無限MUGEN

神電(SHINDEN)參

SHINDEN PROJECT

2014.06.03

TT Zero プラクティス 2回目

5月31日(土)

TTマウンテンコース(60.7km×1周)
天候:晴れ
気温:24度
走行開始時刻:17時08分

2週間にわたり行われているマン島TTレースは、いよいよ今日から決勝レースが始まる。最初のレースはダイネーゼ・スーパーバイクTTレース(6周)、続いてSUREサイドカーTTレース1が行われた。レース終了後にスーパースポーツ、ライトウェイト、スーパーストックの混走でプラクティス、続いて6月4日(水)に決勝レースが予定されているSES TT Zeroの2回目のプラクティスが行われた。

プラクティスは合計3回行われるが、決勝に進むためには2回目のプラクティスか3回目のプラクティスのいずれかで完走し、且つ45分以内でゴールしなければならない。プラクティス2回目、3回目は名称こそプラクティスだが、実際は予選1回目、2回目となる。

チームは昨日プラクティス中に起きたマシントラブルを復旧させ、最初の予選に向けて万全を期した。予定では16時45分にスタート予定だったが、17時05分スタートに遅延するとアナウンスされた。しかし、他のクラスも走るライダーがほとんどであるため、乗り換える都合上、実際にTT Zeroの1台目が出走できたのは17時08分だった。

チーム無限は、まず17時11分に#5 ブルース・アンスティ選手がスタート。約1分後に#1 ジョン・マクギネス選手がスタートした。公道レースという特殊な状況のなか、テレビの実況中継もなく、ラジオでも今日はほとんど実況放送されなかったため、途中経過がわかるラップタイミングが更新されるのを待ちながらチームは約20分後のフィニッシュを待った。

まず戻ってきたのはブルース・アンスティ選手で、昨日ジョン・マクギネス選手が記録したTT Zeroのラップレコードを4.872秒更新し、ラップタイム20分08秒914、(平均時速112.355マイル)を記録した。

また、ジョン・マクギネス選手はラップタイム20分41秒917、平均時速 109.369マイルで2位につけ、両選手とも予選通過条件の45分以内をクリア。決勝に向けてさらなる高みを目指して、月曜日に行われる2回目の予選に備える。

なお、アンスティ、マクギネス両選手の活躍は、「Anstey ignites SES TT Zero practice with 112mph lap」とのタイトルでTT公式サイトのトップニュースを飾った。

順位 ゼッケン ライダー マシン チーム ラップタイム 平均時速(mph)
1 5 Bruce Anstey Shinden San Team Mugen 20:08.914 112.355
2 1 John McGuinness Shinden San Team Mugen 20:41.917 109.369
3 7 Robert Wilson Sarolea Sarolea Racing 24:38.464
4 6 Mark Miller Vercar Moto Vercar Moto 28:19.829 79.9068
5 4 George Spence Kingston Kingston 28:26.123 79.6120

■ジョン・マクギネス選手コメント:
今晩のプラクティスは神電參で2回目の走行だったわけですが、ものすごく良いスタートができました。シャシーも良くなっていて、パワーも出ていて、少しバッテリーがオーバーヒート気味でしたけど、レースに向けて良い方向になっていると思います。他のバイクを追い越すときも問題はなく、月曜日の走行、また水曜日の決勝レースに向けて良い走行ができたと思います。 残念だったのは、昨日の自分のラップレコードをブルース選手に破られたことですね(苦笑)。

■ブルース・アンスティ選手コメント:
昨日は1回目のTT Zeroの走行でしたが、早々にマシンを止めたので今日のTT Zeroの予選が自分にとって最初の周回となりました。予選は落ち着いて走ることができ、平均時速112mphが出せましたし、チームにとっても良い位置に付くことができてとても良かったです。

■チーム監督 宮田コメント:
昨日のプラクティスを走って、問題も出ましたが、そのあたりの対策がしっかりできた結果、予選1回目を無事完走することができました。タイムも我々が想定しているより出ていましたし、2人のライダーもいろんな感触をつかんでもらったと思います。次の予選、決勝に向けて、これからもう少しセッティングを詰めて行って、決勝では完璧な走りができるように準備していきたいと思います。

トップページへ戻る