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DATE :2003年7月13日(日)
SESSHON : Malaysian JGTC in FUJI SPEEDWAY 決勝
CIRCUIT : 富士スピードウェイ
天気予報どおりに雨が降り、辺り一面にうっすらと霧が立ち込める富士スピードウェイ。
昨夜の修復作業でほとんど寝ることのできなかったメカニックやチームスタッフも朝7時には元気な姿でピットに現れ、朝のフリー走行に向けてGユZOX無限NSXの暖気を開始した。
フリー走行
朝8時からのフリー走行は霧のため走行開始が8時20分までディレイした。
この朝のセッションではまずトム・コロネルが昨日の予選不出走の挽回を図るためにまず乗り込んだ。ウェットタイヤを選択したコロネルはまずは1分43秒309のタイムを出し、上位3台の平均の107%をこれでクリアーしたためスタッフからは安堵の声が流れた。コロネルは修復されたシャーシが状態も良く仕上がっていることを確認すると天候の変化に備えて浅溝のレインタイヤも選択して決勝への万全を期した。コロネルからは朝溝タイヤを装着しても気持ちよく運転できるとの報告が入りチームは残り5分となったところでドライバーを伊藤へチェンジ。
伊藤もNSXにクラッシュの影響が無いことを確認し1分38秒848のタイムを出したところでチェッカーが振られてこのセッションを終了した。
決勝
: RACE 1
雨が小降りになったものの12時過ぎにはサーキット全体を霧が深く覆い、スタート進行は13時20分からの8分間のフリー走行からの開始となった。
G'ZOX無限はRACE1には伊藤大輔を起用。伊藤は朝溝レインタイヤの新品を装着してフリー走行を行ない1分36秒台までタイムを刻めることを確認するとピットイン。スターティンググリッドへと向かった。
最後尾からの出走のG'ZOX無限ではあったが最後までタイヤの選択に悩む。前方に位置している#62Vemacがスリックを選択。#88ディアブロもスリックを選択したためスタッフはスリックへのタイヤ変更を模索したものの天候の悪化時のリスクを考えて朝溝のレインのままで伊藤をパレードラップへと送りだした。
ローリングスタートの後に20周のRACE1がスタート。
伊藤は1周目で18位から14位までジャンプアップ。さらに3周目には1分33秒台のラップを刻み12位までさらにジャンプアップ。5周目にはなんと10位まで順位を上げた。そして濡れた路面の中で7周目には#25スープラを交わし9位まで上昇してピットのスタッフの士気も多いに盛り上がった。
しかし雨が小降りになり路面がほとんどドライの状況になると濡れた路面で低迷していたスリックタイヤを装着した車のラップタイムがG'ZOX無限のラップタイムを上回ってしまう。折角、小雨の中を順位を上げた伊藤ではあったがやはりスリックタイヤ陣には勝てないためずるずると順位を下げざるを得なくなる。
ピットもこの状況をすぐさま理解してスリックタイヤを装着した車とは無理をしないで走るように伊藤に指示。悔しい伊藤ではあったが止むを得ず順位を下げざるを得なかった。伊藤は最後に#18NSXがGT300につまり行き場を失った際に#64NSXにも抜かれてしまいRACE1は結局、14位でレースを終えた。
決勝
: RACE 2
RACE1が終わってからすぐさまチームは車をセッティングしなおす。雨が強くなってきたことから今度はレインセッティングに変更。リアウィングもハイダウンフォース用の大きなものに変更させてコロネルのドライブにより8分間のフリー走行を完了。
グリッドでも最後までタイヤ選択に悩むもののやはり浅溝レインタイヤの新品を装着してコロネルをフォーメーションラップへと送りだした。
RACE2がスタートしてまずコロネルは1周目に13位まで順位を上げる。そして#100NSXと#88ディアブロによる1コーナーでの大クラッシュのためにその後、5周にわたりセーフティカーがでる。
セーフティカーがはけて、それとともに上位陣が激しいバトルをしている中、コロネルは1分40秒台のラップタイムながら11番手まで順位をもりかえす。17周目には#35スープラを抜き9位まで順位を上げたコロネルではあったが思うようにラップタイムが伸びない。序盤にタイヤを変更するために一旦ピットインした#8・NSXが後方から1分36秒台のラップで迫ってきたため、コロネルは順位を譲り10番手となり、このままの順位で30周をはしりきり完走した。
結局、RACE1では14位の17ポイント、RACE2では10位の21ポイントで38ポイントを獲得したG'ZOX無限ではあったが同一ポイントでもRACE2の順位が上だった#8・NSXに続く12位でこのレースを完走したこととなった。
伊藤大輔のコメント
まず土曜日に大きなクラッシュで車を壊してしまったにもかかわらず徹夜で修復してくれたメカニックとチームに感謝したい。RACE1ではタイヤ選択を最後まで迷ったが安全側に判断してレインを選択したが、やはりスリックで行ったほうが良かったと思う。雨の中ではNSXが有利に立てるかと思っていて期待もしていたのだが、やはり雨でもスープラとGTRは早かった。次回も富士だが何とか頑張りたい。
トム・コロネルのコメント
車はリアのダウンフォースがよく効き最終コーナーなどはとても気持ちよく運転できた。しかしなかなかラップタイムをあげられずに他の車とファイトができなくて残念だった。でもクラッシュから立ち直り完走できたのだからと気持ちを切り替えている。雨のなかでの新型NSXでの良い経験もできたので今後につなげたい。
監督熊倉淳一のコメント
チームスタッフの努力により予選時のクラッシュから車を完璧に修復してレースに臨むことができたのは大きい。しかしやはりレースではタイヤ選択も難しく思ったような結果が残せなかった。これはこのレースウィーク全体の流れが悪くうまくペースを作れなかったことが原因だと思う。
伊藤はレインタイヤを有効に使えていたときには9位まで順位を上げて大いに奮闘してくれたがやはりスリックを選択したチームには叶わず順位を下げざるを得ず悔しい思いをしたと思う。コロネルもウェットでのNSXの経験が少ないなかを我慢の走りで完走してくれたことにスタッフも満足している。
悪い流れの中でもなんとか完走できたことは良しとしなければならないが、あくまで我々はレースチームである以上、表彰台そして優勝を狙いたい。
次回も富士ではあるが何とか巻き返しを図りたい。
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