2020 SUPER_GT

Rd.1 FUJI

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2020年7月19日

開幕戦、惜しくもポイント奪取ならず

シリーズ名:2020 AUTOBACS SUPER GT Round1
大会名:たかのこのホテル FUJI GT 300km RACE
距離:301.158km(4,563m × 66 Laps)
7月19日(日)天候:曇り/路面:ドライ
7月19日(日)天候:曇り/路面:ドライ
7月18日(土)
■公式練習:GT500クラス 9位

SUPER GT 第1戦 開幕!

今シーズンのNSX-GTはクラス1レギュレーションに準じた新車両となり、ドライバーは
笹原右京選手を新たに迎え、武藤英紀選手とともにシーズンを闘います。

ここまで新型コロナウイルスの影響により、十分なテスト実施することができないままの開幕戦となりましたが、少ないテストの中で新車両のセットアップ、タイヤ開発を進め手応えと期待感が持てるテストを行うことができました。いよいよ開幕、Red Bullに翼を授かり発進です!

【中野監督】
ようやく開幕戦をここ富士で迎えることになりました。まずこのレースに関わる全ての関係者の皆様に感謝いたします。

今年のチームは武藤を筆頭に若手の笹原が加入し、良い意味での変化と好成績を目指し、皆で頑張っていきます。

このフリー走行では霧も出たことで走行開始が遅れてしまい、路面温度も低くなってしまいました。公式テストで確認出来た車のセットとタイヤのマッチングを確認しながらセッティングを笹原中心で煮詰めて行き、今日のなかでは良いパフォーマンスを発揮することが出来たと思います。

温度が前回テストと同様かそれ以上に上がってくれると、もっと自分たちのパフォーマンスは上げられることも確認できました。短い走行時間でしたが、メカニックも変更作業をたくさんやってくれて感謝してます。

明日も天気が変化していくと思うので、タイヤ選定やセットアップと作戦含め対応できるよう、しっかり準備し明日の予選と決勝に挑みます!


【武藤選手】
開幕戦を迎えることが出来て、皆さんに感謝いたします。ありがとうございます!

今日は天候が不安定で走行時間も短くなってしまうだろうと皆で話し合い、笹原君にセットアップを任せました。自分は無線で状況を聞きながら、アドバイスしたり、別の角度から物事を探究する事が出来た事は新鮮で実りがありました。

明日の予選と決勝は、ドライだったら路面温度がもう少し上がってほしいですね!明日に向けては、もう少し改良してもらってレースに挑みます。楽しみです!

【笹原選手】
GT500で初開幕戦を迎えることが出来てワクワクしています。携わってくださった皆様、ありがとうございます!

天候が不安定でどうなってしまうかと思いましたが、走れて良かったです。スタートとアタックを僕に任せてくれた武藤さん、ありがとうございます。

今日のFPでは公式テストで開発出来たタイヤと車で走り出し、セットアップは可能な限りの案別を比較するなど、明日に向けての煮詰めや、今持っているベストな状態には持っていけたと思います。

ほとんどの時間を僕が走らせてもらいました。最後のアタックでもミスはなかったですし、今日はこれがMAXでした。ドライ路面の温度が以前よりも低くなってしまったことは少し残念ですが、持っているパフォーマンスを出すことが出来ました。正直、明日の予選はドライで走りたいですけど、どんな状況になろうが、僕もチームの皆でベストを尽くします!

 

 

7月19日(日)
■予選 GT500クラス
Q1 P5(笹原選手)
Q2 P8(武藤選手)

 

 

■決勝 GT500クラス 12位

開幕戦は土曜に公式練習、日曜に予選と決勝が行なわれました。ご存知のとおり、開幕戦はウェイトハンデがなく、全車イコールコンデションの実力勝負のレースです。

公式練習は9位で終わりましたが、ポジションを上げられなかった要因は明確に分析できました。分析の結果を踏まえて、本来の実力が試せるか、チーム一丸となって開幕戦に挑みました。

【中野監督】
チームスタッフ、すべての関係者の皆さま、本当にお疲れさまでした。日曜に予選と決勝が行なわれたわけですが、予選Q1を笹原で行かせたのは、彼に先々を見据えた経験をさせたいという理由からでした。Q1の5位は期待以上の結果でした。

予選Q2の武藤は別種の選択をするしかない理由があり、Q1のタイム差からみても8位は精一杯の結果でした。

決勝のグリッドは8番手で、スタートドライバーは笹原にしました。決勝のタイヤはQ2で使用したもので、少しハード方向だったし路面温度が上昇してきたので期待が持てました。

期待どおり、笹原は合格といえるスタートを切りました。6位にポジションを上げてくれましたし、前半のペースも集団の中では悪くなかったです。しかしリアタイヤにスローパンクが発生してしまい、その後も同様の問題が発生してしまいました。

ポイント圏内で闘える期待があっただけに、残念ではありますが、この問題点を早く解決して次のレースで結果を出せるようまとめていきます。

【武藤選手】
予選Q2は頑張りましたが、8位がやっとでした。Q1とは異なる選択でのデータを取ることになりましたが、これは今後のためになると思います。

決勝は、後半を担当しましたが、右京のトラブルを見ていたので大事に走りました。ペースはトップレベル同様とまではいきませんでしたが、安定したペースでデータをしっかり取ることを第一に考えて、最後までしっかりと走れて良かったです。ペースも悪くはなかったと思います。

結果としてはポイントが取れずに悔しいです。次のレースではピークを出し切る走りが出来るように、皆で改善して結果を出すように頑張ります。

【笹原選手】
皆さんお疲れさまでした。予選Q1のドライバーを命じられて気合いが入りました。ミスもなく自分の中では渾身のアタックで5番手でピットに戻ることができました。楽しかったです。

決勝のスタートも任されました。少しドキドキしましたが、スタート直後は冷静になれて、1コーナーを利用して8番手から6番手にジャンプしました。その後、7番手キープで安定して走れて、ピットからの無線も入って頑張って武藤さんにつなげることだけを考えて走っていたのですが、急に左後ろのタイヤにスローパンクが発生しました。それでもまだ諦めずに、2セット目は少し抑え気味で走っていたのですが、タイヤが突然壊れました。

開幕戦で目標のポイントを取れなかったのは残念です。でもこの経験も、将来の自分の知識につながる感覚を得られたことをポジティブにとらえ、チームの開発に役立てられるよう努力していきます。