2023 SUPER_FORMULA

Rd.3 SUZUKA

  • Release
  • Photo

2023年4月23日

#15 ローソン、力を出し切り4位入賞!
#1 野尻、痛恨のクラッシュで涙をのむ

シリーズ名:2023年 全日本スーパーフォーミュラ選手権 第3戦
大会名:2023 NGKスパークプラグ 鈴鹿2&4レース
距離:180.017km(5.807km×31Laps or 75min.)
2023年4月22日(土)天候:曇り/路面:ドライ
2023年4月23日(日)天候:晴れ/路面:ドライ
4月22日(土)
予選 
#1 野尻 3位(Q1:6位)
#15 ローソン 8位(Q1:3位)

専有走行では、野尻は23周、ローソンは25周をこなしセットアップを入念に確認。赤旗が2度出たため、セッションは約11分短縮。ポジションはローソン10位、野尻は15位のタイムで終了。

予選は、Q1でローソンがAグループ3番手で通過。野尻はBグループの7番手でQ1ノックアウトだったが、上位ドライバーの走路外走行によるタイム抹消で6番手に繰り上がりQ2へ進出。Q2は野尻が3番手となり、ローソンは9番手タイムだったものの、他ドライバーのタイム抹消があり8番手に上がって決勝レースへ臨むこととなった。


■田中監督
開幕の富士スピードウェイとはコース特性が違う鈴鹿サーキットですが、予選ではまだ最適なポイントを探っている状態でした。そんななかで野尻選手はQ1敗退と思われた状況でQ2に進むことができ、セット変更を行いQ2では3位の結果を出してくれました。

リアム選手は手応えを感じつつQ1を突破したものの、Q2ではアタック開始のシケイン立ち上りでミスをしての8位でした。わずかな差で順位が大きく入れ変る大変な予選でした。

結果的に2台ともQ2へ進出しましたし十分な結果だと思っています。さらなるデータも採れたことで修正点の方向性も見いだせましたので、決勝レースに期待して下さい。

■野尻選手
予選は3番手で終わりました。Q1で詰め切れなかったこともありQ1落ちかとも思ったのですが、ギリギリ運よく上がれてQ2に進出しました。そこはもう横向いてもスピンしても、行くしかないなと思い切って走ってきました。車のアジャストも非常に良かったので3番手に戻って来られました。決勝もこの位置だったら優勝を狙えるのでしっかりと準備したいと思います。なんとか勝ちたいです。

■ローソン選手
予選を終えてQ1では車のバランスもよく調子が良かったのですが、Q2ではミスをしてしまったのとタイヤを温めるのに苦労をしたので時間を失ってしまったと思います。もう少し結果が良かったかと思ったんですが、そこは決勝に向けた課題だと思います。とにかく明日は前を向いてひとつでも順位を上げることに集中していきたいと思います。戦略面でもおもしろいことができると思っていますし、レースペースは悪くないと思っています。全力を尽くします!

 

4月23日(日)
決勝 
#15 ローソン 4位
#1 野尻 DNF

決勝スタート直前にエンジンストールした車両が発生し、エキストラフォーメーションラップとなり1周減算でスタートやり直し。クリーンスタートをして、ローソンは8番手から5番手に、そのままもう1台を抜いて4番手、4周目には野尻をオーバーテイクして3番手までポジションをアップ。野尻は続いて5周目に後続車にオーバーテイクされ、5番手に後退。

10周目のピットオープンと同時にローソンがピットイン、野尻は11周目にピットイン。20周目、ピットアウトした53号車の大湯選手を野尻がオーバーテイクしようとしたが接触してしまいクラッシュ。セーフティーカー導入でローソンが2番手となり24周目にレース再開。

ローソンは26周目と29周目にオーバーテイクされ、結局4位でレースを終了。

■田中監督
野尻選手は他車に接触しクラッシュ、ノーポイントでレースを終えてしまいました。車はレースでも思うような方向に持って行けず、そんななかでも表彰台を狙えるレースをしていたのですが、タイヤ交換を終えてコースに戻った大湯選手の前に出ようとして追突しクラッシュ、リタイヤとなりました。この場をお借りして大湯選手及びチームの皆さんにお詫び申し上げます。

リアム選手は今回の鈴鹿でも速さと素晴らしいレースを見せてくれました。途中のセーフティーカーにより状況が変わって4位となり表彰台を逃しましたが、今回のコンディションからすれば十分な仕事をしてくれました。次のオートポリスもますます楽しみです。

次戦ではこれまでのような強いレースを見せられるよう準備をしていきますので、引き続き応援をお願いします。

■野尻選手
第3戦は残念ながらリタイヤとなってしまいました。僕自身のミスが引き起こしたクラッシュで、大湯選手と彼のチームスタッフ、そして応援している彼のファンの皆さんに申し訳ない気持ちでいっぱいです。

次のオートポリスまでに気持ちを切り替えて、また戦う気持ちを取り戻していかないと自分達を応援してくれているファンに恩返しが出来ないので、そこはしっかりと自分を取り戻して、またレースに挑みたいなと思います。

今回は言い訳もない僕のミスから残念な結果を招いてしまったので、しっかりともっと上手くなって、みんなで喜べるように頑張りたいと思います。見ていてください。お願いします。

■ローソン選手
そんなに悪くないレースペースで展開的にも良かったです。アンダーカットで1位を狙おうとしたのですが、残念ながらコース上で一番難しいオーバーテイクポイントで引っかかってしまい、抜くことができなかった。セーフティーカーが入ったことによって、後方にタイヤ交換をした車両が迫って来たことでポジションを守れなかったんだけど、自分がすべきことはしっかりできたよ。

次戦のオートポリスは初めてのコースで、ビデオとかで見ただけのコースだけど今から興奮していて楽しみにしている。富士と同様に走ったことのないコースで、90分のフリー走行が大事なセッションになると思っている。とにかく楽しみ。

皆さん応援ありがとうございました。グランドスタンドに多くのファンがいて、こんなに応援してもらったことがないので凄く感動しました。オートポリスでも応援してもらえるように頑張りますので、また応援よろしくお願いします。

※注記:レース後1号車について、競技結果に対して30秒加算、ペナルティポイント1点(危険なドライブ行為)が加算されました。