MUGEN RZ

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POWER UNIT

1.5L i-VTECエンジン、スーパーチャージャー
そしてIMAハイブリッドの巧みな融合がもたらす類い稀な動力性能

高回転型1.5L i-VTECエンジンの搭載と、モーター出力を1.5倍にするリチウムイオンバッテリーの採用によりパワーアップしたCR-ZのIMAハイブリッド。この新パワーユニットの特性を活かしつつ、アクセルを踏めばどの回転域からでも力強い加速が楽しめる、懐の深いパワーユニットを目指した。

耐久性を考慮しなければ、目指す性能を達成することは難しくない。しかし、十分な耐久マージンとの両立となると、たちまち難題となる。この難題をクリアするために無限は、さまざまな開発検討品の中から遠心式スーパーチャージャーを選択。遠心式を選んだのは、まず軽量かつコンパクトな特性を活かし、IMAユニットへの搭載性やフロントオーバーハングの重量増を最低限に抑えたリニアな走行性を考慮してのことだ。また、増速機構が備わることにより、タービンの回転数はエンジン回転の約18倍にも及び、6,600rpmの最大出力時には実に約120,000回転にも達する。レース用として開発されたコアを採用した高効率インタークーラーによって冷却された空気が、高速回転するタービンによってエンジンに送り込まれることで充填効率を上昇、専用E.C.U.による燃焼の最適化により、大幅なパワーアップが可能となる。

さらに、スーパーチャージャーの搭載に合わせ、エアボックスやエアフィルターを最適化。エンジンベンチ上で、徹底したテストを重ねてトルクカーブを磨き上げた結果、ノーマル比約30%アップの最大出力156馬力を達成。エンジン特性は、低中回転域の常用トルク域性能を向上させながらも、高回転域まで突き抜けるように吹け上がる爽快なエンジンフィールを実現。高回転型エンジンXスーパーチャージャーXIMAが織り成す、これまでにない特性を持つ高性能ユニットが誕生した。

要求される全てを満たしたエキゾーストシステム

スーパーチャージャーによって過給され、燃焼した排気を効率よく排出する。エンジンのパワーアップは、排気性能を高めることで完結する。MUGEN RZのエキゾーストチューニングは、管径をアップするとともにストレート化し、サイレンサーの構造を最適化することなどにより排圧を低減。エンジン同様、幾度にもわたるベンチテストによって仕様が決定された。また、ボディ下面への張り出しを極力抑え、スムーズな空気の流れを確保する形状とした。フィニッシャーはチタン製とすることで軽量化と独特の質感を実現。そして、パフォーマンスと同じくこだわったのがエキゾーストノートである。エキゾーストシステムによる質の高い音を実現したのはもちろん、スーパーチャージャーには従来のギア駆動ではなく、トラクションドライブシステムと呼ばれる機構を採用することで、コンプレッサーが約120,000回転の超高回転域において不快なメカニカルノイズを排除。純粋にエキゾーストノートを楽しめる仕様とした。

3モード ドライブシステムの特性を活かすE.C.U.の専用マッピング

CR-Zの走りの特徴のひとつである[3モード ドライブシステム]。各モードの特性をしっかりと引き出せるよう、スーパーチャージャーを搭載しエンジンベンチテストを幾重にも重ね、E.C.U.を専用にマッピング。さらに、ボタンを押すことでエンジン出力とモーターアシストを最大化し力強い加速を実現する[PLUS SPORTシステム]にも配慮したマッピングとなっている。

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