2022 SUPER_GT

Rd.3 SUZUKA

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2018年5月23日

予選7番手につけるが、流れに乗れずリタイア

シリーズ名:2018 AUTOBACS SUPER GT SERIES ROUND 3
大会名:SUZUKA GT 300km ~Fan Festival~
距離:5.807km×52周(301.964km)
5月19日(土)晴れ・観衆:20,000人(主催者発表)
5月20日(日)薄曇り・観衆:33,000人(主催者発表)
#16 MOTUL MUGEN NSX-GT(武藤英紀/中嶋大祐組)は、5月19日~20日に鈴鹿サーキット(三重県)で開催されたSUPER GTシリーズ第3戦GT500クラスに参加した。これまで真夏の長距離1000kmレースとして開催されていた鈴鹿ラウンドは、今年から春の300kmレースとして開催される。
5月19日(土)
■公式練習:クラス10位・武藤:1分46秒961 中嶋:1分48秒103
前夜降った雨でコースはフルウェットとなったが、雨は早朝までに止み、午前9時からの公式練習セッションが始まる頃にはコースはドライコンディションとなった。空では雲が切れ青空がのぞき始める一方、低気圧の影響で15mを超える強風が吹く。気温は20度だが風の影響で体感温度は低い。

#16 MOTUL MUGEN NSX-GTは、まず中嶋がステアリングを握って走り始めた。中嶋は早々に1分48秒台で周回を始め上位につける。途中、赤旗中断を挟んで15周を走り1分48秒103までタイムを縮めてピットイン、武藤に交代した。

ステアリングを引き継いだ武藤は、2回目の赤旗中断とGT300セッションを挟んで13周を走った。GT300セッション後に行われたGT500セッションではタイムアタックのシミュレーションを行い、タイムを1分46秒961まで縮めた。最終的に#16 MOTUL MUGEN NSX-GTの公式練習での順位は10番手であった。
■公式予選:GT500クラス13位(Q1:4位・1分45秒572、Q2:7位・1分46秒405)
公式予選は参加15台全車が出走するQ1と、Q1のGT500クラス上位8台のみが出走できるQ2でスターティンググリッドを決定する2段階制ノックアウト方式で行われた。決勝のスターティンググリッドは、Q2に進出した上位8台についてはQ2のタイム順、それ以降はQ1のタイム順で決まる。Q1とQ2は別のドライバーが走行しなければならず、タイヤはQ1で1セット、Q2でさらに1セットが使用できる。

午後3時5分から10分遅れで15分間のQ1セッションが始まった。鈴鹿サーキット上空の天候は好転し、青空が広がって太陽が照りつけたが強風が吹き続けている。強風の影響で、ストレートでは押されてスピードが乗り、セクター1では向かい風になってダウンフォースが増すという絶好のコンディションである。Q1を担当した武藤はコースオープン後もピットで待機、残り7分となったところまで待って最後尾から2台目というポジションでコースインした。タイムアタックに入った武藤はコースレコードとなる1分45秒572を記録、4番手でQ1を突破した。

Q2は10分遅れの午後3時48分から始まった。コックピットには中嶋が収まりコースイン、2周を使ってタイヤを暖めタイムアタックを行ったがデグナーでミスがあったためラップタイムは1分47秒640にとどまった。中嶋は改めて次の周にタイムアタックしたがすでにタイヤ性能のピークを過ぎておりラップタイムはやはりコースレコードを上回ったものの1分46秒405に終わった。この結果、#16 MOTUL MUGEN NSX-GTのスターティンググリッドは7番手となった。
5月20日(日)
■決勝: リタイア(23周  29周遅れ ベストタイム:1分50秒871)
5月20日、決勝日は朝から晴れた。風は弱まったが気温は20度と低い。サーキット設備の不具合があり、決勝レース前のウォームアップ走行は40分遅れの午後1時45分に20分間の予定で始まった。#16 MOTUL MUGEN NSX-GTに乗る武藤は2番手となる1分50秒945を記録して走行を終えた。

午後3時20分、パレードランが始まった。気温は21度、路面温度は34度だが低下傾向にあり、タイヤ負荷の少ないコンディションである。スタートは武藤が務めた。チームはウォームアップが早いが消耗も早いタイヤを選んだ。武藤は狙い通りポジションをひとつ上げ6番手でレースを始め、前を追ったが後方からも追いかけられるという緊迫した状況で周回が進む。

タイヤが消耗し始めた14周目、コース上のアクシデント処理のためセーフティーカーがコースインした。16周回の時点で整列し直しが行われ、フォーメーションの後、19周目からレースが再開した。ここでドライバー交代のピットインが始まったが、#16 MOTUL MUGEN NSX-GTは走行を続行、見かけの順位は4番手まで上がった。しかし24周目のデグナー進入で直進する形でコースアウト、スポンジバリアに接触して停止、走行続行不能となってレースを終えた。

武藤/中嶋組は無得点でシリーズポイントランキングは16番手となり、TEAM MUGENも無得点で15番手となって第4戦タイラウンドを迎えることとなった。
手塚長孝監督のコメント
予選からMOTUL MUGEN NSX-GTは快調であり、速さに関しては昨年以上の手ごたえがありましたので、もう少し順位を上げる事が出来たと思います。決勝レースのタイヤライフは半分まで行ければ上出来で、その後のロングライフタイヤへの交換パターンをいくつか準備していました。

結果としてクラッシュでレースは終了してしまいましたが、次につながるデータの収集は出来たと思います。今後も様々な試みを通じ結果につなげたいです。次のレースはタイ戦です。非常に暑い環境下でのレースとなります。車も体も万全な状態で参戦し、結果を残したいと思います。
武藤英紀選手のコメント

今週末は、流れがうまくつかめなかった感じです。予選ではもう少し前に行けたと思うんですが、決勝では自分のミスでクラッシュしてしまいました。セーフティーカー明けからタイヤのバランスに問題を抱えていて非常に難しい状況になってしまい、飛び出してしまいました。ペースとしては決して速くはなかったので、走り続けられてもあれ以上前でゴールするのは難しかったかと思います。

でも24周走っていろいろデータもとれたので、次のレースに活かします。予選一発ではそれなりに手応えはあるんですが、長い決勝ではもう少し状況に対応できる幅が欲しいところです。

中嶋大祐選手のコメント
Q1から良い形でつないでもらったのでQ2は気合いを入れて走ったんですけど、デグナーで失敗してしまいました。それでその周はあきらめて次の周もう一度アタックしたんですが、もうタイヤのピークを通り越していました。個人的には非常に悔しい結果でした。

決勝ではなんとか挽回して良い結果を出そうと思いましたが残念ながら走ることができず、結局自分としては不完全燃焼で終わった週末になってしまいました。

クルマの開発はかなり進んで、昨年に比較すれば高いレベルで戦えていますが、条件が変化すると弱さが出てしまう傾向があります。予選は狭いところで力を出せば順位は上げられるんですが決勝は長いので少し違う難しさが残っています。それを解決して次のレースでは良い結果が出せるようにと思っています。