2024 SUPER_GT

Rd.5 SUGO

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2021年9月12日

暑さとの闘いのなか、懸命の走りでポイントをもぎ取る!

シリーズ名:2021 AUTOBACS SUPER GT Round5
大会名:2021 AUTOBACS SUPER GT Round 5 SUGO GT 300km RACE
距離:3,621km×84周(304.164km)
9月11日(土)天候:曇り/路面:ドライ
9月12日(日)天候:晴れ/路面:ドライ
9月11日(土)
GT500クラス予選
Q1:笹原選手 2位
Q2:大湯選手 2位

■田中監督
午前の練習走行では、今回持ち込んだセットがまったく機能せず、まともに走れる状態にありませんでした。練習走行後半までタイムは最下位という状態で、最後になんとか改善方向が少し見えたところでセッションが終了。午後の予選はとても厳しい状況でした。

予選に向けて練習走行の反映とさらなる修正をしたことで、バランスとタイヤのグリップが大きく改善。結果、Q1笹原選手が2位、Q2大湯選手も2位というポジションを得ることができました。

今回持ち込んだセットで(午前の練習走行で調整に)ロスしたことでポールポジションが獲れなかった、とも考えましたが、次につながる新しいトライでもあり、予選2位という結果は悔しい反面、満足もしています。

笹原選手、大湯選手ふたりとも、最後まであきらめずに車をつくり、予選でとても素晴らしいタイムアタックをしてくれました!決勝では予選の結果を生かせるようチーム一丸となって頑張ります。

■笹原選手
いつも応援してくださりありがとうございます。

朝の流れから言うと、練習走行のスタートは大湯選手でセット確認しました。途中交代して車の状態を確認したときは、大湯選手と同じく感触が良くなく、きっかけとなる手応えもなくて、自分が感じた事象を伝えました。

予選が始まるまでにチームのみんながハードワークで改良を施してくれた結果、優れたパフォーマンスを発揮でき、2番手のタイムでQ2に進出を決めました。解析から改良できたことはチームの力だと思います。朝の状態からポジティブに捉えています。

そして、Q2の大湯選手も頑張ってくれて、決勝は2番手からのスタートとなります。もちろんポールポジションでなかったのは悔しいですが、前列からスタートできるので優勝のチャンスは十分にあります。

決勝はまだ対策を立てているところです。鈴鹿の結果を踏まえて、しっかり考えてコース上ではふたりで100%プッシュして優勝できるように頑張ります。応援よろしくお願いします。

■大湯選手
まず、Q1で笹原選手が素晴らしいアタックで2番手を獲得してくれて、ホッとしたのと同時に、Q2に向けて俄然気合が入りました。

午前の練習走行では、僕からスタートしてトラフィックも多かったですが、GT300との混走時間帯は最下位の状況でした。そこからチーム全員で見直してくれて、それが良い方向に向かってくれました。Q1を笹原選手が2位で僕につないでくれたので、あとは僕が結果を出すだけだ、と気合が入りました。

プレッシャーもあったんですが、皆がそれだけ僕に期待してくれているし、ファンの皆さんも今回は行けるんじゃないかと望んでいると思いました。そんななかのQ2でポールポジションを獲れず、すごく悔しいです。

僕も当然速さにこだわっているし、やはりポールを取りたかったです。朝からのタイムアップが凄まじかったので、自分ではもっと詰められるところがあったと思っています。

決勝はとにかくがむしゃらにやるしかないですね。今日は朝から予選に向けて、トライ&エラーで本当にいろんなデータを積み重ねて改善できたので、チームも僕も鈴鹿ラウンドより成長した姿をお見せできると思っています。がむしゃらに頑張ります!宜しくお願いします。

 

9月12日(日)
GT500クラス決勝:9位
■田中監督
厳しいレースでした。決勝の天候は晴れになることはわかっていましたが、想像以上の暑さと路面温度の上昇により、苦戦を強いられる結果となりました。

スティント1を担当した大湯選手はスタート直後ではトップをプッシュする走りを見せてくれ、そして中盤の厳しくなった状況下での後続とのバトルはとても気持ちの伝わる走りを見せてくれました。スティント2を走った笹原選手もペースを維持するのが難しく、車をコントロールしながら長いスティントを何とか最後まで走り切ってくれました。

今回もふたりとも気持ち的にとてもつらいレースでしたが、強い気持ちで前向きに最後まで走り、しっかりと車の状態についてインフォメーションを持ち帰って来てくれたことに感謝しています。

車のセット、タイヤについては新たなトライとして、アイデアがまだまだたくさんありますし、若いふたりのドライバーで、このチームとダンロップさんであれば間違いなく大きな変化を起こすことができると思っています。

次のオートポリスラウンドに向けてもっと新しいことにチャレンジして、上を目指して頑張りますので、引き続き応援をお願いします。

■笹原選手
いつも応援ありがとうございます。みなさんお疲れさまでした。

スティント2は同じタイヤでは厳しいだろうという判断のもと、違うものを選択しました。ピットから出て行って、数台にアンダーカット(※タイヤ交換のタイミングにより順位が変動してしまうこと)されてしまいました。自分たちのペースでは、他車に比べて実力は劣っていたかと思います。

鈴鹿同様に予選2番手からのスタートで、一発の速さはあるものの、ポジションを維持できないのは悔しいところではあります。キープすることは簡単ではないことですが、もっともっとたくさんのチャレンジをして学ぶべきものを吸収しなければと思いました。

次戦のオートポリスですが、チームとダンロップさんとともに、新たなトライとチャレンジをして、改善して確実に進歩して行きたいと思っています。応援してくださってる皆様、本当にありがとうございました。 まだまだ、たくさんのチャレンジをしていきます。

■大湯選手
ファンの皆様、応援ありがとうございました。スティント1は僕からスタートさせてもらい、スタートして3周から4周はトップを追い回しりしたんですが、抜けなくて、その後ペースが落ちてしまいました。落ちないように何とか努力していたんですけど、かなり路面温度が高くて厳しい展開になってしまいました。

決勝の暑さからは厳しいだろうと予想もし、ポジションをキープする努力をしていたんですが、数台に抜かれてしまいました。かなり自分なりには持てる力を発揮して後続車を抑えるバトルをして、頑張ってミニマムラップで右京君にバトンを託しました。

次はオートポリスです。個人的に好きなサーキットですし、ポールを取ってポジションを守る展開にしていきたいです。ふたりとも好きで得意なサーキットなので良い走りをしたいです。今回の課題をチーム一丸となって改善して、僕たちは全力で良い走りをしたいと思っています。引き続きの応援を宜しくお願いします。頑張ります。