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DATE :2003年8月24日(日)
SESSHON :インターナショナル ポッカ1000Km 決勝
CIRCUIT : 鈴鹿サーキット
冷夏と騒がれた2003年の夏が嘘のような強い日差しに照らされた鈴鹿サーキット。今年で32回を迎える伝統の1戦は過酷な暑さという厳しい条件も加わった中でのレースとなった。
フリー走行
午前8時20分からフリー走行が開始された。ここでは決勝を見据えてレースタイヤの皮むきを行なう。
まずは伊藤からG‘zoxNSXに乗り込むと1アタックでニュータイヤに熱を加えるとピットイン。タイヤ交換とドライバー交代の練習も兼ねながら新品のレースタイヤを装着。コロネルも1アタックしてタイヤの皮むきを済ませると、通常のJGTCの逆パターンであるコロネルから伊藤へのドライバー交代を練習。長丁場の1000kmに向けて伊藤が最後にセッティングを確認してこのセッションを終了した
。
決勝
お昼の太陽の照りつけでじっとしていても次から次へと汗が出てくるコース上。1日の中で最も気温の上がる13時に鈴鹿1000kmがローリングスタートから開始された。
予選2番手のG‘zoxNSXはスタートドライバーに伊藤を指名。伊藤は前の#38スープラと後ろの#18NSXの間合いを取りながら綺麗に加速を決めて予選順位をキープしたまま1コーナーに飛び込んでいく。
しかし予選ではG‘zoxNSXの後塵を拝したものの、決勝のレースセッティングでは分のあった#18NSXが次第にG’zoxNSXとの差を詰めて5周目以降は2台のNSXがランデブー走行をする姿がモニターにも映し出された。オーバーステアの症状の伊藤は14周目のシケインで#18NSXを先行させる。しかしその後は伊藤の頑張りもあり先行する#38スープラ、#18NSXとほぼ同等のラップタイムで周回を重ねて1回目のタイヤ交換をまった。
伊藤からの報告でタイヤもほぼ使いきった状態に近くなった30周目、G‘zoxNSXはドライバーをコロネルに交代する。トムは走り出しのシケインで車の体制を崩しかけるも前後のマージンがあったため順位の変動無く3番手をキープしたまま2スティントを走り続けコンスタントなラップタイムを刻み続けた。そして#16NSXが#38スープラをオーバーテイクしたのち、#38スープラのスピンにも乗じてコロネルは2位の座を奪い取りNSXが1−2体制をとることに成功する。そして#18がピットインした後の60周目にG’zoxNSXもピットイン。コロネルから伊藤へとチェンジする。
伊藤は2回目のセッションもコンスタントにラップを刻み続けて2番手の位置をキープ。93周目にコロネルにチェンジし、やや日も落ちかけてきた4時過ぎころには再び伊藤にチェンジした。このとき、伊藤はスタッフの手違いからドリンクボトルのチューブにトラブルを抱えてしまいなかなかドライブ中に飲み物を取りづらいというハプニングも起きたが、集中力を切らさずにラップを重ねて最後のコロネルにバトンを渡すべく力走を続けた。
そしてピットが最後のピットストップの準備に入ったとき、突如として隣のピットの燃料給油タワーからガソリンが噴出しG‘zoxNSXのピットの入り口がこぼれたガソリンであふれてしまう。ピットクルーにも緊張が高まりすぐさまバケツでこぼれたガソリンを汲み取り雑巾で路面を拭き終えたのはなんと伊藤のピットインの2周前。スタッフも一瞬ヒヤリとしたものの140周目には無事にコロネルへとスイッチしてコースへと送り出し夕暮れの鈴鹿の中、ライトをつけたG’zoxNSXがゴールに向けて周回を重ねた。
これで最後まで持つかと思われたころ、164周目にコロネルから2速ギアが入りにくいという症状が報告される。ピットクルーからはゴールも近いことから労わりながら走りつづけろという指示がでて、コロネルもなんとかこれに応えてさらに夕闇の濃くなる鈴鹿を走りつづけた。
そしてあたりすっかり日が落ちた19時すぎ、#18NSXがトップでチェッカーフラッグを受けたのに続いてG‘zoxNSXもゴール。大観衆が埋め尽くすピットに出迎えられ祝福を受けながら6時間を越えた熱い戦いに終止符が打たれた
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伊藤大輔のコメント
シリーズのJGTCではなかなか良い結果に結びつかずに苦労していた中で、今回、伝統の鈴鹿1000kmで表彰台に立てたのはうれしい。鈴鹿1000kmはここ2年スープラに優勝されていてこずったのに今回は速さで勝てた。優勝も狙えたと思っているので2位はちょっと悔しいがホンダの地元の鈴鹿サーキットでNSXが1−2フィニッシュを飾れたのだからよしとしたい。ここで掴んだ良いチャンスを今後のシリーズにもつなげて行きたい。
トム・コロネルのコメント
これが僕の待ち望んでいた表彰台だ。鈴鹿1000kmという伝統あるレースに参加するのは今回が始めてだったがナイトセッションなど走っていて気持ちよかった。日本に復帰してきてJGTCではなかなか努力が結果に結びつかなかったが、今回のレースで表彰台に立てたことをきっかけにして今後につなげたい。良い車を用意してくれたスタッフとスポンサーに感謝したい。
監督熊倉淳一のコメント
鈴鹿1000kmではここ2年、スープラに優勝をさらわれて悔しい思いをしていた中で、今回はNSXで1−2フィニッシュを飾れることが出来てとても嬉しい。ドライバーとスタッフ全員がミスなく与えられた作業をこなした結果である。ハンディ・キャップ無しの状況で、速さもスープラと同等まできていることが確認できたことで、JGTC残りのシーズンも良い結果を残せるように、この2位表彰台をきっかけに戦っていきたい。 |
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