2021年5月16日
悪天候で大波乱も、見せ場を作るレース内容。
シリーズ名:2021年 全日本スーパーフォーミュラ選手権 第3戦
大会名:2021年 全日本スーパーフォーミュラ選手権 第3戦 オートポリス大会
距離:196.308km(4.674km× 42Laps or 75min.)※悪天候により途中終了
2021年5月15日(土)天候:雨/路面:ウエット
2021年5月16日(日)天候:雨/路面:ウエット
大会名:2021年 全日本スーパーフォーミュラ選手権 第3戦 オートポリス大会
距離:196.308km(4.674km× 42Laps or 75min.)※悪天候により途中終了
2021年5月15日(土)天候:雨/路面:ウエット
2021年5月16日(日)天候:雨/路面:ウエット
5月15日(土)
予選
#16 野尻選手 7位(TEAM MUGEN)
#15 大津選手 11位(Red Bull MUGEN Team Goh)
■田中監督(総括) 第3戦となるオートポリスは、事前の気象予報で雨とわかっていましたが、雨のセットについてシーズン前のテストで良好なデータが取れていたこともあって、今回は期待を持ちながらこのラウンドに臨みました。
午前のフリー走行では、車のバランスは十分に闘えるパフォーマンスであることを確認でき、予選でもフィーリングが良かったので期待していたのですが、雨のオートポリスはやっぱり荒れますね、4回の赤旗中断で満足のいくタイムアタックができないまま終えることとなりました。
ドライバーもスタッフも消化不良となった予選でしたが、これは他のチームも同じ条件なので言い訳にならないことも理解しています。スポンサー様、関係者の皆様、そしてファンの皆さんに良い結果を報告できず申し訳なく思っています。決勝ではチーム全員気持ちを切り替え、より上位を目指して、確実にポイントを獲得するレースをしますので、応援よろしくお願いします。
■野尻選手(TEAM MUGEN)
皆さんお疲れ様でした。九州ラウンドのオートポリスに来ました! 3連勝を目標に準備を進めてサーキット入りしましたが、土曜は雨となり、予選は7位の結果となりました。セットアップを煮詰めた車のパフォーマンスを考えると、すべてを出し切れなかった予選だったかと思います。
赤旗中断などは予想していたものの、自分のタイムアタック中に赤旗が出てしまい、力を出し切れない不本意な気持ちも交錯して悔しい予選となりました。車は調子いいので決勝に向けては、きちんと仕立上げて優勝目指して頑張ります。
■大津選手(Red Bull MUGEN Team Goh)
皆さん初日、お疲れ様でした。事前の下調べをして乗り込んだオートポリスでしたが、今日1日を通して難しい予選となりました。午前のフリー走行から、雨や赤旗中断で走れない時間があり、コンディションがすごく変わりやすい天候のなかで、自分自身のトレーニングの詰めがまだまだ出来ておらず、目標のポジションに到達するまでの速さが足りなくて、予選は結果的に11位となりました。
悔しい気持ちがありますけど、本番の決勝レースではしっかりと学習してポイント獲得と表彰台を目指して頑張ります。応援よろしくお願いします。
5月16日(日)
決勝
#16 野尻選手 5位(TEAM MUGEN)
#15 大津選手 6位(Red Bull MUGEN Team Goh)
■田中監督(総括) 決勝は悪天候によりわずか11周のレースとなってしまいました。どうしようもないことではあるのですが、天候の悪い中サーキットへ足を運んでくれたファンの皆様、テレビ中継を通じて応援していただいているファンの皆様、そして関係者の皆様に本来のスピードでのレースをお見せできなかったことを残念に思います。ドライバーも車両も高いレベルで闘えるコンディションだったので、チームとしても期待していただけにとても残念なレースとなってしまいました。
野尻選手はスタート直後の1コーナーの混乱に巻き込まれ、大きく順位を落しましたが、その後ストレートで一気に3台を抜き去るという素晴らしい速さと見せ場をつくってくれました。あのまま良いコンデションでレースを続けさせたかったですね。
大津選手は得意のスタートをウエットコンデションでも見事に決めて、11位から4位にジャンプアップするパフォーマンスを見せてくれました。その後は車のバランスにより、思うように車をコントロールできず順位を落しましたが、結果的には6位で終わり、前戦に続き2戦連続でポイントを獲得しました。
今回のオートポリスラウンドは、結果以上に内容の部分で次につながる大きな収穫がありました。チームスタッフ全員が前向きで高いモチベーションを維持していますので、次戦のSUGOラウンドに期待して下さい。
■野尻選手(TEAM MUGEN)
決勝は悪天候に翻弄された波乱のレースでした。スタート直後の接触の混乱で順位を11番手まで落としましたが、その後は冷静にコンディションを見極めて順位を5位まで上げることが出来ました。結局、コース上でストップした車両と天候不良でセーフティーカー先導となり、そして赤旗中断となりました。
優勝まで届かなかったですが、雨と強風という劣悪なコンディションでも16号車が速いということがしっかり確認できたし、シリーズ戦の今後に向けて自分たちの良い流れを保持できていると思います。
今後の課題もきちんと修正して、次のSUGOも得意なサーキットですし、優勝を目標に仕立てます。悪天候の中、応援してくださったファンの皆さん、関係協力会社のサポートしてくださってる皆様ありがとうございました。
■大津選手(Red Bull MUGEN Team Goh)
僕は11番手からのスタートとなりました。雨風と天候の良くな決勝で大事なのは「ミスなくコース上に留まること」を念頭にレースに臨みました。スタート直後の1コーナーの波乱を、イン側からうまく通り抜けて3位まで上がることができましたが、リスタート後はフロントタイヤがオーバーヒートして摩耗したのか、アンダーステアがひどくで順位を保つことができなかったです。
ただ11番手から結果6位で終わった点については前向きに考えて良かったことだったし、波乱のレースでコース上に留まって結果を出せたのは良い収穫だったと思います。でも3位をキープできなかったのは正直ずごく悔しいです。
振り返ればペースダウンの落ち幅が他車に比べて顕著だったので、車のセッティングや他にやれることがあったんじゃないのか、チームと分析して次のレースでさらならレベルアップを目指します。ここまでの3戦でいろいろなことを経験して、ドライブの面でも、車の面でも改善できることはあると思います。しっかりと学習をして次のレースではこれまで以上の結果を残せるよう頑張ります。
サポートしてくださっている関係者の皆様、応援してくださったファンの皆様にもっと良い結果をお伝えできるように頑張ります。ありがとうございました。