2020 SUPER_GT

Rd.6 SUZUKA

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2020年10月25日

好調も突如のタイヤトライブルに泣く

シリーズ名:2020 AUTOBACS SUPER GT Round6
大会名:SUPER GT Round6 FUJIMAKI GROUP SUZUKA GT 300km RACE
距離:5.807km×52周(301.964km)
10月24日(土)天候:晴れ/路面:ドライ
10月25日(日)天候:晴れ/路面:ドライ
10月24日(土)
GT500クラス予選
Q1:笹原選手 8位
Q2:武藤選手 6位

公式練習、走り始めからアンダーステアの症状が強く、タイヤに対してもダメージを与える状態でした。決勝も見すえてアンダーステアの対策を試しましたが、公式練習のセッション内に満足できる状態まで持っていくことはできませんでした。午後の予選までにロガーデータの解析を進め、ドライバーのコメントを合わせて、改善のための作業に取り組みました。まずは予選に集中し、決勝に向けて予選上位を目指します。

●中野監督
今シーズン2回目の鈴鹿になりますが、前回より気温や路面温度が低くなることから、持ち込みセッティングやタイヤの選択を考察して今大会に臨みました。練習のスタートからアンダーステアが強くバランスを煮詰め切れずにいましたが、エンジニアとドライバーが一生懸命に考え直して修正してくれたおかげで、Q2に進出し6番手で予選を終えることができました。

ここ数戦はポジティブな結果になっているものの、トップを獲るには厳しい状況が続いていますが、決勝は作戦的にいろいろな選択種を考察して結果を残すように頑張ります。

●武藤選手
走り出しは想像していたバランスとは大きく違いました。Q2で6位を獲れたことは前向きに考えています。決勝は僕がスタートを担当しますが、タイヤの状態を感じながらのレースになると思います。楽ではないことはわかっていますので、とにかく自分の持っている力を出し切るレースをして結果を残したいと思います。

●笹原選手
練習走行からセッティングを変えても、車のピークバランスが変わらず、思いのほか苦戦しました。Q1を突破したことは良かったです。苦しい決勝になると思いますが、決勝レースセッティングを煮詰めて、自分もうまくコントロールしながら上位を目指します。

 

↓ 予選終了後に配信されたライブ映像です。

 

10月25日(日)
GT500クラス決勝:13位
土曜は予選直前までアンダーステア対策に講じ、Q1を突破してQ2で6位という結果に終わりました。これまでのレースに対して、気温、路面温度が低くなる今回の鈴鹿に対してはポジティブな結果でした。想定したレースペースを維持して、再び表彰台を狙います!

●中野監督
とても悔しい結果に終わりました。
決勝に向けては流れが良くて、チーム・ドライバーがしっかり作戦を立ててスタートしました。武藤もスタート直後にポジションを上げたりとパフォーマンスを見せてくれたし、1度目のGT300クラスの集団を抜けた後は、良いペースでバトルをしていたんですが、タイヤが壊れてしまい、皆、落胆してしまいました。気持ちを切り替えて、別案タイヤのデータ収集に努めました。

次は3位表彰台を獲ったツインリンクもてぎなので、きっちりリベンジできるように、問題点と対策、そして性能向上に向けて話し合って結果を残せるよう努力を続けます。応援してくださったファンの皆様や関係者の方々、本当にありがとうございました。

●武藤選手
6番手スタートからすぐにポジションを上げた後は、タイヤのケアーも考えて走っていました。練習走行の結果から厳しい闘いになることはわかっていたのですが、(ひとりのドライバーに課せられる)最低限の周回数に届かない16ラップで、突如タイヤトラブルが発生しました。すぐに種類の異なるタイヤで次につなげる作業に切り替えて、よくも悪くもデータ蓄積に努めました。悔しいレースでした。

次のツインリンクもてぎでは、再び表彰台に上がることを意識して仕上げていきます。準備してくれたスタッフや、関係協力会社の皆様、優勝に向けて頑張りますので、引き続き応援を宜しくお願いします。

●笹原選手
悔しいのひと言です。トラブルにより勝負する権利を失なってしまいました。でも、最後まで走り切ったことにより、蓄積できたものもあり、次につなげていきます。次戦のツインリンクもてぎはウエイトも半分になりますし、ポジティブに捉えつつ、表彰台の一番高いところに立てるように努力していきます。

今回はファンの皆さまも一緒に悔しい思いをしたと感じています。次は一緒に喜びを感じられるよう努力を惜しまずチーム一丸となって頑張ります。関係してくださった企業の方々、ファンの皆さまのサポートには感謝の気持ちしかありません。次は必ず結果を残します。ありがとうございました。
 

↓ 決勝レース後に配信されたライブ映像です。