DATE : 2003年5月25日(日)
SESSHON : JGTC第3戦 SUGO GT CHAMPIONSHIP 決勝
CIRCUIT : スポーツランド菅生



薄曇の空の下、穏やかな気温のスポーツランド菅生。
スタンドには朝早くから色とりどりの横断幕が貼られ、その中には伊藤大輔を応援する横断幕が3枚貼られておりファンからのG‘ZOX無限への熱い気持ちがひしひしと伝わってくる。

 フリー走行
 朝8時30分からのフリー走行。
伊藤はガソリンを満タンにした状態での挙動の確認を行なう。熊倉からの指示で縁石の状態なども注意深く確認しながら6ラップすると、ピットイン。前日決めてあったレースセッティングが今日の天候にも十分に通用することを確認。

 ここでドライバー交代、給油の練習をしながらコロネルにチェンジ。コロネルも注意深くセッティングを確認しながら4周するとタイヤ交換の練習を兼ねて一旦ピットイン。ピットからエンジンスターターでのスタート練習を行なったあと連続6ラップで挙動の確認をして最終ラップにて1分21秒689のタイムをマーク。これは13番手のタイムではあったがチームは決勝に向けてのセッティングの確認を有意義に行なうことができた。


 決勝
 スターティンググリッドの上では少し暑さも感じられたスポーツランド菅生。スタートドライバーを務める伊藤は今回の天候ならばあえてクールスーツは必要なしと判断。コロネルもこれに同意して2人はクールスーツ無しでの走行を選択した。

 華やかなグリッド上のセレモニーが終了した後、14時48分にローリングからスタートした。
 伊藤は第1コーナーを綺麗にクリアして前後に間隔をあけて6番手で1コーナーに侵入しようとした。しかし後方から#12・GTRに押し出される形でダートに出てしまい#25・スープラの先行を許し8番手にドロップしてしまう。

 10周目にGT500の隊列がGT300の先頭集団を周回遅れにする場面がくる。#37・スープラ、#18・NSX、G‘ZOX無限、コースアウトから追い上げてきてポジションを挽回した#12・GTRがこれを交わしにかかる中で#37・スープラがスローパンクチャーに見舞われ伊藤は順位をひとつあげるものの#12・GTRに交わされてしまい結局8番手となる。しかしウェイトをつんでいるはずの#22・GTRも伊藤をパスしていきG’ZOX無限は15周目に9番手にまで下がってしまう。
 ピットの手塚から伊藤に冷静にマシンの微調整をしてタイムを稼げとの指示がとび伊藤はこれに応えるように17周目には1分21秒台までラップタイムをあげる。
今回は心配されていたリアタイヤのグリップダウンの症状もなくG‘ZOX無限は問題なく周回をこなし9番手で膠着しつつあるなか、手塚は36周目にピットインを指示。 コロネルにドライバーを交代しタイヤ交換と給油を行なった。

 走り出したコロネルはすぐさま無線でシートポジションがうまくあっていないことを報告。窮屈な姿勢でのドライビングはラップタイムにそのまま反映されポジションを13番手まで落としてしまい#100・NSXの先行を許してしまう。
 40周目に#12・GTRがコースアウトからリタイヤして順位を上げるものの思うように自分のラインを作れないコロネルのラップタイムは1分24秒台を前後してしまい後方に次第に集団ができるようになる。そして#36・スープラから周回遅れにされる際の一瞬の隙をつかれ後方の#18・NSXと#64・NSXまでもの先行を許してしまう。

 その後も窮屈なドライビングポジションによりGT300のトラフィックを交わすときも苦労するコロネルは次第にブレーキがきつくなることを報告。我慢の走りを強いられる。 68周目に先行していた#100・NSXがコースアウトからリタイヤしたことで9番手となったコロネルはそのままの順位でチェッカーを受けて81周のレースは終了した。

 G‘ZOX無限NSX 9番手 80周(1周遅れ)

 
伊藤大輔のコメント
 タイヤの選択もレースセッティングもうまく決まり、決勝日もあまり気温があがらなかったのでレース中もタイヤがよくグリップして走れた。自分達の中では良い状態で走っていたのに周りのスープラやスカイラインが速過ぎた。コーナーで頑張ってもストレートでの差がある分、簡単に抜かれてしまい悔しい。


 トム・コロネルのコメント
 シートポジションをうまく合わせられなかったのがすべてだった。ステアリングが膝にあたってしまうときがあり苦労した。また途中からブレーキが苦しくなり思うようにラインを取れなくなってしまったこともタイムが上げられなかった原因の一つだ。


 監督熊倉淳一のコメント
 伊藤が頑張ってくれたのにコロネルのシートポジションをうまくセットできなかっただけで順位をキープできなくて残念だ。レースセッティングでは伊藤がタイヤもうまく使える状態だったのでコロネルがフルアタックしていたら結果は違ってきたと思う。また周回おくれとなってスープラを先行させるときの一瞬のミスをつかれて後続に先行されたのもいたかった。
 それにしてもNSXが有利なコースで全力で戦っても全てのNSXが周回遅れとなるようでは戦うたびにフラストレーションがたまり今のレギュレーションに疑問を感じる。