2020 SUPER_FORMULA

Rd.5 MOTEGI

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2019年8月19日

セッティングに悩んだ#16 野尻は、
手堅くポイントを獲得する。

シリーズ名:2019 全日本スーパーフォーミュラ選手権シリーズ 第5戦
大会名:ツインリンクもてぎ2&4レース
距離:4.801km×52周(249.652km)
8月17日(土)天候:晴れ/路面:ドライ
8月18日(日)天候:晴れ/路面:ドライ
8月17日(土)
■予選
野尻選手:6位
オワード選手:18位

金曜の専有走行時に、持ち込んだマシンのバランスがドライバーのイメージとは大きく離れていることがわかりました。問題点を改善するために、セッティング変更を懸命に試しましたが、土曜午前のフリー走行が終了した時点でも上位のタイムを出せる手応えはなく、午後の予選に向けてもさらなるセット変更を施して予選に臨みました。

■中野監督
フリー走行からセットアップを進めていましたが、あまり良い方向ではありませんでした。予選に向けて、精度を修正し、セットアップを変更しながら野尻は何とかQ1まで行けましたが、パトリシオは突破できませんでした。

野尻はそこからQ2、Q3とセットの精度を上げていき、予選6位の結果で終われたことは、よくできたと思います。パトリシオは、コンディションの変化とミディアムタイヤに苦戦したところがあり、残念な結果となりましたが、決勝は2台で違う作戦をとる方向です。チーム内で精査し、2台で良い結果を出せるよう頑張ります。

■野尻選手
ミディアムタイヤのセットアップ修正が遅れてしまいました。なんとか予選で良い方向を見つけて6位で終われましたが、反省する部分もあるしポールを取れなかったので、すごく悔しいです。明日は諦めることなく、表彰台を目指して、決勝の作戦やセットを考え直して頑張りたいと思います。

■オワード選手
初めて走るサーキットだけど、コースにはすぐに慣れたよ。ミディアムとソフトタイヤのグリップの違いに驚いた。野尻選手も調子が良くなかったから、何を基準にすればよいかわからなかったけど、自分の力を出し切れなかった。野尻選手がQ3まで行けたから、基準を見定めて学ぶことに集中して、上位を狙いにプッシュするよ。明日のレースはハードな戦いになるけど、楽しみにしている。
 

8月18日(日)
■決勝
野尻選手:8位
オワード選手:14位
金曜の専有走行から土曜の予選へとマシンのバランスは少しずつ改善し、日曜朝のフリー走行においてもセットアップの変更はしたものの、全体のバランスは満足できる状態にはなりませんでした。戦略を吟味して決勝レースに臨みました。

■中野監督
まずこの猛暑のなか、ドライバーやスタッフの苦労を労いたいです。大変お疲れさまでした。

レースは、野尻は残念ながら順位を落とす結果となってしまいました。同じ作戦で表彰台に上れた選手もいたので、とても悔しいです。持ち込んだセットから仕上げるまでに少し時間がかかってしまったことが、決勝レースに影響してしまったかもしれません。

パトリシオは、初めてのサーキットだしレベルの高いレースのなかで、後方から順位を上げて行きましたね!最後はマシンにトラブルもあったようでした。経験を積んで着実に進歩しているので、まずは予選順位を上げることを課題とし、今後はポジションアップしてくれることを願います。

エンジニアやスタッフたちが一所懸命にトライしてくれているので、もっと良い結果を早く出せるよう、引き続き頑張っていきます。


■野尻選手
金曜の専有走行での走り出しから考えると、ポイントが取れたことは前向きにとらえたいと思います。金曜時点で勝てるだけのポテンシャルがなかったのは明らかで、今後はその走り出しからもっと上げれるようにしっかり反省する項目と、今回の仕上げる過程で成功した項目を次につなげてマシンのポテンシャルを上げたいと思います。それと同時に自分の走りでもミスのないようしっかりとまとめていきたいと思います。応援してくださっている方々に早く良い結果をお知らせできるように、引き続き努力していきます。

■オワード選手
とてもタフなレースでした。暑かった!スタートでストールしてしまいゴメンナサイ。レースはプッシュして、最後尾から追い上げたんだけど、もっともっと学ぶことが多いし、もっと安定してアベレージタイムを上げることが必要だった。作戦は悪くなかったと思う。スーパーフォーミュラは、皆レベルが高いので勝つのは大変だけど、やりがいがあるしエキサイティングで楽しいよ。この経験を良い方向にとらえて、ガンバリマス!