2022 SUPER_GT

Rd.2 FUJI

  • Release
  • Photo

2018年5月 8日

苦戦の中、鈴鹿へ向け手応えを確認

シリーズ名:2018 AUTOBACS SUPER GT SERIES Round 2
大会名:FUJI GT 500KM RACE
距離:4.563km km×110周(501.930km)
5月3日(木)雨/霧/曇り/晴れ・観衆:31,300人(主催者発表)
5月4日(金)晴れ・観衆:55,000人(主催者発表)
#16 MOTUL MUGEN NSX-GT(武藤英紀/中嶋大祐組)は、5月3日~4日に富士スピードウェイ(静岡県)で開催されたSUPER GTシリーズ第2戦GT500クラスに参加した。前回第1戦で 10位に入賞した結果、ウェイトハンディを2kg課せられ、車両重量は1034kg+2kg=1036kgと なっている。
5月 3日(木)
■公式練習:GT500クラス12位・武藤:1分31秒766 中嶋:1分31秒065
3日午前8時40分から予定されていた公式練習は、低気圧の通過に伴う風雨と霧の影響で、順延の後キャンセルとなった。

中止となった公式練習セッションは改めて、ピットウォーク終了後の午後12時50分から30分間に短縮して行うこととなった。この頃には天候が回復、薄日が射してコースはほぼドライ コンディションとなった。

非常に短いセッションを有効に使うため、まず武藤がコースインして3周するとピットイン、予選タイムアタックを予定している中嶋が残りの時間を使ってセッティングを確かめた。公式練習セッションでの#16 MOTUL MUGEN NSX-GTのタイムは参加15台中12番手であった。
■公式予選:GT500クラス6位(1分28秒524)
予選方式は、Q1/Q2から成るノックアウト予選方式から、20分1セッションの計時予選方式に 変更となった。GT500 クラスのセッションは午後3時15分から始まった。チームは中嶋に ステアリングを託した。

中嶋はコースオープンとともにコースイン、走行を開始した。1セット目のタイヤではタイムが伸びずクラス最下位にとどまったが、ピットイン後タイヤを交換、2回目のタイムアタックにかかった中嶋は、セッション終了を示すチェッカーフラッグが振られ始めた後にベストタイムとなる1分28秒524を記録、Honda勢最上位となるクラス6番手に進出、セッションを終えた。
5月 4日(金)
■決勝: クラス14位(108周/2周遅れ ベストタイム:1分30秒958)
決勝日は朝から晴天となった。決勝レーススタートに先立って設けられたウォームアップセッションでは、スタートを担当する武藤が13周走行、1分31秒470を記録した。

決勝レースは通常より長い500km、富士スピードウェイを110周の予定で始まった。スタート時点で気温は18度、路面温度は36度。スタートドライバーは武藤が務めた。武藤は6番手のポジションを守ってレースを始めた。

10周目前後、武藤は快調にペースを上げて前を走る6号車に迫るが順位を入れ替えるには至らず、その後は逆にペースを落として背後から8号車、100号車に迫られる展開となった。チームはできるだけ武藤で周回数を稼ぐ作戦で、武藤はタイヤが消耗しペースが上がらない中、ポジションを守って走行を続行したが33周目の第1コーナーで100号車の先行を許した。

ここで武藤はピットイン。交代した中嶋はタイヤ交換と給油を済ませるとコースに復帰した。全車が1回目のドライバー交代を終えた段階で中嶋の順位は9番手。コース上に散ったタイヤかすを拾った影響もあってか中嶋のペースは上がらず44周目にはひとつポジションを落として10番手となった。

その後中嶋のペースは上がったが、8番手の8号車、9番手の100号車、11番手の17号車とNSX-GTが4台連なって走る展開が続いた。中嶋はペースアップし100号車を攻めると67周目のコカ・コーラコーナーで順位を入れ替え9番手へ復帰した。ところが69周目に左リアタイヤがパンクしスローダウン、中嶋はピットへ戻った。このとき中嶋自身は36周目を走っていたが競技規則で1人のドライバーは最低37周の走行を義務づけられており、1周不足している中嶋は武藤に交代することができず、タイヤ交換をしてそのままコースへ復帰せざるをえなかった。

中嶋は11番手へ順位を落としたが交換したタイヤでペースを取り戻し73周目に10番手、74周目に9番手まで順位を回復、85周目まで周回を続け義務周回数を満たすとピットイン、武藤に交代した。タイヤ交換と給油を済ませた武藤は12番手でコースに復帰した。武藤は90周目に11番手へ順位を上げてチェッカーを目指したが98周目に大事をとってタイヤ交換のため予定外のピットインを行い、結局14番手まで順位を落とし2周遅れでレースを終えた。
                                                             
この結果、武藤/中嶋組は無得点でシリーズポイントランキングは14番手、TEAM MUGENは完走ポイント1点を獲得しチームポイントランキングで14番手につけて鈴鹿サーキットでの第3戦を迎えることとなった。
■手塚長孝監督のコメント
練習走行は悪天候(濃霧)の影響で皆がまともに走る事ができませんでしたが、準備した車両とコンディションにマッチしたタイヤを使い、予選は今までに無い手ごたえを感じる事が出来ました。決勝は摩耗を心配していたものの、別の部位が壊れその為順位を落としてしまい非常に残念です。

しかしながらパフォーマンス領域の方向性は間違っていないと考えます。良い部分を生かし、耐久性の向上につながる開発を行っていきます。ドライバーも限界ぎりぎりで頑張っています。皆で前進あるのみです。
■武藤英紀選手のコメント
路面コンディションによってペースが安定せず、とてもつらいレースでした。予選ではそれなりにパフォーマンスが発揮できたと思いますが、決勝では全力でクルマと格闘することになりました。

最初のスティントでは、タイヤが苦しくなりましたが、できるだけ引っ張る必要があり、後方のクルマを押さえ込んでフタをする形になってしまったのは悔やまれますが、全力で走った結果です。
■中嶋大祐選手のコメント
予選は変則的になりましたが、パフォーマンスは悪くありませんでした。去年に比較すれば進歩し周囲と戦えるようになってきたと実感しました。決勝は途中まで周囲とそこそこ戦えていただけに、タイヤのトラブルが出てしまったのが残念です。

レースのペースは一時期つらくなったのですが、復活し100号車を抜けました。タイヤを交換して出て行ったスティントでは、少し涼しくなったおかげで、ラップタイムが1秒近くも良くなり、しっかりとコンディションに適合すればもっと良いポジションで戦える、という確信をつかみました。