無限MUGEN

神電(SHINDEN)參

SHINDEN PROJECT

2014.05.22

マン島TTレース事前テスト 1日目

5月19日(月)

キャッスルクーム・サーキット(1周=2.977 km)
気温22℃ 晴れ

快晴の天候に恵まれたイギリス国内の事前テストは、イギリスの南西部に位置するサーキット、キャッスルクームで行われた。キャッスルクーム村は、14世紀ごろの中世の建物が今も残るイングランドのコッツウォルズ地方にある小さな村である。

この小さな村にあるキャッスルクーム・サーキットは、1950年に開設された歴史の長いサーキットで、1周2.977 km (1.85マイル)の高速型サーキット。高速コーナーやシケインのストップ&ゴーなど、マン島のTTマウンテンコースのテストをするには最適なことから事前テストの場に選ばれた。

今回のテストは、TTレースに向けて最終的な仕様を決める大事なテストとなる。今日は最終的なマシンの仕様を決めるためのテスト、そして次回のテストでは今日決めたセットをもとにロングランテストを行う。

まずコースインしたのは、今年からTEAM無限に加わったブルース・アンスティ選手。“Flying Kiwi”のニックネームを持つニュージーランド出身のライダーである。

アンスティ選手はTTに先立ち5月17日(土)に北アイルランドで行われた公道レース、ノースウエスト200(NW200)のスーパースポーツ/レース2で見事に優勝を果たし、幸先のいいシーズンスタートとなった。

#5 ブルース・アンスティ選手

また、シーズン前のモトクロストレーニング中、右手首を負傷したマクギネス選手だが、4月の来日テスト時に比べて日に日に回復しており、走行はまったく問題がないとのこと。

#1 ジョン・マクギネス選手。

テストは3ラップずつ(コースインとコースアウト合わせて5周ずつ)行い、エネルギーマネージメントと足廻りのセッティングを詰めていった。

#1 ジョン・マクギネス best:1'13.36 Total 23Lap
#5 ブルース・アンスティ best:1'14.01 Total 24Lap

■ブルース・アンスティ選手コメント:
ノースウエスト200は優勝しましたけど、今は本当にマン島TTが楽しみです。今日のテストはとても良いテストで、マシンもコンディションも良くて、サスペンションのセッティングや、マッピングのテストを行いました。TTに向けてよいテストになったと思います。次のテストも晴れることを願っています。

■ジョン・マクギネス選手コメント:
キャッスルクームのテストは、日本でのテストに引き続き素晴らしい天候と最高のコンディションで、神電参のUK国内テストを迎えることができて嬉しいです。今日の走行では、マップやタイヤ、ブレーキなどさまざまなテストを行っているわけですが、手首の怪我も順調に回復していて、2回目のテストも楽しみです。

■チーム監督 宮田コメント:
今日はモーターの出力やモーターの温度など、マン島でベストな仕様はどれかということをいろいろ比較して細かいデータを取りました。これでマップなど、次回テストのロングランの仕様が決まりましたので非常に順調なテストだったと思います。

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