WTCC

WTCC(世界ツーリングカー選手権)は、国際自動車連盟(FIA)が管轄するツーリングカーレース。ヨーロッパ・アジア各地を転戦し、年間12ラウンドを開催(2014年シーズン実績)。市販乗用車をレース用にチューニングアップしたマシンで争われる世界最高峰のツーリングカーレースで、F1と同じ世界選手権タイトルが冠されたレースのひとつである。日本国内では、2008年から2010年まで岡山国際サーキット、2011年からは鈴鹿サーキットで開催されている。

Hondaは、2012年シーズン途中より『Honda Civic WTCC』を投入。初参戦となった2012年は『Honda Racing Team JAS』として最終3ラウンドに参戦。2013年はワークスの『Castrol Honda World Touring Car Team』2台、プライベーター1台の合計3台、2014年はワークス2台、プライベーター2チーム各1台の合計4台、2015年はさらにプライベーターが1チーム加わり、ワークス2台、プライベーター3チーム各1台の合計5台で参戦している。

2013年シーズンは、Honda Civic WTCCが2度の表彰台独占を含む4勝を獲得、参戦した3選手すべてが優勝を経験し、マニュファクチャラーズタイトルを獲得した。

M-TECは、Hondaとの共同プロジェクトのもと、「Honda Civic WTCC」用に開発されたレース専用の直列4気筒1.6リッター直噴ターボエンジンの製造、チームへの供給を担う。また、MUGEN EURO(※)にて、エンジンメンテナンス、サーキットサービスを実施している。

※MUGEN EURO Co.,Ltdは、株式会社M-TECの100%出資英国子会社。

2012年
ホンダレーシングチーム ヤス
ティアゴ・モンテイロ選手
2013年
カストロール・ホンダ・ワールド・ツーリングカーチーム
ガブリエーレ・タルクィーニ選手/ティアゴ・モンテイロ選手
ゼングー・モータースポーツ
ノルベルト・ミケリス選手
2014年
カストロール・ホンダ・ワールド・ツーリングカーチーム
ガブリエーレ・タルクィーニ選手/ティアゴ・モンテイロ選手
ゼングー・モータースポーツ
ノルベルト・ミケリス選手
プロチーム・レーシング
メディ・ベナーニ選手
2015年
カストロール・ホンダ・ワールド・ツーリングカーチーム
ガブリエーレ・タルクィーニ選手 / ティアゴ・モンティロ選手
ゼングー・モータースポーツ
ノルベルト・ミケリス選手
ニカ・レーシング
リカルド・ライデル選手
プロチームレーシング
2016年
カストロール・ホンダ・ワールド・ツーリングカーチーム
ティアゴ・モンティロ選手/ロブ・ハフ選手
ホンダ・レーシングチーム・JAS
ノルベルト・ミケリス選手