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2011.8.3 フォーミュラ・ニッポン選手権 第4戦 ツインリンクもてぎ プレビュー
ツインリンクもてぎでの勝利経験が多い山本選手に期待
2011年シーズンの全日本選手権フォーミュラ・ニッポンは全7大会の折り返しとなる第4戦をツインリンクもてぎで迎えます。公式予選はノックアウト方式で行われ、決勝レースは1周4.801kmの国際公認レーシングコースを52周、トータル249.652kmで争われます。決勝レース中にはタイヤ交換作業が2回義務付けられており、ピット作業を含んだチームの総合力も問われます。
Q1:ここツインリンクもてぎは、コースの特徴から短時間での加速と減速が重要視されると思います。また第3戦と同様に酷暑の中の走行が想定され、気温が高い環境での空力バランスも大事な要素になると思われます。ドライバーの山本選手とチームの手塚監督はどのような戦略で第4戦に臨まれますか?
【山本】思い切ってコーナーに飛びこめるように、さらにコーナーからの立ち上がり加速でタイムを稼げるようにクルマを仕上げたいですね。ここは僕自身の地元でもあるしHondaの地元でもあるので結果を出します。
【手塚】やはりコーナーがポイントになると思います。ボトムスピードを考えながらコーナーに進入して、なおかつタイヤを労わりながらコーナー脱出時にいかにトラクションをかけられるかが重要になると思います。
Q2:ツインリンクもてぎのウェブサイトには山本選手自身によるコース解説が掲載されています。いままでのレース経歴の中で、山本選手はこのコースで何か忘れられない思い出はありますか?
【山本】過去、参戦してきたすべてのカテゴリー、カート、FCJ、F3においてツインリンクもてぎで勝利してきました。今度は是非、フォーミュラ・ニッポンで勝利をつかみたいですね。(*)
Q3:同様にウェブサイトには山本選手によるフォーミュラ・ニッポン講座も掲載されています。山本選手が感じるフォーミュラ・ニッポンだけが持つ魅力を教えてください。
【山本】やはりフォーミュラ・ニッポンのもつスピード感です。
Q4:栃木出身でご自身の実家も被災された山本選手は東日本大震災の直後に「レーシングドライバーとして何か貢献したい」という想いをウェブサイトに記していました。その後、Hondaのドライバー仲間での被災地へ訪問、フォーミュラ・ニッポン第3戦の翌日には、ここツインリンクもてぎでインディカードライバー佐藤琢磨さん主催のイベントにも参加されました。これらを通じてなにか感じたことはありますか?
【山本】東日本大震災ではここツインリンクもてぎも含む広範なエリアが被災しました。このような状況下で大会が開催できるのも地元の方をはじめ多くの方の復興への努力のおかげだと思います。今回のレースが開催されることに心から感謝します。そして僕自身はレースの結果で地元の方に報いるようにしたいです。
Q5:では最後にTEAM無限サポーターの方に抱負をお願いします。
【山本】地元ツインリンクもてぎに向けて特別の気持ちで臨みます。詳細はここでは明かせません。是非、サーキットでTEAM無限と僕に注目してください。
【手塚】今回の東日本大震災で被害にあわれた方にサーキットから元気を伝えられるレースをしたいと考えています。そのなかでも我がTEAM無限がトップでチェッカーを受けられるようにしたいですね。
TEAM無限ではツインリンクもてぎで開催される第4戦のTEAM 無限ピットガレージLive MovieをUSTREAMでお届けします。
2011年8月6日(土) フリー走行 9:40-10:40 / 予選 13:50-14:45
2011年8月7日(日) フリー走行 8:35-9:05 / 決勝 13:45-16:00
サーキットにお越しになれないサポーターのみなさまもぜひUstreamからTEAM無限を応援してください。
(*)山本選手は、カート(全日本カート選手権東地域2002年第1戦、2003年第1戦)、フォーミュラチャレンジ・ジャパン(2007年第15戦、第16戦)、全日本F3選手権(2009年第11戦、第12戦)のカテゴリーでそれぞれツインリンクもてぎにて勝利を記録しています。