全日本F3シリーズ第4ラウンドは舞台を東のホンダの聖地ツインリンクもてぎにおいて開催された。無限の細川、柴田の両選手にとっては、フォーミュラドリームで走りなれたホームコース。
無限チームは1号車細川車の童夢F106に更なる改良を加え、また第5戦のクラッシュにおいてマシンにダメージを負った11号車柴田車は今回、ダラーラF302にマシンを暫定でスイッチ。アップデートを施し、必勝体制でレースに臨む。



細川選手、柴田選手、完走するが課題の残る結果に。

ROUND:第7戦
DATE:6月7日(土)
CIRCUIT:ツインリンクもてぎ(全長4.801379km×14周)
天候:曇り

 F3,第7戦は午前中予選アタック時から、曇天が続き、フォーミュラニッポンの予選終了後の15時頃には今にでも雨が落ちてきそうな天候になっていた。チームはグリッドにレインタイヤを用意しグリッドに並ぶ。いつものように田中TDが2人のドライバーにフォーメーションラップ開始までマシンサイドにかがみこみアドバイスを続ける。

 4番手にマシンに改良を加え、好調の兆しが見える#1TIGRE無限の細川慎也。#11FDイエローハット無限の柴田裕紀はダラーラのマシン特性に手こずり7番手に留まる。

 15時40分フォーメーションラップがスタート。各車マシンを左右に振りコースに出て行く。 ポールシッターは#12今シーズン初、パオロ・モンティンが獲得。先頭で隊列を引っ張る。

 15時43分レーススタート。ホールショットはポールシッターの#12パオロ・モンティン。続く2番手にはポイントリーダー、コート二―。#1TIGRE無限の細川はホーイールスピンを起こし少々出遅れるがポジションキープで1コーナーへ。#11FDイエローハット無限の柴田裕紀は無難にスタートを決めるが#33吉本に抜かれ8位にポジションを下げる。

 オーバーテイクの難しいもてぎコースレイアウトでは各ドライバーともなかなか順位を上ることが出来ず、先頭から最後尾まで、ほぼこう着状態のままレースは後半戦まで続く。#1細川は何とかポジションを上げ、表彰台を獲得しようと先頭グループに食らいついていく。前方では#7コート二―と#36片岡が激しい2位争いを展開しており細川は自己ベストを出し続け、レースラスト2周には片岡の背後に張り付く。しかし14周のレースはこのままでフィニッシュ。

 #1細川は惜しくも4位。#11柴田は8位でレースを終えた 。

 1号車「TIGRE無限F106」細川慎也選手のコメント
スタートで前を抜こうと思ったが、少しホイールスピンをしてしまい、クルマを抜くことが出来なかった。今回はマシンに改良を加えて来ているので、どんどん調子がよくなり先頭集団が見えるところで走れたが、ポジションキープに留まってしまった。
明日の第10戦は3位スタートなので優勝を目指します。

 11号車「FDイエローハット無限F106」柴田裕紀選手のコメント
自分なりに一生懸命走ったが、なんともいえない結果になってしまった。スタートも悪くなかったが吉本選手に抜かれてしまった。
明日は結果が残るように頑張ります 。

T第7戦 ツインリンクもてぎ(全長4.801379km×14周) Race Results
Weather:Cloudy
Course:Dry
P No Driver Car Engine Lap
1 12 P.モンティン DALLARA F302 NISSAN SR20VE 14
2 7 J.コートニー DALLARA F302 TOYOTA 3S-GE 14
3 36 片岡龍也 DALLARA F302 TOYOTA 3S-GE 14
4 1 細川慎弥 LOLA-DOME F106 無限MF204C 14
5 4 R.クインタレッリ DALLARA F303 TOYOTA 3S-GE 14
6 3 横溝直輝 DALLARA F302 TOYOTA 3S-GE 14
7 33 吉本 大樹 LOLA-DOME F106 TOYOTA 3S-GE 14
8 11 柴田 裕紀 DALLARA F302 無限MF204C 14
9 2 佐藤 晋也 DALLARA F302 無限MF204C 14
10 32 番場 琢 LOLA-DOME F106 TOYOTA 3S-GE 14
11 8 小早川済瑠 DALLARA F302 TOYOTA 3S-GE 14
12 18 小川貴広 DALLARA F302 TOYOTA 3S-GE 14
13 19 柴田裕吉 DALLARA F302 TOYOTA 3S-GE 14




細川選手、今期2度目の表彰台を獲得。

ROUND:第8戦
DATE:6月8日(日)
CIRCUIT:ツインリンクもてぎ(全長4.801379km×20周)
天候:晴れ

 第8戦決勝も昨日に引き続きツインリンクもてぎにおいて開催された。天候は昨日とうって変わり厳しい日差しが容赦なく照りつける真夏の気候となったが、スタート進行になると最終コーナーから1コーナーへ心地よい風が吹き始めた。

 無限は#1TIGRE無限細川は予選で3番手のポジションを得て今期初優勝を狙う。グリッド上までもノーズを外し、最終セッティングを施す。一方、#11FDイエローハット無限の柴田裕紀は第8戦予選でもダラーラのマシン特性に手こずり8番手に留まる。

 11時5分フォーメーションラップが開始され、11時8分、スタートが切られる。
ホールショットは第7戦に引き続き#12パオロ・モンティン。2番手#7コート二―。細川はポジションキープ3番手で1コーナーに進入。柴田は、痛恨のエンジンストールにより最後尾までポジションを下げてしまう。

 トップグループは5台による団子状態。抜き場の無いこのサーキットにおいては、パッシングポイントも限られている。3位を走る#1細川は前車のミスを伺いつつ、また後続のプレッシャーも浴び、神経戦を強いられていた。トップを走る#12モンティンはファステストラップを連発し後続を離しにかかる。中盤になると2位コート二―と3位を走る細川にも差がつき始め、細川は3位集団の先頭を走る状況に。
 一方、スタートに失敗した#11柴田は1分49秒台前半で安定した走行で4周目に10位、6周目には9位とポジションを上げていくが9周目の1コーナー#8小早川のパスを試みるがオーバースピードによりコースアウト。再びコースに復帰したが、12位まで順位を落としてしまう。

 レースも大詰めの17周目、3位走行の細川は自己ベストタイム1分48秒676を出すものの4番手の#36片岡も細川を上回る自己ベストを更新して猛チャージをかけてくる。細川と#36片岡のバトルは無限チームスタッフの目をモニターにくぎ付けにさせた。

 ラスト2周、細川は3位をキープし緊迫した20周のテールトゥノーズのバトルをまとめ上げ今期2度目の表彰台を獲得した。柴田は12位で完走。

 優勝は第7戦に引き続きパオロ・モンティンが獲得した。

 1号車「TIGRE無限F106」細川慎也選手のコメント
チームがシャシーの改良を行ってくれて、もてぎテストからずっと順調だった。クルマは第7戦からどんどんよくなり、今日はスタート前に監督から『絶対3番手で帰って来い』と言われていた。この調子で次のラウンドも頑張ります。

 11号車「FDイエローハット無限F106」柴田裕紀選手のコメント
チームが体制を整えてくれているのに、みっともないレースをして大変申し訳ありません。
次戦までには自分をリセットし、期待に応えられるレースが出きるようにします。応援宜しくお願いします 。

T第8戦 ツインリンクもてぎ(全長4.801379km×20周) Race Results
Weather:fine
Course:Dry
P No Driver Car Engine Lap
1 12 P.モンティン DALLARA F302 NISSAN SR20VE 20
2 7 J.コートニー DALLARA F302 TOYOTA 3S-GE 20
3 1 細川慎弥 LOLA-DOME F106 無限MF204C 20
4 36 片岡龍也 DALLARA F302 TOYOTA 3S-GE 20
5 3 横溝直輝 DALLARA F302 TOYOTA 3S-GE 20
6 4 R.クインタレッリ DALLARA F303 TOYOTA 3S-GE 20
7 2 佐藤 晋也 DALLARA F302 無限MF204C 20
8 33 吉本 大樹 LOLA-DOME F106 TOYOTA 3S-GE 20
9 11 柴田 裕吉 DALLARA F302 無限MF204C 20
10 18 小川貴広 DALLARA F302 TOYOTA 3S-GE 20
11 8 小早川済瑠 DALLARA F302 TOYOTA 3S-GE 20
12 11 柴田 裕紀 DALLARA F302 無限MF204C 20
DNF 32 番場 琢 LOLA-DOME F106 TOYOTA 3S-GE 1