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ここルマンはご存知ブガッティサーキットのパーマネントサーキット一部分とピットを使用し、残りは公道を閉鎖して行われる歴史ある公道サーキット。一周13.6kmを約3分半で周回する。メインストレートから始まり、かの有名なダンロップコーナー、テルトルルージュを抜けると1991年以前かつては6kmのストレートでオーバー400km/hの速度を記録していたユノディエールストレートとなる。現在は2つのシケインにより分割されているが、それでも最高速はオーバー320km/hに達する。さらに300km/hオーバーの直線を3箇所と、250km/h、横G2.6で抜けてゆく超高速S字のポルシェコーナーをぬけ最終シケインで構成されるハイスピードコースだ。それゆえ、エンジンには絶対性能が要求され、その差がトップスピードとなって現れるエンジン性能は必須のサーキットである。
2005年6月18日 決勝
PM4:00 第73回ルマン決勝レースがスタート。外気温33度の真夏日を祝うように暑い戦いの火蓋が切り落とされた。予選4位、2列目からのスタートをきった無限MF408Sエンジンは、スタートラップで3位スタートのアウディをかわし3位に浮上。ストレートでは圧倒的な強さをほこる無限MF408Sエンジンを早速みせつけたスタートであった。しかしスタート1時間でパドルシフトシステムに問題が発生し、2度のピットインを迫られてしまった。その結果ポジションを15位まで落としてしまった。
すべての修理が完了し、3:38秒台の予選に迫るタイムをたたき、猛追を開始。2時間後には5位まで順位をあげ、夕暮れPM10:30ごろには周回遅れを取り戻すべく、レーストップを走るアウディをまたしても、ストレートで軽く抜き去るシーンを見せつけ、3位まで順位を戻したのだった。その後もベストラップを叩き続け深夜AM1:30には再びベストラップを更新し、まもなく朝を迎えようとしていた。
AM5:30。ルマン特有の不気味な不運が訪れようとしていた。ピット手前3km付近、インディアナポリスコーナーを立ち上がり3速全開で立ち上がり、4速シフトアップの瞬間すべての駆動を失い、DOME
S101Hbは失速していった。トランスミッションのトラブルらしい。そしてなんとかピットまでもどろうと試みたドライバー自らが、必死のトラブルシューティングを続けたが、残念ながら致命的なトラブルを負った模様の車両は、その場から2度と動くことはできず、リタイヤとなってしまった。
非常に残念な報告で幕をとじた2005年のルマン24時間レースであったが、今年のルマンの終わりは来年のルマンの始まりである。無限MF408Sスポーツカーレース用エンジンは更なる開発により、より進化した形でここルマンに戻ってくることを、すでに目論んでいることは間違えない事実であろう。 |
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