピンを起こして出遅れ、カルボーン、スーティル、リードの後塵を拝することに。これで7位にドロップした塚越は、前を行くスーティルとの差1秒以内で周回を重ねるが、スーティルもペースの遅いリードと5位を争っており、なかなかチャンスは訪れない。序盤には雨がパラつくなどしたものの、コンディションの大きな崩れはなく、膠着した展開が続く。
結局、攻略の糸口がつかめぬまま、そのまま14周のレースは終了。塚越は7位でのチェッカーとなった。
第11戦の優勝は大嶋、2位にストレイト、3位に伊沢、4位にカルボーン、5位にリード、6位にスーティルとなっている。
田中弘監督コメント
「高地であることからマシンの空力的アドバンテージが少なくなる上、エンジンについてもトルクバンドの性質など、オートポリスというサーキットに残念ながら合っていないといえる。なんとか修正を試みたが、予選2回目ではまずまずながら、予選1回目ではドライバーのミスが大きかったように思う。決勝では集団の中での走行となり、シフトの面などで自分のペースで走れなかったことから、ラップタイムも遅い前車と同様になってしまっていた。明日の決勝については、ギヤリングなどを変更して臨む必要がありそうだ」
塚越広大コメント
「1回目の予選ではかなりミスをしてしまって、全然まとめることができませんでしたね。クルマ的には良かったのですが……。路面が良くなることを見越してインターバルに少しクルマのバランスを調整していただいて、予選2回目にはさらにフィーリングが良くなり、うまくまとめることができました。決勝では、路面も悪かったこともありましたが、スタートで焦ってしまい、ホイールスピンを起こしてしまいました。レース中は、前のマシンに追いつくところと離れるところがあったのですが、上手くタイミングを合わせられず動きのないまま終わってしまいました。明日はもっと落ち着いていきたいと思います」
■7月9日(日) 観衆:20227人
・第12戦決勝 晴れ/ドライ 気温28℃ 路面温度44℃
#10 Honda 無限 F107 塚越広大 4位
ベストラップ:1分45秒518
■レポート
日曜の第12戦決勝は、午後零時50分にスタートを迎えた。気温は28℃と前日とはあまり変わらないものの、日差しが強く路面温度は44℃と少し高くなっている。
このコンディション変化に対応、集団の中でのパフォーマンス向上のために、空力やロール剛性などセットアップを変更したマシンで臨んだ塚越だったが、スタートでの動き出しが悪く、1コーナーまでにスーティルの先行を許して4番手に後退してしまう。
序盤、1秒ほどの差でスーティルを追走する塚越だったが、フロントウイングを傷めてピットイン、作業を終えてコースに戻った周回遅れのカルボーンが、4周目にスーティルと塚越の間に入ってしまう。カルボーンは再びフロントウイングを傷めて戦線を離れるが、この間にスーティルとの差は3〜4秒へと開いてしまう。
後半単独での走行となったことで、若干ペースを上げてスーティルとの差を詰めるも、残念ながら捕らえるまでには至らず、塚越はそのまま4位でチェッカーを受けることに。第12戦を制したのはストレイトで、2位に大嶋、3位にスーティル。塚越、リード、マルコ・アスマーが4〜6位。この結果、シリーズランキングで塚越は僅差ながら、4位に後退することとなった。
田中弘監督コメント
「昨日のレースを鑑みて、ギヤリングなどを変更して臨んだが、前に他車がいるときには、昨日と比較してもあまり状況は変わらなかったようだ。残念ながらこのサーキットでは高地ということもあり、空気密度が薄くエンジンパワーも、車体側の空力の効率も良くない。今の状態では、今回同様高地にある富士の次戦でも苦戦が予想される。スタートでは前日同様ホイールスピンを起こしており、レースで抜きにくいだけに、スタートで順位を落としてしまうようでは厳しいと言わざるを得ない」
塚越広大コメント
「スタートでの最初のタイヤの転がりが今ひとつで、その後の加速はまずまずでしたが、残念ながら1コーナーでスーティル選手にかわされて4番手に下がってしまいました。その後序盤のうちに周回遅れが間に入ってしまい、スーティル選手との差が開いてしまって。しかし、レースの最後まで良いペースで周回できたということは、チームにとっても今後さらに暑くなる夏場に向けてもプラスになったのではないでしょうか。次戦に向けては、そういった部分を含めてさらなる底上げと、課題のスタートを克服したいと思います」
塚越 広大 ドライバーズレポート <第9戦、第10戦 鈴鹿サーキット>
2006.7.127月8,9日 2006年 全日本フォーミュラ3選手権シリーズ
第9戦、第10戦 鈴鹿サーキット 参加台数14台
今回の鈴鹿ラウンドでシーズンが折り返しとなり、これまで優勝のない自分にとっては走り慣れた鈴鹿で結果を何とか出そうと試みました。金曜日の最後にクラッシュしてしまいましたが、予選で今期初のダブルポールを獲得し、第9戦ではスタートからトップを走り続け初優勝を挙げることが出来ました。第10戦は、スタートでエンジンストールさせてしまい13番手まで落ちてしまいました。最終的には2位までポジションを上げてゴールしました。
予選1・・・1‘58.197/1位 天候・・・晴れ
前日の練習走行の最後にクラッシュしてしまい迎えた予選は思ったよりも気温が高く、早めにアタックしないとタイヤのいいところがなくなる可能性がありました。メカニック達の正確な作業のおかげでマシンは完璧に治っていて、マシンセットが決まっていたので思い切り攻めることが出来ました。
2周アタックしてクールラップを入れてもう1度アタックしました。でも、タイムを更新することが出来ず、2周目のタイムでポールポジションを獲得することが出来ました。
予選2・・・1‘57.424/1位 天候・・・晴れ
10分間のインターバルの間にマシンセットを少し変更して2回目の予選に臨みました。2周しかアタックのチャンスがなかったので集中しました。セッティングの変更がさらにタイムアップにつながり2位とのタイム差を0,5秒まで開くことが出来ました。ベストタイムが出てクールラップを入れもう1度アタックしましたが、他車に追いついてしまったためタイヤのことを考え早めに切り上げました。
第9戦 決勝・・・1位 天候・・・晴れ
8日の午後に行われた決勝は12周で争われました。
スタートして1コーナーの進入で横に並ばれそうになりましたが、うまく抑えることに成功してトップのまま1周目を終えました。マシンの調子がとてもよく毎週ファーステストラップを更新しながら走ることが出来ました。出来る限り2位を引き離そうと走り8秒890の差をつけてF3初優勝を飾ることが出来ました。
第10戦 決勝・・・2位 天候・・・曇り
日曜日に行われた第10戦は17周で行われました。雨の予報だったのですが、ドライコンディションのままレースが行われました。
第9戦と同じようにスタートしようとしたのですが信号が変わったと同時にエンジンストールさせてしまいました。すぐ再スタートしましたが、2コーナー立ち上がりでスピンしたマシンをよけようとラインを取ったところに急減速したマシンが目の前に来て接触してしまい13番手までポジションを落としてしまいました。前回の鈴鹿ラウンドでは早々にミスをしてしまいレースを台無しにしてしまったこともあり、同じミスをしないように心がけました。接触した影響もなくマシンの調子が本当によかったので12番手で1周目終え、翌周には2台を抜き、さらに1コーナーと130Rで抜いていきましたが6番手をなかなかかわすことが出来ませんでした。そして、レースの11周目あたりから雨が降り始めたのをきっかけにまた順位を上げることが出来、最終ラップを3番手で通過しました。そして、スプーンコーナー立ち上がりで合わせて130Rで2番手に上がりそのままチェッカーを受けました。
今回待ちに待った優勝を上げることが出来ました。監督、チームスタッフ、応援してくださった皆さんに本当に感謝しています。しかし、第10戦のレースでまたしてもスタートでミスしてしまいせっかくの流れを台無しにしてしまいました。もう1度スタートに関して検証して確実なものにできるよう対策します。
次回は、初走行となるオートポリスでも今回のようなパフォーマンスを出したいと思います。
次回レース・・・8月5,6日 オートポリス
塚越広大
第9・10戦 鈴鹿サーキット レースレポート
2006.7.12■7月8日(土) 観衆:10000人
・第9戦予選 曇り/ドライ 気温28℃ 路面温度42℃
#10 Honda 無限 F107 塚越広大 1分58秒197 PP
・第10戦予選 曇り/ドライ 気温29℃ 路面温度42℃
#10 Honda 無限 F107 塚越広大 1分57秒424 PP
・第9戦決勝 曇り/ドライ 気温29℃ 路面温度40℃
#10 Honda 無限 F107 塚越広大 1位
ベストラップ:1分58秒562
■レポート
7月8〜9日、鈴鹿サーキットで全日本F3選手権第9/10戦が行なわれた。
前戦岡山国際ではポールポジションを獲得も、不安定な天候に翻弄される形で勝利に届かなかったHonda TEAM 無限と塚越広大だが、ホームコースとも言うべき鈴鹿での勝利を目指し、レースウィークを迎えた。
時期的に暑いコンディションを鑑み、エンジンにとって大切なクーリング対策を盛り込んだものの、それによって起こる性能面へのマイナス影響への対策も施したチームは、金曜の占有走行に参加。午前にニュータイヤを投入し1分57秒652のトップタイムをマーク。午後には様々なパーツの評価テストなどを行い、ニュータイヤを履くライバル勢の中にあって、ユーズドタイヤのため1分58秒087と7番手にとどまった。また、ヒューマンエラーもあってセッション終盤にクラッシュしてしまったが、スタッフの努力によりマシンのダメージも癒え、充分なデータと自信を持ってドライバー、チームともに翌土曜の公式予選に臨んだ。
天候の悪化という予報が出されていたにもかかわらず、土曜午前の鈴鹿は曇り。ドライコンディションで始まった午前10時55分からの第9戦予選。
開始2分でコースインした塚越は、計測1周目から、1分59秒162と圧倒的なタイムでモニターのトップに躍り出ると、続く計測2周目には1分58秒197へとタイムアップし、トップの座を磐石なものとする。
続く2周をクールダウンラップとした塚越は、ファイナルラップにもう一度アタックも、タイムは1分58秒286とわずかに更新はならず。しかしながら、2番手にコンマ2秒ほどの差をつけての今季3度目のポールポジションを獲得した。
インターバルに、塚越からはリヤの空力についてのコメントがあったが、チームでは状況を冷静に分析、フロントウイングを調整して第10戦予選に塚越を送り出した。
再びセッション開始2分でコースインした塚越は、第9戦予選で計測1〜2周目にタイヤのピークが来ることをつかんでいたため、計測1周目にアタックをかけ、1分57秒600で他車に1秒以上の大差をつけてトップに。さらに翌周1分57秒424へとタイムアップを果たす。
クールダウンラップを挟んでさらにアタックを続けた塚越だったが、やはり第9戦予選同様タイム更新はならず、タイムアップが難しい上、ポールポジション獲得を確信したチームの判断で、早目にピットに戻ることに。結局塚越は2番手にコンマ5秒もの大差をつけての連続ポールポジション獲得となった。
午後4時10分からの第9戦決勝。決勝前のウォームアップ走行の際、第9戦予選時と同様のフィーリングをドライバーが伝えてきたため、コースイン直前にピット前でフロントウイングを調整した上で、塚越はアウト側のポールポジションに。
レッドシグナルが消えた瞬間、ややホイールスピンはしたものの、無難にスタートを切った塚越は、そのままトップで1コーナーへ。背後の2位にはロベルト・ストレイトが上がり、伊沢拓也が3番手につけるが、塚越は1周目から後続に1秒3の大差をつけて、早くも独走の構え。
4周目には1分58秒684と、ただ1台59秒を切るころにはギャップは3秒以上に拡大。終始58秒台というハイペースで周回した塚越は、12周を走り切って8秒以上もの大差をつけて独走優勝。念願の初優勝をポール・トゥ・フィニッシュで飾り、ファステストラップも合わせ、フルポイントとなる22ポイントを加算したのだった。
田中弘監督コメント
「夏場のレースということで、路面のミューの低下に伴うグリップダウンと、クーリング対策を施したマシンを持ち込んだが、ルーバーなどを設置したことによる空力的マイナスを補う対策も上手く行っていることが金曜に確認でき、基本的に車体に関しては狙い通りだったといえる。予選でも予想したレベルのタイムもマークできた。インターバルに空力バランスをわずかに修正したが、それも奏功し、予定通り連続ポールポジションを獲得することができた。
第9戦に向けては、いつもどおり空力とロール剛性を調整したマシンで臨んだが、ウォームアップの際にさらにコンディションに合わせて空力を修正してスタートを迎えた。今回のスタートは、ややスロットル開度が低く完璧と呼べる物ではなかったが、それでもレース中は予定通り完璧であった。金曜のクラッシュのせいか、今日の塚越は良い意味で気合が入っていたと思う」
塚越広大コメント
「昨日からクルマの調子が本当に良く、予選では最後までしっかり攻めることができました。決勝では、スタートは本来ならもっともっと良いスタートができたはずだと思います。トップに立ってからも、ミラーで後ろを見たりせず、毎周ベストラップを更新するつもりでプッシュして最後まで走りました。結果的にそれが上手く行き、良いレースができたと思います。これまで勝てないことがプレッシャーになっていたのですが、今回はすごく良い流れで来て、初優勝することができてうれしいです。チームの方々に感謝したいですね」
■7月9日(日) 観衆:17000人
・第10戦決勝 晴れ後雨/ドライ〜ウエット 気温26℃ 路面温度33℃
#10 Honda 無限 F107 塚越広大 2位
ベストラップ:1分58秒208
■レポート
土曜よりは気温、路面温度ともに下がったものの、雨が近づいているのか、蒸し暑いコンディションとなった日曜。午後1時に第10戦決勝が始まった。
基本的には前日と同じセットアップでウォームアップに臨んだ塚越は、若干の修正を受けてグリッドへ向かう。連勝への期待が高まったが、ここで塚越はスタートに失敗。エンジンストールのため、一気に12番手にまでポジションを落としてしまう。
2周目に10番手とした塚越は、4周目には1コーナー、130Rの飛び込みと各所で前車をパスし8位に浮上すると、さらに5周目にも130R進入でオーバーテイクを見せて7位に。しかし、6位のファビオ・カルボーンを抜くのに手こずった塚越は、そのままレース後半を迎えてしまう。
ところが、12周目に入ったあたりから西コースを中心に雨が降り始めると、上位陣のペースが不安定に。そんな中、塚越は他よりも2秒近く速いペースで周回。14周目に先行していたエイドリアン・スーティルがデグナーでコースアウトする間に5位とすると、15周目に1コーナーでカルボーンをパスし4番手に。さらに16周目には、スプーンで目の前の大嶋和也がコースオフし3位に浮上すると、最終ラップの裏ストレートで2位のマルコ・アスマーに並び掛け、130Rでこれをパスし2位に躍進。
トップの伊沢には届かなかったが、ポイント圏外からの怒涛の追い上げを見せた塚越は、ファステストラップを奪っての2位フィニッシュとなった。
田中弘監督コメント
「決勝前のウォームアップの段階で、ややアンダー傾向が見られたため僅かにロール剛性比率を変化させたが、それ以外は前日とほぼ同様のセットアップで臨んだ。スタートでのストールは、準備時間というべき全開時間が短かったように思う。その後のレースでのラップタイムなどを見ても、普通にスタートさえすれば、前日同様の圧倒的な勝利をマークできていたはずだ。2位に入ったとはいえ、自作自演というべきで、本来ならば鈴鹿ラウンドで44ポイントを獲得したかっただけに残念。次戦オートポリスではF3は初開催となるが、なんとしても好成績を収めなければならない」
塚越広大コメント
「スタートでは手順どおりに操作したつもりなのですが、ストールしてしまいました。すぐにエンジンを掛けてスタートしたのですが、12番手まで落ちてしまい、とんでもないことをしてしまったと反省しています。その後のクルマの調子は良く、何の苦労も問題もなく勝てたレースだったと思います。本当にまだまだスタートには課題が残っています。雨が降り出してからは、後ろから追いかける立場ということで楽な部分もありました。次のオートポリスはみんなあまり経験がないコースだと思うので、そこでまた攻めて攻めて、優勝したいですね」
塚越 広大 ドライバーズレポート <第7戦、第8戦 岡山国際>
2006.6.226月17、18日 2006年 全日本フォーミュラ3選手権シリーズ第7戦、第8戦
参加台数14台
今回の岡山ラウンドは、木曜日に合同テストがあり、金曜日からレースウィークとなる日程でした。合同テストは、レインコンディションで4番手タイム。金曜はドライコンディションで走行できたので、どちらのコンディションも準備万端でレースに臨みました。
土曜日の予選では1位と3位。第7戦はレインコンディションとなり2位。日曜日の第8戦は久しぶりのドライでのレースとなり4位という結果でした。
予選1・・・1‘25.685/1位 天候・・・曇り
ドライコンディションとなった予選の1回目はとにかくブレーキングでタイムを稼げるよう少しでも奥まで突っ込んで、短い距離で速度を落とせるように走りました。今回はいつもよりも気温が高かったので早めにタイムを出せるようにしました。1度クールラップも多めにいれて再度アタックしていきました。1度タイムを更新されてしまいましたが、2度目のアタックで逆転に成功し、2度目のポールポジションを獲得しました。
予選2・・・1‘25.787/3位 天候・・・曇り
予選1回目の最後のほうに雨が降ってきたため、強くなる前にタイムを出せるように走りました。3周目にベストタイムが出てからクールラップを入れてサイドアタックしましたが、ブレーキングをうまく決めることが出来ず思うようにタイムアップしませんでした。結果、3番手タイムで予選を終えました。
第7戦 決勝・・・2位 天候・・・雨
予選終了から雨が降り始めレインコンディションでのレースになりました。レース前に10分間のフリー走行が設けられ、マシンのフィーリングを確かめました。
スタート直後の1コーナーで止まりきれないマシンがあったためアウトに膨れてしまい、2コーナーでうまく自分のラインを通ることができず、3番手に落ちてしまいました。3番手で周回を重ねていき2番手を抜こうと攻めた結果、6周目にミスをしてコースアウトした隙に2番手にポジションを上げることが出来ました。しかし、トップとのギャップは大きく開いていたため最後まで攻めましたが、追いつくことは出来ず2番手でチェッカーを受けました。
第8戦 決勝・・・4位 天候・・・晴れ
前日までの雨が嘘のようなに晴れ間が広がった中第8戦が行われました。コースインしたときにマシンのフィーリングを確かめスタートに備えました。
スタートで出遅れたため1コーナーを曲がった時点で6番手までポジションを下げてしまいました。アトウッドカーブでアウトから仕掛けましたが、ブレーキングでフロントをロックさせ抜くことが出来きなかったのでヘアピンで抜こうと合わせました。うまくスリップに入ることが出来たのですが、イン側を抑えられてしまいここでも抜くことが出来ませんでした。しかし、その後のダブルヘアピンの進入で、前車の2台が争っている間にアウトから一気に仕掛けていき、4番手で2周目に入っていきました。前車との差がなかなかつまらない中、ブレーキングでなんとか差を詰めようと走りましたが、細かいミスが出てしまい徐々に差が開いてしまいました。しかし、後半になりライン取りを変え2秒近くあった差を0.6秒まで詰めることは出来たのですが抜くまでいたらず、4番手でレースを終えました。
今回の岡山ラウンドでブレーキング時の走り方に問題がありました。うまく練習時間を使い修正していき、レースの時にはだいぶ改善することが出来ました。
ここまで8戦を終了して結果を求めすぎてそこに至るまでの流れをうまく作れていないことに気付きました。次の鈴鹿ラウンドはシーズンの折り返しとなるレースでもありシーズンの流れをつかむ最後のチャンスだと思います。ここまでの失敗や反省をもう1度思い出し、初心の気持ちで走りたいと思います。
次回レース・・・7月8,9日 第9戦 第10戦 鈴鹿サーキット
塚越広大
第7・8戦 岡山国際 レースレポート
2006.6.21■6月17日(土) 観衆:3658人
・第7戦予選 曇り/ドライ 気温22℃ 路面温度28℃
#10 Honda 無限 F107 塚越広大 1分25秒685 PP
・第8戦予選 曇りのち雨/ドライ 気温22℃ 路面温度27℃
#10 Honda 無限 F107 塚越広大 1分25秒787 3位
・第7戦決勝 雨の曇り/ウエット 気温20℃ 路面温度22℃
#10 Honda 無限 F107 塚越広大 2位
ベストラップ:1分37秒298
■レポート
6月17〜18日、岡山国際サーキットで全日本F3選手権第7/8戦が行なわれた。
もてぎでは第5戦で今季初ポールを獲得、第6戦では久々の3位表彰台を獲得したHonda TEAM 無限と塚越広大。この岡山国際では念願の今季初優勝を目指してレースウィークを迎えた。
もてぎのレース後、プライベートテストを敢行、さらにマシンにモディファイを加えて迎えたレースウィーク。合同テストがなかったということで、木曜日からの走行開始となったが、初日はあいにくの雨。午前のセッションでは、終盤の雨量の多い段階で、塚越はまずまずのタイムをマークするが、午後はさらに風雨が強まり、走行はキャンセルに。
金曜日は好天に恵まれたものの、ここでは低速コーナーでのフロントが入らないと訴えたこともあり、セッティングを変更していくこととなった。しかし、その結果、中〜高速コーナーでのタイムロスが増えたことから、マシンは持ち込んだイニシャルセットに近い状態に戻し、ドライバーはドライビングを見直して土曜の予選セッションを迎えた。
曇天ながらもドライでのセッションとなった土曜午前10時25分からの第7戦予選。開始2分のところでコースインした塚越は、2周目に1分26秒626dでトップに立つと、3周目に1分25秒963にタイムアップ。クールダウンラップなどを挟んだ7周目、いったんポジションを下げていた塚越は1分25秒896で3番手に浮上。さらに残り1分の段階で1分25秒685をマークすることに。セッティング変更などが奏功し、逆転で今季2度目のポールポジションを獲得した。
インターバルにチームは、2コーナーとアトウッドコーナーなどでの飛び込みでリヤがナーバスになるというドライバーのコメントから、リヤのグリップを高めるべく調整し、塚越をコースインさせた。
第8戦予選では2周目に1分26秒027をマーク、3番手に着けた塚越だったが、降り始めた雨を気にしてか、3周目に1分25秒787を記録してからタイムアップできない展開が続く。5周目にクールダウンラップを挟み、アタックを続けた塚越だったが、結局タイム更新はならず。残念ながらベストタイムは1分25秒787で、3番手という結果となった。
路面コンディションがウエットとなったため、午後の第7戦決勝を前に、10分間のウォームアップセッションが設けられたが、ここでは木曜の走行で使用した7分山程度のレインタイヤを装着、ウエットセッティングを施して走行。決勝に向けてはさらに調整を施してグリッドに向かうことに。
迎えた第7戦決勝のスタート。アウト側のポールポジションからスタートした塚越だったが、加速が鈍く出遅れ、1コーナーではエイドリアン・スーティル、伊沢拓也に次ぐ3番手に後退。その後一時、じりじりと引き離されてしまう展開となったが、6周目に2位の伊沢がコースアウトを喫したために2位に浮上。しかし、トップのスーティルは1分35秒〜36秒台での走行に対し、塚越は1分37秒台と振るわず、追い上げはならず。そのまま2位表彰台フィニッシュとなった。
田中弘監督コメント
「予選では、第7戦予選はほぼ狙ったとおりのタイムをマークすることができた。しかし、ドライバーのコメントを基に施したインターバルでの変更は、マイナス面もあり、思ったようには上手く行かなかった。結果的には変えずにそのままのセットアップで臨むべきだっただろう。第7戦決勝ではレインタイヤでの走行となったが、選択したのは木曜の午前に下ろしたユーズドタイヤで、この判断も正しかったと思われる。決勝前のウォームアップでは、意外に路面の水が少ないと言うことで、車体の限界を高めるべく再調整した。しかし、スタートではウエット状況に応じた操作方法をドライバーに命じたが、残念ながら再びミスしてしまった。
2位というリザルトは得たが、決勝中のラップタイムはトップの車両に対し、約1.5秒ほど差をつけられていた。木曜のウエットでの状況と路面コンディションから考えれば、塚越のタイムは不満が残るものであったというしかないだろう」
塚越広大コメント
「フォーメイションへのスタートが上手く行ったので、同じようにスタートしたつもりでしたが、残念ながら出遅れてしまいました。1〜2コーナーでは位置取りも関係し、3番手に下がることになりました。伊沢選手の後退によって2位に上がったのですが、その後はとにかく1周1周、一生懸命走ることだけを考えていたのですが、結果的に大きく離されてしまい悔しいです。明日は今日の結果を反省し、自分自身納得の行く走りをしたいと思います」
■6月18日(日) 観衆:5875人
・第8戦決勝 晴れ/ドライ 気温26℃ 路面温度42℃
#10 Honda 無限 F107 塚越広大 4位
ベストラップ:1分28秒396
■レポート
天候が回復、ドライコンディションとなった日曜日。午後2時50分から第8戦決勝のフォーメイションラップが始まったが、チームでは前日の予選セットを基に、ドライセッティングを施し、塚越を送り出した。
迎えたスタートでは、残念ながらまたも好スタートが切れず、塚越はマルコ・アスマーやファビオ・カルボーンなどの先行を許してしまう。一時は7番手あたりにまで後退した塚越だったが、1周目のインフィールドで、激しく競り合う前の2台を上手く攻略し、4番手にまで順位を回復することに成功する。
トップの車両を追いたい塚越だったが、前のカルボーンのペースは決して速くなかったものの、残念ながら接近しすぎるとフロントのダウンフォースが乱れるせいかマシンバランスが厳しく、なかなか思うように仕掛けることができない。
こうして1秒ほどのギャップのまま周回が続いたが、最後までカルボーンは付け入る隙を見せず、塚越は4位でのチェッカーとなった。
田中弘監督コメント
「セットアップは基本的に第7戦予選でのものをベースに、中古タイヤを履く決勝レースという部分を鑑みて修正を施したものとした。ラップタイム的には、路面温度などの条件を考慮して1分28秒程度と予想していたが、ほぼそのとおりのタイムでの周回となった。
しかし、スタートでまたも出遅れ、ポジションを落としてしまったことで、決勝中も常に前に他車がいる悪条件での周回になり、本来ならばトップの車両と同等の1分27秒台後半のタイムには届いていたのではないか。昨年の岡山でのタイムの変遷を鑑みても、マシンのパフォーマンスは明らかに向上しており、トップの車両とも僅差の争いができるレベルにあるのは間違いない。しかし、決勝では予選のパフォーマンスが再現できておらず、残念ながらきちんと戦って敗れたというレベルではない。
また、スタートでのミスが続いているが、既にハードウェアでの対処法はなく、あとはドライバーの問題と言うしかない。次戦は再び鈴鹿に戻るが、ホンダのホームコースながら、暑さなどの面も含めて厳しい戦いとなるのではないだろうか」
塚越広大コメント
「昨日は自分としてもすっきりした走りができなかったですが、今日もスタート直後の混乱に巻き込まれる展開となってしまいました。なんとか1周目に少しポジションを回復できましたが、その後自分のミスもあって4位のままでのチェッカーとなりました。ミスがなければもっとチャンスがあったかもしれません。残念ですが、次戦は鈴鹿ですし、前回の借りを返すべく頑張ります」
written by TAGUCHI
塚越 広大 ドライバーズレポート <第5戦、第6戦 もてぎ>
2006.5.305月27、28日 2006年 全日本フォーミュラ3選手権シリーズ第5戦、第6戦
参加台数14台
今回のツインリンク茂木は昨年もレースに出場したコースであり、合同テストでもトップタイムを出すことができました。
土曜日の午前中に行われた予選では、1回目に初のポールポジションを獲得。2回目は2番手グリットとどちらのレースも最前列からのスタートになりました。第5戦は、決勝直前から雨が降り始め、レインコンディションでのレースとなり7位。第6戦もレインコンディションの中3位という結果に終わりました。
予選1・・・1‘46.006/1位 天候・・・晴れ
雨が心配された予選でしたがドライコンディションでの予選になりました。前日からドライコンディションでのフィーリングがよかったので1周目からいいタイムを刻むことができました。3周アタックした時に前車に追いついてしまったのと、クールラップをいれたかったのでペースを落とし、1度落ち着いてからサイドアタックを仕掛けました。クールラップをしてからさらにマシンのフィーリングがよくなったので最終的に2位と0,4秒の差をつけてF3初のポールポジションを獲得しました。
予選2・・・1‘46.065/2位 天候・・・晴れ
10分のインターバルをはさんで2回目の予選が行われました。1回目と同じように1度クールラップをいれる作戦でした。路面が1回目よりもよくなり更なるタイムアップをしようと走りましたが、最後までうまくまとめることができず、第6戦は2番手グリットからのスタートになりました。
第5戦 決勝・・・7位 天候・・・雨
土曜日の午後に行われた決勝は、スタート直前に雨が降り始め急遽レインコンディションのレースとなりました。
スタートして1コーナーを曲がったときには3番手に落ちてしまい続く3コーナーで混乱している中2位にあがるチャンスがあったのですが、2台にはさまれる形になり接触を避けるため3位キープで1周目を終えました。2周目にトップがコースアウトしたので2位にあがりました。マシンの調子もよくトップとの差を保ったまま3周目に入ったときに、2コーナー立ち上がりでいきなり失速してしまいました。原因はゴミがエアーボックスに被さってしまいエンジンに空気がいかない状態になってしまいました。その間に4番手まで後退してしまいましたが5コーナーでゴミが取れたので、またペースを上げることができました。次の周に3番手に上がったのですが、その周にコースアウトしてしまい8番手に落ちてしまいました。追い上げようと走り再びコースアウトしてしまいましたが7番手でゴールすることができました。
第6戦 決勝・・・3位 天候・・・雨
日曜日に行われた第6戦は、朝から雨が降り続き第5戦に続きレインでのレースになりました。
スタートでホイールスピンしすぎてしまい3番手に後退してしまいました。前日のレースでは、2回のコースアウトがあったので慎重に走りました。特にブレーキングミスをしないように丁寧にコントロールしながら周回を重ね、2位との差を詰めようと走りました。
レースの中盤から、単独走行になり4位との差が少しづつ詰まっていると無線が入りましたが、3番手でチェッカーを受けることができました。
今回の茂木ラウンドは、またしても天候が安定しない中でのレースでした。しかし、前回の鈴鹿から監督やチームのおかげで開幕戦以来の表彰台に乗ることができました。これは、ここ4戦の悪い流れを変えるいいきっかけになると思います。次のレースでは焦ることなくまずは1勝を挙げられるよう臨みたいと思います。
次回レース・・・6月15日 合同テスト 岡山国際サーキット
6月17,18日 第7戦 第8戦 岡山国際サーキット
塚越広大
第5・6戦 もてぎ レースレポート
2006.5.29
■5月27日(土) 観衆:6000人
・第5戦予選 曇り/ドライ 気温18℃ 路面温度22℃
#10 Honda 無限 F107 塚越広大 1分46秒006 PP
・第6戦予選 曇り/ドライ 気温18℃ 路面温度22℃
#10 Honda 無限 F107 塚越広大 1分46秒065 2位
・第5戦決勝 雨/ウエット 気温18℃ 路面温度20℃
#10 Honda 無限 F107 塚越広大 7位
ベストラップ:2分00秒669
■レポート
5月27〜28日、全日本F3選手権第5/6戦がツインリンクもてぎで開催された。
前回の鈴鹿ラウンドからのインターバルに行なわれたもてぎでの合同テストでもトップタイムをマークしたHonda TEAM 無限と塚越広大。金曜の走行ではエンジン関連の新しいデバイスをトライするなどメニューを消化。午後には1分46秒690をマークしトップで事前走行を終え、土曜の予選セッションに臨んだ。
曇天下のセッションとなった土曜の公式予選。午前10時05分からの1回目には、ライバル勢が1分50秒台でアタックを開始する中、計測1周目から1分47秒050という圧倒的なタイムをマークした塚越は、2周目に1分46秒378、3周目に1分46秒340としてモニターのトップに。クールラップを挟んだ後の計測6周目、セッション残り1分の段階で1分46秒006にまでタイムを伸ばして見事今季初PPを獲得する。
コンディションの良化を狙って、インターバルにグリップバランスを少し前寄りに調整したチームは、予選2回目に塚越を送り出す。ここでの塚越は、計測1周目に1分47秒362、2周目に1分46秒450、3周目に1分46秒341というタイムをマークも、ポジションは2番手。5周目に1分46秒236、6周目に1分46秒065にまでタイムを詰めたものの、結局PPはエイドリアン・スーティルで、塚越は2番手。残念ながら連続PP獲得はならなかったが、両レースともにフロントロウからのスタートとなった。
予選終了直後から雨が降り始めたため、第5戦決勝前に設けられたフリー走行。チームは一旦スリックタイヤで塚越を送り出すが、塚越はすぐさまピットに戻り、チームは前後ウイング、前後ロール剛性、フロントキャンバーなどを変更してフルウエットセッティングを施し、6〜7分山程度のレインタイヤを装着してグリッドへ。グリッド上でもさらにセットアップを微調整して14周の決勝レースを迎えた。
しかし、注目のスタートで塚越はホイールスピンを犯して出遅れ、1コーナーでは4番手に。すぐさま3番手に浮上、さらなるポジションアップに期待が掛かった3周目。2コーナーを立ち上がったあたりで、前車の捨てバイザーと思われるビニール状の物体が、なんと塚越のインダクションを塞ぎ、まさかのスローダウン。
これでポジションを下げた塚越は、その後ペースを取り戻すものの緊張の糸が切れてしまったか、4周目には90度コーナー、6周目には5コーナーでコースアウトを喫し8位にドロップ。10周目に前車のミスを突いて7位に浮上も、結局そのままのポジションでのフィニッシュとなった。
■5月28日(日) 観衆:18000人
・第6戦決勝 雨/ウエット 気温19℃ 路面温度22℃
#10 Honda 無限 F107 塚越広大 3位
ベストラップ:2分00秒657
■レポート
夜半から雨が強まり、前日の第5戦以上に濡れた路面での走行となった第6戦決勝。チームは第5戦で履いたものよりは、少し溝の深いレインタイヤを装着、塚越を送り出した。
午前11時04分に迎えたスタート。2番グリッドからのスタートとなった塚越だったが、またもスタートに失敗し、4番グリッドのファビオ・カルボーンの先行を許し、1コーナーで3番手に後退する。
なんとか先行する2台のマシンを追いたい塚越だったが、2分01秒前後での周回を重ねるもトップの2台に徐々に引き離されてしまう。終盤、4位に浮上したロベルト・ストレイトが塚越とのギャップを詰め始めたため、チームは無線でペースアップを指示。これを受けた塚越は終盤2分00秒台にペースアップ。結局そのまま3位でのフィニッシュとなり、富士での開幕戦以来の3位表彰台獲得となった。
written by TAGUCHI
F3 Rd.3/4 in SUZUKA レースレポート
2006.4.17
■4月15日(土) 観衆:13000人
・第3戦予選 雨/ウエット 気温13℃ 路面温度14℃
#10 Honda 無限 F107 塚越広大 2分11秒058 5位
・第4戦予選 雨/ウエット 気温14℃ 路面温度16℃
#10 Honda 無限 F107 塚越広大 2分10秒065 10位
・第3戦決勝 曇り/セミウエット 気温15℃ 路面温度15℃
#10 Honda 無限 F107 塚越広大 12位
ベストラップ:1分57秒360
■レポート
4月15〜16日、全日本F3選手権第2ラウンドとなる第3/4戦が鈴鹿サーキットで開催された。
今回Honda TEAM 無限は、前戦富士とは異なるスペックのエンジンを使用して、ホームコースともいうべき鈴鹿でのレースに臨んだが、金曜の占有走行では午後に1分54秒127というトップマークするなど、充分な手応えを得て土曜の公式予選を迎えた。
しかし、土曜は朝から雨。午前11時20分からの第3戦予選では、雨量はそれほど多くはないものの、路面はウエットコンディション。チームでは、ウエットセットアップを施したF107に、路面のコンディションを鑑みて7分山ほどの溝のユーズドレインタイヤを装着し、塚越をコースに送り出した。
塚越はセッション中盤、2分11秒316をマークして2番手につけるが、ライバル勢は2分10秒台に突入。塚越もアタックを続けるものの、なかなかタイムアップできないまま、ポジションは6〜7番手にドロップ。なんとかファイナルラップに2分11秒058へとタイムを上げたものの、5番手にとどまってしまう。PPは2分09秒361をマークしたロベルト・ストレイトであった。
ピットに戻った塚越がリヤのグリップ不足を訴えたため、チームではインターバルにリヤライドハイトを調整。しかし、第3戦予選では、トップと1秒6という大きなタイム差があったことから、前戦富士から続くウエットコンディションでの不調の原因を検証する意味合いもあり、敢えてニューレインタイヤを装着して第4戦予選に臨んだ。
11時45分から始まった第4戦予選。塚越は2周目に2分10秒748で3番手とすると、4周目には2分10秒625へとタイムアップ。しかし上位陣は2分08秒台での走行。塚越は5周目に2分10秒324、6周目に2分10秒104、最終ラップに2分10秒065とタイムを上げるものの10番手に。序盤こそ雨量が多かったものの、すぐに雨が収まり、路面状況がどんどん乾いていく状況となったこともあり、予想外の苦しい予選ポジションとなってしまった。第4戦のPPは、最終ラップに2分07秒285へとタイムを上げたファビオ・カルボーンだった。
Fニッポンの予選終了後、ライン上が乾き、ほぼドライコンディションとなったため、第3戦決勝前に10分間のフリー走行が設けられることとなったが、ここでの塚越はドライコンディション寄りに変更したF107を駆って1分56秒567と、ややプッシュアンダーはあったものの、2番手に0.5秒差をつけてのトップタイムをマーク。決勝での逆襲に期待が掛かる中、塚越はアウト側5番グリッドへ。
しかし塚越はややスタートで失敗し、エイドリアン・スーティルの先行を許す。2コーナーでインを奪われた塚越は、その際にスーティルの左リヤと接触し、フロントウイングを破損。そのためデグナーでウイングが脱落し、止む無くピットで修復を受け、再び最後尾でコースへ。3周目には自己ベストとなる1分57秒360をマークし、その後も順位をばん回していくが、残念ながら12位とポイント圏外でのフィニッシュとなってしまった。
田中弘監督コメント
「第3戦予選では状況に即した溝のタイヤを選択しているが、それでもトップから1秒6も離されてしまう状況となってしまい、前戦富士から続くウエットでの不振の原因を検証するために、第4戦予選にはニューレインタイヤを選択した。残念ながらその後、雨量等のコンディションが変化したため、後方グリッドとなってしまったが、トップを狙わなければならないチームとして、当然やるべきトライだったと思っている。
第3戦決勝に向けては、フリー走行においてドライセットでダウンフォースのみをつけて走ったところ、すぐに56秒5が出たため、決勝に向けてはバランスを保ちつつダウンフォースを減じたが、フィーリングも良く、その状態で臨むこととした。しかし、イン側に比べて乾いているアウト側のグリッドであったのにもかかわらず、スタートに失敗して後ろのグリッドの車両に先行されてしまった。その際に、後方車両にイン側を先行されたにも係わらず無理に争いフロントウイングを傷めてしまい、レースを失うこととなった。
全体としては、高負荷のドライコンディションでは問題がないが、ウエットとなった際に問題が出てしまう状況が続いており、検証する必要がありそうだ」
塚越広大コメント
「歯車が噛み合っていないような一日でした。前日のドライでは非常に調子が良かったのですが、ウエットとなった予選では、やはり前回の富士のときと基本的に同じようなフィーリングでグリップ感がなく、苦戦してしまいました。決勝では、ウォームアップでのフィーリングも良く、ばん回を狙ったのですが、焦りがあってあのような接触になってしまったと思います。スタートで失敗もしてしまいましたし、もっと落ち着いてレースを戦うべきでした」
■4月16日(日) 観衆:29000人
・第4戦決勝 晴れ/ドライ 気温16℃ 路面温度18℃
#10 Honda 無限 F107 塚越広大 9位
ベストラップ:1分56秒180
■レポート
夜半には雨が上がり、まずまずの天候となった日曜の鈴鹿。第4戦決勝は、Fニッポンのフリー走行後の午前9時49分にスタートを迎えた。
イン側の10番グリッドからのスタートとなった塚越だが、直前の8番グリッドの池田大祐が電気系トラブルでエンジンが始動できずピットスタートとなり、前のグリッドが空くという幸運に恵まれることに。
1周目に先行した嵯峨宏紀をパスし、7番手でホームストレートに帰ってきた塚越は、3位のマルコ・アスマーから僅差で連なる集団の背後につけて3周目に突入するが、ダンロップコーナーでアウト側にコースオフ。クラッシュは免れたものの、スピンを喫してエンジンの再始動をする間に12番手にまでポジションダウンしてしまう。
そこから56秒台の好タイムを連発、6周目には全体のファステストラップとなる1分56秒180をマークするなど、着実に順位をばん回していった塚越だが、最終的に9位まで浮上したところでチェッカーとなった。
田中弘監督コメント
「金曜日のドライセットから、ニュータイヤを装着することを鑑みて少し予選寄りのセットアップを施して送り出したが、残念ながら再びスタートを失敗してしまっている。また、ダンロップコーナーでのコースオフに関しては、前車に近づいてダウンフォースを失ったようだが、そういう状況が起こり得るということを踏まえた上でのライン取りなど、ドライバーには考えてもらいたい。ファステストラップを出しているが、スピンの影響などがあったために56秒1にとどまったが、実際には55秒台に入るパフォーマンスがあったのではないかと考える。いずれにせよ、次戦のもてぎラウンドに向けては、そろそろ勝つための抜本的な何かをやらなければならないだろう」
塚越広大コメント
「ポジションは上げられたものの、またスタートはあまり良くなかったと思います。ダンロップコーナーでは、前車に近づいたせいかダウンフォースが急に抜けてしまい、飛び出してしまいました。クルマ的にはファステストラップが獲れるぐらいのパフォーマンスがあったわけで、今週末は自分のミスが全部出てしまったように思います。次戦のもてぎに向けてテストもありますし、仕切り直して頑張りたいですね」
written by TAGUCHI
塚越 広大 ドライバーズレポート <Rd.3・4 鈴鹿>
2006.4.17
前回の開幕戦から日にちをおかずに行なわれた第2イベント。自分が走りなれた鈴鹿サーキットと言うことで自信もありました。金曜日の公式練習ではトップタイムで迎えたのですが、土曜日の予選は雨が降り、うまく走ることができず5、10位というポジション。迎えた2回の決勝も流れをつかむことができず12位と9位という結果で終えてしまいました。
予選1・・・2‘11.058/5位 天候・・・雨
土曜日の朝から雨が降り始め、路面は完全なウェットコンディションになりました。しかし、F3が始まるまでに雨は止み、少しずつコンディションが回復する中での予選になりました。
予選開始から走り始め、時間いっぱいアタックしました。しかし、なかなかタイムアップすることができませんでしたが、1度タイヤをクールダウンさせてからアタックして5番手のポジションを獲得することができました。
予選2・・・2‘10.065/10位 天候・・・雨
15分のインターバルを挟んで2回目の予選が始まりました。15分の間にセッティングを変えて望みました。
しかし、うまくマシンをコントロールすることができず、最後までアタックしていきましたがいいタイムを出すことができず、10位という結果でした。
第1戦 決勝・・・12位 天候・・・晴れ
15日の午後の決勝は、コンディションがドライに変わり、決勝前に10分間のフリー走行が設けられました。このフリー走行ではマシンのフィーリングがよくトップタイムで終わり、いい手ごたえ感じて決勝に望みました。
スタートでポジションをキープしたまま1コーナーへ入っていきましたが、2コーナーで膨らんでしまいインに入られてしまいました。そして、2コーナーの立ち上がりで他車のリアタイヤにフロントウィングが接触してしまい、フロントウィングが脱落してしまいました。その周にピットに入ってしまい、メカニックの迅速な作業で周回遅れになることなくピットアウトすることができました。しかし、かなりの差がついてしまい単独走行になってしまいましたが、トップ集団とは変わらないタイムで周回を重ねていきました。しかし、そのまま順位が変わることはなく12位でゴールしました。
第2戦 決勝・・・9位 天候・・・晴れ
16日の午前に行われた決勝は前日と同じようにウェットからドライに変わっていく路面でした。レースが始まるときには完全なドライに変わりました。スタートして1周目にはポジションを3つ上げることができました。ペースも悪くなく全車を追いかけていきました。しかし、3周目のダンロップコーナー立ち上がりで全車の背後に着いた瞬間ダウンホースが抜けてしまい、アウトギリギリを走っていたためバランスを整える前にコースアウト、スピンをしてしまいました。復帰しましたがやはり差がついてしまいましたが、ファーステストラップを出しながら走っていきました。最後尾まで落とした順位を9位まで上げたところでチェッカーとなってしまいました。
今回のイベントでは歯車がかみ合わずいい結果を出すことができませんでした。予選で悪かった分を取り戻そうと気負ってしまい大きなミスをしてしまいました。
次の茂木のレースまでに合同テストもあるため、1度落ち着き自分を見直して望みたいと思います。
次回レース・・・5月27,28日 ツインリンク茂木
塚越広大
塚越 広大 ドライバーズレポート <Rd.1・2 富士>
2006.4. 34月1、2日 2006年 全日本フォーミュラ3選手権シリーズ第1戦、第2戦
参加台数14台
2度の合同テストをトップタイムで終え、良い流れで迎えた開幕戦。予選では2番手、3番手。第1戦は、スタートで3番手に後退しましたが6周目に2番手上がりゴール。第2戦では、朝から雨が降り、霧でレースが遅延するハプニングもありましたが、30分後にレースが始まりました。スタートは3番手のままいきましたが、なかなかペースが上がらず、5位という結果に終わりました。
予選1・・・1‘36.160/2位 天候・・・晴れ
ここ富士スピードウェイはストレートが長いため、タイムを出すには前車との間合いが非常に重要でした。昨年はこの間合いをうまく取ることができず、失敗してししまったので昨年の経験を生かし望みました。思ったとおりに間合いを取ることができ3周アタックしました。そして、クールダウンしてからもう2周アタックしました。その結果2番手タイムを出すことができました。
予選2・・・1‘35.973/3位 天候・・・晴れ
作戦的に予選1と同じようにクールダウンを入れながら走りました。予選1が終わったあとのインターバルの間にセッティングを少し変更したのがいい方向にいき、1回目よりもいいタイムを出すことができましたが、結果的には3番手タイムとなりました。
第1戦 決勝・・・2位 天候・・・晴れ
4月1日の午後に行われた第1戦。ウォーミングアップランでマシンのフィーリングを確認してレースに望みました。レースは15周で行なわれました。
スタートの最初の出だしは良かったのですが、そのあとホイールスピンしてしまい3番手に落ちてしまいました。2番手のペースはあまり速くなかったので早めに抜きにいこうとプレッシャーを与えていき、6周目の最終セクションで2番手がオーバーラン。最終コーナーでインをさし2番手に上がりました。しかし、ストレートで並ばれてしまい1コーナーへ。ここではうまく相手を抑えることができ確実に2番手に上がりました。それから、自己ベストを更新しながらトップを追いかけていきましたが、及ばず2位でチェッカーを受けました。
第2戦 決勝・・・5位 天候・・・雨
4月2日に行われた第2戦はレインコンディションでのレースでした。富士スピードウェイのレインコンディションでは初めてだったため、コースサイドから水の流れている様子や走り方などを見に行きました。そして、レースの前に10分間のフリー走行が設けられ、ライン取りやセッティングの確認をしました。グリッドにつきレースまでの指示を待っていたところ、雨が強くなった上に霧が出てしまい、レースは遅延することになってしまいました。結局30分以上遅延しレースは当初の21周から16周になり開始しました。
スタートは、セーフティーかが先導した状態で始まりました。セーフティーカーが走っている間にタイヤ、ブレーキを温めていつ再開になってもいいように準備しました。そうして、3周目にセーフティーカーが離れて残り13周のレースが再開されました。
なかなかペースが上がらず序盤に順位を落としましたが、各所でスピンやコースアウト、接触などで混乱した中をうまく切り抜けながら走っていきました。しかし、ペースアップをすることができず5位フィニッシュでレースを終えました。
今回の開幕イベントではたくさんのことを勉強しました。富士ラウンドの第1戦で表彰台に乗れたことは自分、チームにとってもいいスタートになったと思います。しかし、雨のレースでは課題が残る結果となってしまい次の鈴鹿ラウンドに向けて対策をしていきたいと思います。
鈴鹿は昨年もFDで走っているホームコース的なサーキットのため自信もありますのでいい結果が残るよう頑張りたいと思います。
次回レース・・・4月15,16日 鈴鹿サーキット
塚越広大
第1戦、第2戦 レースレポート
2006.4. 3■4月1日(土) 観衆:13500人
・第1戦予選 晴れ/ドライ 気温12℃ 路面温度23℃
#10 Honda 無限 F107 塚越広大 1分36秒160 2位
・第2戦予選 晴れ/ドライ 気温12℃ 路面温度25℃
#10 Honda 無限 F107 塚越広大 1分35秒973 3位
・第1戦決勝 晴れ/ドライ 気温11℃ 路面温度22℃
#10 Honda 無限 F107 塚越広大 2位
ベストラップ:1分36秒358
■レポート
4月1日、いよいよ今季の全日本F3選手権が開幕した。舞台は高速コースとして知られる富士スピードウェイである。今季のドライバーに塚越広大を起用、アップデートされた童夢F107シャシーにM-TECが手がけたMF204Cエンジンを搭載したマシンで、全18戦の激戦に臨むこととなったHonda TEAM 無限。チームは田中弘監督の下、午前11時からの第1戦予選に塚越を送り出した。
コースイン後、塚越は3周目に1分36秒316でタイミングモニターのトップに躍り出ると、5周目に1分36秒160へ。しかしその後はタイムアップならず、予選2位に。PPは1分35秒870をマークした大嶋和也であった。
10分間のインターバルを置いて行なわれた第2戦予選。塚越は3周目に1分35秒973をマークして第1戦予選の自己ベストを更新するも、その後は思うようにタイムアップはできない。迎えた最終ラップではセクター1、2でベストタイムを並べ、逆転でPP獲得かと思われたが、最終のセクター3での手痛いミスによってタイムアップできぬままセッションは終了。
結局PPは1分35秒766を記録した大嶋で、2位に1分35秒931をマークしたエイドリアン・スーティルがつけ、塚越は予選3位にとどまった。
午後4時10分にフォーメイションがスタートした第1戦決勝。フロントロウのイン側グリッドからスタートした塚越だったが、PPの大嶋がスタートミスを犯したことで一瞬気を取られ、スロットルコントロールに失敗してホイールスピン。3番手でレース序盤を戦った塚越は、徐々に2番手のロベルト・ストレイトを追い詰めると、6周目の最終コーナー手前でアウトにはらんだストレイトのミスを捉えて、続くストレート〜1コーナーで2位に浮上。しかし、その後はトップのスーティルとのギャップを詰められぬまま、今季初戦を2位表彰台でフィニッシュした。
田中弘監督コメント
「ライバル陣営のホームコースである富士、いわばアウェイでの第1戦としてはまずまずかと思う。残念ながら勝利には届かなかったが、昨年の課題でもあった、ライバル勢に対してのセクター2におけるコンマ6秒ほどのラップタイムの遅れについては、オフシーズンの開発などによって問題が解決していることが確認された。だがその反面、第1戦決勝中のラップタイムについては、コース終盤のセクター3でライバル勢に対してコンマ2秒ほどの差をつけられており、車体、エンジンの両面でまだまだ改良の余地があると考えるべきだろう」
塚越広大コメント
「予選では自分なりに頑張って、前日の占有走行と比較して自己ベストを更新してはいますが、全体的にはうまくまとめ切れませんでした。しかし、フロントロウからのスタートで勝つチャンスは充分あると考えて臨んだ決勝では、スロットルコントロールがおろそかになりホイールスピンをして出遅れてしまいました。なんとかストレイト選手のミスを突いて2位に浮上しましたが、残念なレースでした。明日の第2戦では、この借りを返したいと思います」
■4月2日(日) 観衆:22500人
・第2戦決勝 雨/ウエット 気温11℃ 路面温度10℃
#10 Honda 無限 F107 塚越広大 5位
ベストラップ:1分50秒727
■レポート
前日とは一転して、朝から雨となった富士スピードウェイ。路面は完全なウエット状態となったため、大会競技長の判断により決勝スタートを前に、10分間のウォームアップが設けられた。
ここで塚越はレインタイヤを装着してコースイン。雨用にセット変更を受けたマシンのフィーリングと路面の確認を行なったが、ピットに帰還後塚越がアンダーステア傾向をコメントしたため、チームは雨量を考慮してライドハイトとフロントのロール剛性を調整し、マシンを3番グリッドへと送り出した。
ところが、雨は小康状態となっていたものの、フォーメイションのスタートを目前にした午後1時3分、霧が出たためにスタートは10分間ディレイに。その後も天候の回復を待ってディレイは繰り返され、結局21周で予定されていた第2戦決勝は16周に減算されることとなった。
ようやく午後1時53分にフォーメイションラップが開始されたが、グリッドで待機中に雨量が増えるなど、コンディションの変化に対応するべく、グリッド上でも最後までセットアップの変更が行なわれた。そして、セーフティーカーの先導によって第2戦決勝は開始され、3周目から本来のレースがスタートすることに。
しかし、予想外の苦戦を強いられた塚越は4周目こそ3番手をキープしたものの、5周目の1コーナーで他車の先行を許し4番手にドロップ。その後も上位陣のペースについていくことができず、先行車の脱落によって一旦は3番手に復帰も12周目、14周目とポジションを落とすこととなり、悔しい5位でのチェッカーとなってしまった。
田中弘監督コメント
「第2戦決勝に向けては、ウォームアップ及びスタート時の雨量、路面状況を鑑みレインタイヤを選択し、さらにエアロマップによって空力バランスをウエット用ミッドダウンフォースに設定した。また、ウォームアップからスタートディレイの間に、雨量に応じて車高及びダウンフォースを調整したが、これまでのウエットセッティング方法に則った変更を、いつもどおりに施したのであって、本来ずれようがないはずだ。しかしながら、ウォームアップ時のタイヤの発熱量が充分ではない中での、ドライバーの不確かな判断に基づいてマシンバランスを変更したことが、結果的に良くない方向に行ってしまったのかもしれない。ドライバーの経験が少ないために、チームにもたらした情報が誤っていた可能性もある。
とはいえ、ドライで拮抗していたライバル勢とのギャップが、ウエットコンディションで大きく開いてしまった要因について、今後検証を行なっていく必要があるだろう」
塚越広大コメント
「なぜこのような状況になったのか分かりませんが、もう完走するのがいっぱいいっぱいという感じでした。最初から周囲のペースについて行けず、追い上げてきているライバルを抑えることもできませんでした。非常に悔しく残念ですが、次の鈴鹿は走りなれているサーキットですし、なんとか連勝できるよう頑張ります」
塚越 広大 ドライバーズレポート <テスト編 富士>
2006.3.29去る3月22,23日に鈴鹿サーキットでF3合同テストがありました。
今回のテストは開幕前の最後のテストでした。開幕が終わってすぐに鈴鹿でのイベントとなるので非常に重要なテストでした。
前回の富士でのテストでよかったことが鈴鹿でもいいのかテストしていきました。22日は、走行開始からマシンバランスがよかったのでいいタイムを出すことができ、最後にアタックをしたのですがクラッシュがあり赤旗中止となってしまいました。セクタータイムがベストだったので非常に残念でした。午後のセクションは雨が降りレインコンディションでのテストとなりました。FDで走っていたラインがいいのか試しましたが全くタイムが悪く、新しいラインを探していきました。最後は雨が強くなりタイムアップすることはできませんでしたが雨でのマシンのセットを進めることができました。
23日は、午前も午後もドライコンディションでした。前日のセッティングとほぼ同じまま比較テストをこなしていきました。この比較テストは、鈴鹿だけでなく富士でも使えるかどうかも考えながら走りました。最後にNEWタイヤでアタックし、2日目は両セッションともトップタイムで終わることができました。
開幕前の2回のテストでトップタイムを出すことができ自分としてもいい流れが作れたと思います。しかし、テストはあくまでテストなので、油断せずに今週の開幕戦に望みたいと思います。応援よろしくお願いします。
セッションタイム
セッション1 1'56.577 4番手
セッション2 2'11.327 3番手
セッション3 1'55.771 1番手
セッション4 1'55.046 1番手













