2019 SUPER_GT

Rd.7 Chang

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2017年10月11日

変転する天候に苦戦の週末

シリーズ名:2017 AUTOBACS SUPER GT SERIES ROUND 7
大会名:2017 AUTOBACS SUPER GT Round7 Chang SUPER GT RACE
距離:4.554km × 66周(300.564km)
10月7日(土)曇りのち雨・観衆:15,881人(主催者発表)
10月8日(日)晴れときどき雨・観衆:26,376人(主催者発表)
#16 MOTUL MUGEN NSX-GT(武藤英紀/中嶋大祐組)は、10月7日~8日にチャン・インターナショナル・サーキット(タイ)で開催されたSUPER GTシリーズ第7戦GT500クラスに参加した。TEAM MUGENがタイでのレースに参戦するのは、2014年のGT300クラス参戦以来のことである。

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10月 7日(土)
■公式練習:クラス14位・武藤:1分26秒073 中嶋:1分25秒151

朝から断続的に激しい雨が降り、コースはフルウェット状態となった。雨の影響で公式練習は10分遅れの午前10時10分から始まった。#16 MOTUL MUGEN NSX-GTにはまず中嶋が乗りレインタイヤでコースインするが、路面に溜まった水がインテークから流れ込み、カーボンブレーキローターに不具合を起こしたため4周してピットイン、修復作業に入った。
 
ブレーキの修復は30分ほどで終わり、武藤が乗って走行を再開した。この頃にはコース上の走行ラインはほぼ乾き、一部に水たまりが残っているという状況となった。しかし、#16  MOTUL MUGEN NSX-GTはグリップ不足に悩み、タイムはなかなか上がらない。

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武藤は1分26秒073までタイムを縮め全体の7番手につけた。午前11時10分、セッションは赤旗で一旦中断となり、マシンはピットに帰還、中嶋がステアリングを握って走行を再開するが、やはりグリップ不足に悩み、他車が路面コンディションの好転とともにタイムを短縮していく中、ベストタイムは1分25秒151に止まり、最終的にはセッション出走15台中14番手のタイムに終わった

■公式予選:GT500クラス12位(Q1:12位・1分31秒574、Q2:出走せず)
公式予選は参加15台全車が出走するQ1と、Q1のGT500クラス上位8台のみが出走できるQ2でスターティンググリッドを決定する2段階制ノックアウト方式で行われた。決勝のスターティンググリッドは、Q2に進出した上位8台についてはQ2のタイム順、それ以降はQ1のタイム順で決まる。Q1とQ2は別のドライバーが走行しなければならず、タイヤはQ1で1セット、Q2でさらに1セットが使用できる。
 
午前中、コースは乾きだしていたが、午後になって再び土砂降りの雨が降り、コースはGT300のQ1が始まる段階でWET宣言が出るウェットコンディションとなった。GT300の公式予選が進むうちにコースは乾き始めたが、コースの一部では小雨が降るという難しい状況である。

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Q1セッションが始まった際、チームはレインタイヤをマシンに装着し中嶋をコースへ送り出した。中嶋はセッション残り10分を切ったところで1回目のタイムアタックを行ったが1分37秒430の最下位に終わりピットへ戻った。
 
チームは2セット目のレインタイヤをマシンに装着、残り4分となったところで2回目のタイムアタックに中嶋を送り出した。タイヤをウォームアップした中嶋は1分31秒670を記録、この時点で10番手に付けて、さらにタイムアタックを続けるとタイムを1分31秒574へ短縮した。しかし他車もタイムアップを果たし、結局順位は12番手に終わり、Q2進出はならなかった。
 
10月 8日(日)
■決勝:13位(65周1周遅れベストタイム:1分26秒952)
決勝日は朝から晴れ、コースはドライコンディションとなった。スタート前のウォームアップを終え各車スターティンググリッドに並んだ時点で気温は30度、路面温度は45度となっていたが、セレモニーが進みスタート30分前となったところで突然雨が降りだしコースはみるみるウェットコンディションとなってしまった。

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各チームはグリッド上で対応を迫られ、#16 MOTUL MUGEN NSX-GTはレインタイヤを装着した。前日の走行を通した感触と、天候の動向を考え合わせると、レース前半、ドライバー交代前にスリックタイヤへの交換が必要になるので、ピットストップを2回行う戦略になる。
 
スタートはセーフティカー先導によって行われた。雨は止んでいたが、車両が走ると水しぶきが上がるコンディションである。2周のセーフティカー先導の後スタートが切られると、武藤はうまく前のクルマをオーバーテイクして3周目には10番手へ順位を上げてレースを始めた。

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5周目からレインタイヤをスリックタイヤへ交換するピットインをするチームが現れたが、#16 MOTUL MUGEN NSX-GTはレインタイヤのまま走行を続行、見かけの順位を8番手まで上げて14周目にピットイン、タイヤをスリックタイヤに交換して、武藤が引き続きステアリングを握りコースへ復帰した。
 
ここからペースアップしてさらに順位を上げる作戦ではあったが、コースに戻った武藤はタイヤの内圧不足からウォームアップに苦しみグリップが得られないまま苦しい戦いに陥り、走行ラインがほぼ乾くコンディションの中、順位を12番手まで落とすことになった。武藤は26周を走り、残り40周目の段階で早めのピットインを余儀なくされた。

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ここで給油とドライバー交代を行い中嶋がコックピットに収まった。新しいスリックタイヤは、武藤の指摘を受けて内圧を上げた状態で装着された。中嶋がコースに復帰したとき、#16 MOTUL MUGEN NSX-GTの見かけ上の順位は13番手。中嶋は徐々にペースを上げていったが、順位を上げるには至らないまま周回を重ねることになった。最終的に#16 MOTUL MUGEN NSX-GTは1周遅れの13位でフィニッシュした。
 
この結果、武藤/中嶋組は無得点に終わりシリーズポイントランキングは18番手と変わらず、TEAMMUGENは完走ポイントを2点加えたもののチームポイントランキングは15番手のままシリーズ最終戦ツインリンクもてぎ戦を迎えることとなった。
 
■手塚長孝監督のコメント
全体的なグリップが少し不足気味で期待したようなパフォーマンスを引き出せず、つらい週末になりました。ウェットの予選では、新種のタイヤに期待をしてコースに送りだしましたが、フロントタイヤにデグラデーションが出てしまい、思うようなタイムを出せずにQ2へ進出できませんでした。

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決勝では、雨が降ってきたので戦略で対応しようと思ったのですが、ウェットタイヤから交換したスリックタイヤの内圧が上がらずタイムが伸び悩みました。武藤選手から中嶋選手に交代するとき内圧を調整しました。ガソリンが多いときにアンダーステア傾向が強く、軽くなってからようやく良いペースで走る事が出来ましたが、遅かったようです。応援してくださっている皆さんには申し訳ない結果に終わってしまいました。
 
最終戦に向け何が問題だったのかを含め分析し、改善に向けて努力していきます。また、思い切ったチャレンジも必要であると思っています。
 
■武藤英紀選手のコメント
上を狙っていけるかなと思っていたので、正直がっかりしています。何かがひとつ大きく足りないというのではなく、いくつかの場所で少しずつ足りないということが重なって、悪い方向へ行ってしまった感じがします。

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決勝では、レインタイヤのスティントでは前に追いついても行けたんですが、スリックに換えたとき内圧が低くて全くペースが上がらず失速してしまいました。ひとつひとつのところでもう一度確認をし直さないといけないなと痛感した週末でした。最終戦まで時間があるので、なんとかこういう状況を打開するためにチーム全体で努力します。
 
■中嶋大祐選手のコメント
厳しい週末でした。タイでは、ぼくも毎年結果を出しているので、期待をしていました。でも雨の予選は厳しかったし、決勝でドライ路面になってもちょっとグリップ不足で、精一杯頑張ったのですが難しいレースでした。

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確かに天候に振り回された面はありますが、ほかのチームも同じ条件ですから言い訳になってしまいます。最終戦に向けて、今は楽観できる状況ではありませんが、時間がありますからできる限りの準備をしてみんなで協力して取り組みます。