日本F3選手権第7ラウンドは関東圏で都心に最も近い筑波サーキットで開催された。

 7月16−17日に菅生大会の事前テストにおいて、クラッシュ手首及び頚椎を損傷した1号車のレギュラードライバーの細川慎也は怪我の完治が遅れ不出場。このため1号車にはSRS-Fの講師を務める山西浩司を急遽起用。また11号車 柴田裕紀も初めての筑波のレースに挑む。




山西選手、貫禄の走りで童夢F106を優勝に導く。

ROUND:第13戦
DATE:8月10日(日)
CIRCUIT:筑波サーキット(全長2.045km×27周)
天候:天候:晴れ 気温:32℃ 湿度:67%

 日本列島を横断する台風10号の影響により突風が吹き荒れた9日(土)予選はドライコンディションでスケジュールとおりに行われたがPMに開催予定であったF3第13戦は台風による大雨と突風により順延。第13戦は27日の朝9:55からのレーススケジュールに組み込まれ周回数も32周から27周に変更された。

  前日の悪天候はうそのように真夏の太陽が容赦なく照り付け、気温32度、路面温度は50℃近くまで上昇。1号車「TIGREF106」の山西浩司選手は13戦予選にて初めて乗るマシンを巧みに操り、2番手のフロントロウを獲得。11号車「FDイエローハットF106」柴田裕紀選手は初コースにてこずり10番手からのスタートとなった。

 フォーメーションラップ終了後、9:57スタート。ホールショットを決めたのは抜群のスタートを決めた#1「TIGREF106」の山西浩司選手。先頭にたつと53秒台の安定したペースで周回。9周目には53秒660のファステストラップも記録。独走状態を築く。一方11号車「FDイエローハットF106」柴田裕紀選手も抜きずらいコースであるが10周目の第2ヘアピンで#32番場をかわし9番手に浮上。前車を果敢に追う。

 独走状態の#1山西選手は27周のレースを2位の#36片岡に2秒8の差をつけ、久々のF3を優勝で飾った。また#11柴田選手も上げたポジションを守りきり9位でレースを終えた。

 1号車「TIGRE F106」山西浩司選手のコメント
スタートをうまく決まって、トップで1コーナーに入れました。1周目はクルマのバランスをチェックし、クルマのバランスが良いと判った2周目からは自分のペースで走りきることが出来ました。金曜日から初めて乗ったクルマですがマシンバランスも良く、エンジンも中高速が素晴らしく良く完璧に仕上がっていた車でした。次の14戦のスタートは2列目からですがスタートをうまく決め上位を狙います。暑いですが体力的には全く問題ありません。


 11号車「FDイエローハット無限F106」柴田裕紀選手のコメント
予選で低迷していたので前のクルマをプッシュし続けました。ヘアピンで相手のミスを突いてポジションを上げることが出来ましたが、このコースでポジションを上げるのは難しいです。次戦は周回も多く、暑さとも勝負ですので良い結果を残したいです。

8月10日(日)第13戦 筑波サーキット(全長2.045km×27周)
天候:晴れ 気温:32℃ 湿度:67%
P No Driver Car Engine Lap
1 1  山西康司  LOLA-DOME F106  無限MF204B 27周
2 36  片岡龍也  DALLARA F302  TOM'S TOYOTA 3S-GE 27周
3 12  P.モンティン  DALLARA F303  NISSAN SR20VE 27周
4 4  R.クインタレッリ  DALLARA F302  TOM'S TOYOTA 3S-GE 27周
5 7  J.コートニー  DALLARA F302  TOM'S TOYOTA 3S-GE 27周
6 3  横溝直輝  DALLARA F303  TOM'S TOYOTA 3S-GE 27周
7 2  佐藤晋也  DALLARA F302  無限MF204B 27周
8 8  小早川済瑠  DALLARA F302  TOM'S TOYOTA 3S-GE 27周
9 11  柴田裕紀  LOLA-DOME F106  無限MF204B 27周
10 32  番場 琢  LOLA-DOME F106  TOM'S TOYOTA 3S-GE 27周
11 19  柴田裕吉  DALLARA F302  TOM'S TOYOTA 3S-GE 27周
12 33  吉本大樹  LOLA-DOME F106  TOM'S TOYOTA 3S-GE 27周




山西選手トップグループで周回するが5位、柴田選手も7位でレースを終える。

ROUND:第14戦
DATE:8月10日(日)
CIRCUIT:筑波サーキット(全長2.045km×45周)
天候:天候:晴れ 気温:34℃ 湿度:50%

 午前中、行われた第13戦より更に真夏の日差しは容赦なく路面を照り付け路面温度はなんと61℃まで達する状況の中、14:55より第14戦が開催された。

 フォーメーションラップを終えた各マシンはシグナルブラックオフとともに一斉にスタート。

 1号車「TIGRE F106」山西浩司選手は順位を上げようと1コーナーでアウトから行くが5番手スタートの#12モンティンに先行を許しポジションを下げてしまう。11号車「FDイエローハットF106」柴田裕紀選手はポジションキープで1コーナーをぬける。トップはポールスタートの#36片岡。

 山西選手は19周目に自己ベスト53秒766を叩き出し、前車を追う。レース中盤には#36片岡、#4クインタレッリ、#7コート二―、#4モンティン,#1山西5台のトップグループが形成され息をのむ接近戦が繰り広げられる。しかしコースの特性上,各社抜く事が出来ない。

 また後方6位佐藤を先頭とした集団に#11柴田選手が飲み込まれていた。暑さによる持久戦に持ち込まれたが45周の長丁場のレース、各選手自分のポジションを守りきりゴールを迎える。#1山西選手は5位、#11柴田選手は7位でレースを終えた。

 1号車「TIGRE F106」山西浩司選手のコメント
スタートだけが失敗でした。序盤マシンが最終コーナーでアンダーが強く、唯一のパッシングポイントの1コーナーでの勝負が出来ませんでした。しかし終盤はマシンが決まり前車をプッシュしていけました。


 11号車「FDイエローハット無限F106」柴田裕紀選手のコメント
スタートを無難に決め前を抜きたかったのですがパッシングポイントが無く、先頭集団から遅れる結果となりました。今回、山西選手がチームメイトという事もあり、いろいろ勉強できました。


8月10日(日)第14戦 筑波サーキット(全長2.045km×45周)
天候:晴れ 気温:34℃ 湿度:50%
P No Driver Car Engine Lap
1 36  片岡龍也  DALLARA F302  TOM'S TOYOTA 3S-GE 45周
2 4  R.クインタレッリ  DALLARA F302  TOM'S TOYOTA 3S-GE 45周
3 7  J.コートニー  DALLARA F302  TOM'S TOYOTA 3S-GE 45周
4 12  P.モンティン  DALLARA F303  NISSAN SR20VE 45周
5 1  山西康司  LOLA-DOME F106  無限MF204B 45周
6 2  佐藤晋也  DALLARA F302  無限MF204B 45周
7 11  柴田裕紀  LOLA-DOME F106  無限MF204B 45周
8 3  横溝直輝  DALLARA F303  TOM'S TOYOTA 3S-GE 45周
9 33  吉本大樹  LOLA-DOME F106  TOM'S TOYOTA 3S-GE 45周
10 32  番場 琢  LOLA-DOME F106  TOM'S TOYOTA 3S-GE 45周
11 19  柴田裕吉  DALLARA F302  TOM'S TOYOTA 3S-GE 45周
12 8  小早川済瑠  DALLARA F302  TOM'S TOYOTA 3S-GE 45周