History of The SHINDEN

2012
マン島TTレースに初参戦。
新設計のフルカーボンフレームとフルカーボンスイングアームで軽量化を図った無限初のEVバイク「神電」。参戦初年度で1Lapの平均車速100mphを記録は初の快挙。ライダーはジョン・マクギネス選手。
2013
参戦2年目。
軽量化と最高速を向上すべく新たに開発した「神電貳」。風洞テストからデザインされたボディ形状が特徴。総合予選では1位に立ったものの、決勝は1位と1.6秒差の2位になった。ライダーはジョン・マクギネス選手。
2014
参戦3年目。
モーター出力向上とコーナリング性能の向上を図るべく、神電貮からすべてを見直した「神電 参」。バッテリ容量やモーター出力も向上。新型サスペンションを採用することで、操安性も上がった。カウリングデザインも大きく変更を加え、最高速は大幅に上昇。必勝を誓って2台エントリーした。予選、決勝とも1-2位で初優勝した。ライダーはジョン・マクギネス選手とブルース・アンスティ選手。
2015
参戦4年目。
神電参の進化形として、軽量化やエアロダイナミクスを中心に開発した「神電四」。バッテリやモーターの冷却性能を上げ、エネルギーマネジメントも向上。エアサスペンションの導入も効果があり、総合的に戦闘力Upすることができた。前年に引き続き2台体制で参戦。予選、決勝とも2年連続1-2位。ライダーはジョン・マクギネス選手とブルース・アンスティ選手。
2016
参戦5年目。
自社製モーターを開発し神電四よりもすべての面で進化させた「神電伍」。特にモーターの出力向上や冷却性能を大幅に向上させつつ、体積比で25%もコンパクト化させた。前年に引き続き2台体制で参戦。3年連続優勝は果たせたが1-2フィニッシュとはいかなかった。ライダーはジョン・マクギネス選手とブルース・アンスティ選手。
2017
参戦6年目。
前哨戦であるノースウェスト200予選走行中の転倒でジョン・マクギネス選手が負傷し急遽ブルース・アンスティ選手に交代、マン島TTレースの人気者ガイ・マーチン選手と2台体制で参戦した。
自社製モーターを進化させ、独特のモノコックフレームで神電伍よりもすべての面で進化させた「神電六」。特にモーターの制御系を向上させ、より高速域での航続距離を伸ばした。記録更新を目指し挑戦したが天候不順で練習走行もほとんどできず、決勝でも路面は所々雨跡が残る状況で4年連続の優勝と1-2フィニッシュは果たせたが平均速度120mph以上という目標は達成できなかった。ブルース・アンスティ選手は2年連続の優勝となった。
2018
参戦7年目。
優勝、そしてコースレコードを達成してくれたマイケル・ルター選手、トラブルが発生したにもかかわらずコース上で修復し完走してくれたリー・ジョンストン選手、良い流れとはいえない状況下ですばらしい結果を残した。
平均車速102.215mphの神電から7年、我々の電動バイクは歴史あるマン島TT・マウンテンコースで平均車速121.824mph(時速約196.05km)の壁を突破。全車中最速の170.8mph(時速約275km)を記録し、神電七のポテンシャルを披露。

TT Zero Lap Record

初年度から平均スピード100mph(160km/h)超えを達成。年々進化を続け神電四では119mphに達した。ライトウェイトクラス(650cc4ストロークの2気筒エンジン)の120mphに肉迫している。ガソリンエンジンが長い年月をかけてたどり着いた速度域に神電はわずか4年で追いついた。