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2011.9.6
全日本フォーミュラ・ニッポン第5戦
鈴鹿ラウンド台風12号の影響に伴い、「2011年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第5戦」は中止となりました。台風12号により被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
シリーズ名:2011全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第5戦
大会名:2011年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第5戦
■大会中止までの経緯
9月2日(金)の時点で、台風12号の接近に伴い9月3日(土)のレース・スケジュールをすべてキャンセルして9月4日(日)の単日イベントとして開催することが決まりました。ところが9月4日(日)朝になっても台風12号の影響を回避できず、予定されていたフリー走行と公式予選がキャンセルされました。その後、第4戦までのポイント順で第5戦決勝レースのグリッド順を決めること、決勝レース周回数を43周から33周に減らすこと、決勝レース中のタイヤ交換義務を2回から1回に減らすことが発表されました。
しかし、その後9月4日(日)11時30分に「フォーミュラ・ニッポンを開催するには非常に危険な状況であり、午後になっても天候が回復する見込みのないことから、安全を最優先して中止を決定する。」ことが主催者より発表されました。このとき鈴鹿市では1時間の雨量が70mmを超え「大雨警報」が発令されていました。フォーミュラ・ニッポンの決勝レースの中止は1998年8月の第7戦以来でした。
■TEAM無限の対応
第3戦、第4戦の結果を受けて、鈴鹿に乗り込む前にもピット作業の練習を繰り返し行ってきました。鈴鹿に到着後も、走行スケジュールがキャンセルになった時間を利用してスタッフはピット作業の練習を繰り返し、万全の体制で備えました。
ドライバーの山本尚貴選手は、終日、雨のなか足を運んでくれたみなさまへのファンサービスにつとめました。
■山本尚貴コメント
2日間の走行スケジュールがすべてキャンセルとなったことで、楽しみにされていたファンの皆様には申し訳ない気持ちでいっぱいです。特に悪天候の日曜日に来られた皆様は、中止が決まるまでの長い間、とても大変な思いをされたことと思います。それでも最後まで待ち続けてくださった皆さんには本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
また雨が強いときでも、チームスタッフは広さも十分でないピット内で懸命にピット作業の練習をしてくれていました。これには、胸が熱くなるものがありました。チームの為にも早く結果を残したいですね。
今シーズン、未だに結果を残すことが出来ず、僕もチームも悔しい思いをしています。しかし、その悔しい思いをバネに、決して下を向くことなく、常に前を向いて精進していきたいと思います!チーム一丸となって結果を残せるようベストを尽くして戦いますので、応援宜しくお願いします!
■手塚監督コメント
日曜日は雨と風がともにとても強く、とてもフォーミュラ・カーが走行できる状況ではありませんでした。コース上にも一部で土砂の流出があり、大きな水たまりができていましたし、ピットロードにも川ができたほどでした。
今シーズンは第6戦、第7戦とJAF-GPを残すのみとなりました。是非とも、チームが一丸となってシーズン中に勝利をあげたいと思います。
■勝間田エントラント代表コメント
まずは悪天候にもかかわらずチーム無限の応援のためにサーキットへ来ていただいたファンの皆様には大変感謝しております。ありがとうございました。
レースウィークにおいては、第1戦でのデータがありましたので、持込のセットアップも自信がありましたし、土曜日のイベントがキャンセルになりましたので、ピット作業の練習も十分出来、レース本番に向けては万全の体制で備えていました。
しかし、台風の影響が予想以上に強く、レースに関しては最後まで開催の可能性を探りましたが、ドライバー、エントラント、主催者と協議を重ねた結果、イベントの安全性と観客の皆さんの帰宅時の安全性を考慮して、中止となってしまったことは、正しい判断だったと思っています。
今年も残りシリーズ2戦、JAF-GPと少なくなって来ましたが、なんとしても表彰台の真ん中に立てるよう、チーム一丸となって参戦して行きますので、今後共、応援の程宜しくお願いします。