M-TECは無限MF408Sスポーツカーレース用エンジン(4L
V8エンジン600PS以上/9500rpm)をチーム ジムゲーナーに供給、2005年ルマン24時間レースに参戦。
3月の岡山国際サーキットにてシェイクダウンテスト、南フランスのポールリカードサーキットテスト、ベルギーのスパ フランコルシャンサーキットレース(LMESルマンエンデュランスレースシリーズ第一戦)そして、フランスマニクールの16時間にわたるナイトセッションテストをクリアして、本戦の準備を進めてきた。
6月も夏至を向かえ一日で一番日の長い時間を向かえようとするこの季節、フランスはパリ南西200kmの街、ルマンでは世界最大のレースルマン24時間が18、19日にかけて第73回のスタートに幕を開けることとなる。
本年はチームジャパンとうい別名を称し、日本人ドライバー3人体制で、和製シャーシ、そして和製エンジンとしてV8 4L
620psエンジンをここルマンに持ち込み世界の競合を相手に24時間の壮絶なレースを展開するために、4ヶ月間もの間、現地にてその準備をしてきたスタッフ、エンジニアたちの正念場である。
ここルマンはご存知ブガッティサーキットのパーマネントサーキット一部分とピットを使用し、残りは公道を閉鎖して行われる歴史ある公道サーキット。一周13.6kmを約3分半で周回する。
メインストレートから始まり、かの有名なダンロップコーナー、テルトルルージュを抜けると1991年以前かつては6kmのストレートでオーバー400km/hの速度を記録していたユノディエールストレートとなる。現在は2つのシケインにより分割されているが、それでも最高速はオーバー320km/hに達する。さらに300km/hオーバーの直線を3箇所と、250km/h、横G2.6で抜けてゆく超高速S字のポルシェコーナーをぬけ最終シケインで構成されるハイスピードコースだ。それゆえ、エンジンには絶対性能が要求され、その差がトップスピードとなって現れるエンジン性能は必須のサーキットである。
2005年6月5日公式テスト開始
ルマン本コースでのはじめてのプラクティス。
AM9:00本コースオープン。強敵Audi、ぺスカローロC60、クラージュ、等が本コースに流れ込んでゆく、順調にテストメニューをこなし、パドルシフトシステムのセッテイングに余念がないM-TECエンジニア。ドランバーフィーリングとデーターロガーを分析しながら、熟成を進めていった。エンジンセッティングと、パドルシフトシステムの熟成がカギを握る。F1ではおなじみのパドルシフトシステムはステアリングの裏側のペダルを手前に引くだけでシフトアップ、ダウンを行える、24時間の長丁場ではドライバーのシフトミスを減らし、正確にギアチェンジを行う必須のアイテムである。M-TECは無限MF408Sエンジンに、このシステムを取り入れ無限オリジナルエンジンマネージメントシステムでコントロールする。
3時間経過後、コース上に車両がストップ。テレメトリーシステムでは車両の異常を伝えてきた。結果は些細な電素系のトラブルであったが、どのような小さいトラブルでも24Hrレースは生き残れない。大至急の修復作業と、念には念をいれ、フレッシュエンジンに交換。無事午後のセッションを2時間残しPM5:00コースに復帰。PM5:30
自己ベストタイムを更新3:38.875秒をマークした後、残念ながら雨がふりはじめアタック終了となり結果5位で終了した。
次回は6月15、16日公式予選の結果を現地からお届けしよう。 |