M-TECは無限MF408Sスポーツカーレース用エンジンをチーム
ジムゲーナーに供給、2005年のルマン24時間レースに参戦決定、岡山国際サーキットにてシェイクダウンテストを行ったことは前回のレポートですでにお伝えした。岡山国際サーキットにてシェイクダウンテスト直後、カーボンむき出しのボディにホワイトイエローツートンのカラーリングが施され、1週間後にはルマンの前線基地となるフランスに上陸したM-TEC無限MF408Sエンジンを搭載したDOME
S101Hb シャーシ。フランスの前線基地は、その最大のイベントとなるルマン24Hrレースが開催されるブガッティサーキット近郊にファクトリーを構え、そこをベースに車両とエンジンのメンテを行われる。4月1日、2日に行われるルマン合同テストにむけ、車両はフランスに到着後すぐに南フランスのポールリカードサーキットに向け出発。現地では2005年ルマン24時間レースにエントリーするほとんどの競合チームが集合し、その実力を計る重要なテストが行われようとしていた。
3月31日PM1:00、ゲートオープン。続々とクラージュ、ぺスカローロ、名門有力チームのトランスポーターがパドックへ流れ込んでいった。
4月1日AM9:00コースイン。ルマンに向けての火蓋が切り落とされたかのように各車コースIN。クラージュ、ペスカローロ、そしてアウディ。各車がLAPを重ねてゆく。一方、無限MF408Sを搭載したDOME
S101Hb シャーシは初期トラブル出しは完了しているが、今回最新のフロントカウルを装着し初めての走行となるためIN
& OUT LAPを重ねていった。最新のエアロダイナミクスデザインの車両と、4LV8エンジンから600PS以上/9500rpmを発生するM-TEC無限MF408Sエンジンは、他社より10km/h以上差をつけ313km/hの最高速を記録した。午後もルマンを見込んだ夜間走行が夜12時まで続いた。
4月2日AM9:00 朝からフランス地中海沿岸地方に吹く寒冷な北西風“ミストラル"に見回れ、肌寒い陽気となった2日目。最大の課題であるタイヤテストを重ね、着実にタイムを上げてゆく。ルマン参戦予定の3名のドライバーを迎え、順調に周回を重ねて行った。午後のセッションでは、昨年ルマン優勝車アウディでポールリカールでのテストの経験が豊富な荒聖治選手がのりこんだ。
M-TEC無限MF408Sエンジンを操るのは初めての荒選手からとびだしたコメントは、“ともかくストレートが速い。9000rpmを越えてからの加速感が圧倒的で、とにかくエンジンが速いって感じ“
とのコメントが飛び出した。圧倒的なストレートの速さの優れた面を全面的に武器にして戦闘力を上げていけば、ルマンでも十分可能性はあるとの感触だ。
最終的には前日より3秒近くタイムをあげ、1分39秒919のタイムを叩き、2日間で900km以上の距離を走破しテストを終了した。
ポールリカールテストタイム最終日
| 1 |
1分39秒469 |
COURAGE |
クラージュ C60H/JUDD |
| 2 |
1分39秒604 |
PESCAROLO |
ぺスカローロC60/JUDD |
| 3 |
1分39秒604 |
ZYTECH |
ザイテック04S |
| 4 |
1分39秒919 |
JIM GAINER |
童夢S101Hb/無限 |
| 5 |
1分40秒738 |
JOTA |
ZYTECH 04S ザイテック |
| 6 |
1分40秒974 |
CREATION |
DBA-03S/JUDD |
| 7 |
1分41秒589 |
ORECA |
アウディAUDI R8 |
次回4月16,17日の2日間ベルギーのスパサーキットでルマンシリーズ第1戦が行われる、この模様を現地レポートからお知らせしよう。 |