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2013.2.18
2013年 モータースポーツ活動計画
株式会社M-TEC(代表取締役:永長 眞 以下 M-TEC)は、2013年のモータースポーツ活動の概要について、以下の通り発表した。
●モータースポーツ活動計画
M-TECはモータースポーツ環境の形成と活性化を目指し、全世界において入門カテゴリーからトップカテゴリーまで、モータースポーツを支えるための幅広い活動を行う。
国内活動カテゴリー
●SUPER GTシリーズ
◇GT500クラス
M-TECはHonda及び、(株)童夢との共同プロジェクトである「Honda GTプロジェクト」のもと、5チーム5台に3.4リッターV8 NAエンジンの供給と、サーキットにおけるフィールドサービスを行う。
また、TEAM KUNIMITSU (#100)にはチームサポート及び、車両メンテナンスを実施する。
■エンジン供給及びフィールドサービス
・オートバックス・レーシング・チーム・アグリ # 8
(AUTOBACS RACING TEAM AGURI # 8)
・ケーヒン リアル レーシング #17
(KEIHIN REAL RACING #17)
・ウイダー モデューロ 童夢レーシング # 18
(Weider Modulo DOME Racing #18)
・エプソン・ナカジマ・レーシング # 32
(EPSON NAKAJIMA RACING # 32)
・チーム クニミツ # 100
(Team Kunimitsu #100)
■チームサポート及び車両メンテナンス
・チーム クニミツ # 100
(Team Kunimitsu #100)
SUPER GTオフィシャルサイト http://supergt.net/jp/
◇GT300クラス
昨年シーズン第4戦のスポーツランドSUGOから「TEAM無限」として参戦を開始したSUPER GTシリーズ GT300クラスに、Hondaとの共同プロジェクトのもと、レーシングハイブリッドシステムを搭載したCR-Z GTで本格参戦をする。シーズン2年目となる今年は武藤英紀に加え、新たにGT500クラスでの参戦経験をもつ中山友貴をドライバーに起用してシリーズチャンピオン獲得を目指す。
また、今シーズンより新たにCR-Z GTで参戦するオートバックス・レーシング・チーム・アグリ(#55)に対して、エンジン供給及びサーキットにおけるフィールドサービスを行う。
チーム名 | マシン | カーナンバー | ドライバー | 監督 |
TEAM無限 | CR-Z GT | 16 |
武藤英紀 | 熊倉淳一 |
中山友貴 |
■エンジン供給及びフィールドサービス
・チーム無限 #16
(TEAM MUGEN #16)
・オートバックス・レーシング・チーム・アグリ #55
(AUTOBACS RACING TEAM AGURI #55)
●全日本選手権スーパーフォーミュラ シリーズ
M-TECは今シーズンより大会名称が変更となった「全日本選手権スーパーフォーミュラ シリーズ」に、2台体制で参戦する。ドライバーは「TEAM無限」で3年目となる山本尚貴に加え、開幕戦を含めた数戦を佐藤琢磨がドライブし、その他のレースを小林崇志がステアリングを握る。
また、(株)日本レースプロモーションを通じ、昨年同様、Hondaの3.4リッター V8 NAエンジン「HR12E」を4チーム8台に供給し、サーキットにおけるフィールドサービスも実施する。
チーム名 | カーナンバー | ドライバー | 監督 |
TEAM無限 | 15 | 佐藤琢磨(スポット参戦) 小林崇志(スポット参戦) |
手塚長孝 |
16 | 山本尚貴 |
■エンジン供給及びフィールドサービス
・エイチピー リアル レーシング # 10・#11
(HP REAL RACING #10・#11)
・チーム無限 #15・# 16
(TEAM MUGEN #15・#16)
・ナカジマ レーシング # 31・#32
(NAKAJIMA RACING #31・#32)
・ドコモ チーム ダンディライアン レーシング # 40・41
(DOCOMO TEAM DANDELION RACING # 40・41)
SUPER FORMULA オフィシャルサイト http://www.superformula.net//
●全日本フォーミュラ3選手権 シリーズ
Hondaの支援のもと、FIA F3 2013年レギュレーションに準じた直列4気筒2.0L 直噴NAガソリンエンジン「Honda MF204D」の開発を行い、全日本フォーミュラ3選手権において1チーム2台に供給し、サーキットにおけるフィールドサービスも行う。
■エンジン供給及びフィールドサービス
・エイチ エフ ディー ピー レーシング #7・#8
(HFDP RACING #7・#8)
●MUGEN POWER Cup CIVIC One Make Race
1981年から2011年までの31年間にわたり開催されてきた「ホンダエキサイティングカップ ワンメイクレース〜シビック・シリーズ〜」を引き継ぎ、昨年より開催を開始した「MUGEN POWER Cup(全5戦)」を今シーズンも開催する。
M-TECは
「MUGEN POWER Cup」の運営の他、レギュレーションに準じたパーツの供給、サーキットにおけるテクニカルサポートなど幅広いサポート活動を行う。
開催日程【暫定】
開催日 | 開催大会 | 開催地 | |
Rd.1 | 4/6 - 7 | SUPER GT Rd.1 OKAYAMA | 岡山国際サーキット |
Rd.2 | 5/11 - 12 | 全日本フォーミュラ3選手権 第2大会 併催 もてぎチャンピオンカップレース 第3戦 |
ツインリンクもてぎ |
Rd.3 | 6/1 - 2 | ザ・ワンメイクレース祭り 2013 | 富士スピードウェイ |
Rd.4 | 9/28 - 29 | 全日本選手権スーパーフォーミュラ 第5戦 | スポーツランドSUGO |
Rd.5 | 11/9 - 10 | 全日本選手権スーパーフォーミュラ 第6戦 | 鈴鹿サーキット |
MUGEN POWER Cup オフィシャルサイト http://www.mugen-power.com/motorsports/onemake/
●Honda Sports & Eco Program
Hondaの後援のもと、(株)モビリティランドと共同で「 Honda Sports & Eco Program 」を開催する。
このプログラムは、環境とスポーツドライビングの両立を目的として、新世代のハイブリッド・スポーツHonda CR-Zで、「Eco」性能を最大限に引き出しながら、「操る・磨く・競う」楽しさを誰でも気軽に体感できるモーターレクリエーション・プログラムである。
2013年はより多くの方に参加していただけるように土曜日、日曜日の開催や新料金プランを設定し、SUPER GTシリーズや全日本選手権スーパーフォーミュラ シリーズで活躍するHondaドライバーはじめとした講師陣をそろえ、さらに充実した内容で開催する。
Honda Sports & Eco Program オフィシャルサイト http://www.honda-crz-se.jp
●もてぎ1.5チャレンジカップ
「もてぎ1.5チャレンジカップ」は排気量1.5L以下の車両を使った参加型モータースポーツとしてツインリンクもてぎにおいて年5回の開催を予定しており、M-TECは「フィットRS」などのレース用パーツの開発、供給を行う。
海外活動カテゴリー
●FIA世界ツーリングカー選手権シリーズ(WTCC)
M-TECはWTCC参戦車両である「Honda Civic WTCC」用にHondaが開発をしたレース専用の直列4気筒1.6L直噴ガソリンターボエンジン「HR-412E」を2チーム3台に供給し、サーキットにおいてのフィールドサービスを行う。
■エンジン供給及びフィールドサービス
・ホンダ・レーシング・チーム・ヤス 2台
(Honda Racing Team JAS)
・ゼングー・モータースポーツ 1台
(Zengo Motorsport)
WTCCオフィシャルサイト http://www.fiawtcc.jp/
●The Isle of Man Tourist Trophy Race(マン島TTレース)
M-TECは2013年5月25日(土)〜6月7日(金)にかけて行われるマン島TTレースにおいて、TT Zero Challenge クラスに参戦する。昨年、「先進性」と「独創性」を世界に向けて発信すると共に若手エンジニアの育成を目的にオリジナルEVバイクの「神電(SHINDEN)」で初参戦し、初参戦ながら2位を獲得。またそれまでTT Zero Challenge クラスにおいて達成されていなかった、平均速度100マイルオーバーも達成した。
2013年の参戦車両は「神電(SHINDEN)」の実戦データを元に、車体とEVシステムの軽量化やモーター出力の向上、さらにエアロダイナミクスの見直しを図り、運動性能を大幅に向上させた「神電 弐(SHINDEN NI )」を新たに投入する。ライダーには昨年に引き続き、マン島TTレースにおいて輝かしい実績をもつジョン・マクギネス選手を起用して優勝を目指す。
マン島TT オフィシャルサイト http://www.iomtt.com/
その他、マカオ・グランプリ等、アジアを代表する著名なツーリングカーレースの他、各地域の選手権においてHonda車で出場するユーザーに対し、ハイ・チューニング・エンジンをはじめとする製品及びテクニカルサービスを提供する。
これらのモータースポーツ活動を通して得た技術とノウハウは全ての無限パーツの企画・開発にフィードバックされる。
