2021 SUPER_GT

Rd.3 SUZUKA

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2021年8月22日

レース後半、路面変化に苦しむも9位でポイント獲得

シリーズ名:2021 AUTOBACS SUPER GT Round3
大会名:2021 AUTOBACS SUPER GT Round3 FUJIMAKI GROUP SUZUKA GT 300km RACE
距離:5.807km ×52周(301.964km)
8月22日(土)天候:曇り/路面:ドライ
8月23日(日)天候:曇り/路面:ドライ
8月21日(土)
GT500クラス予選
Q1:笹原選手 2位
Q2:大湯選手 2位

■田中監督
まず最初に、このような状況の中で、複雑な思いはありましたが、さまざまな関係者の皆様のご理解とご尽力により今回のレースが開催されたことについて感謝を申し上げます。

午前のフリー走行では車のバランスに多少の問題がありましたが、タイヤは想定通り機能しており、予選に向けて手応えと期待を感じていました。

しかし残念ながら16号車の予選結果は2位で、ポールポジションを獲ったのは同じダンロップタイヤを履く64号車でした。悔しい思いはありますが、ダンロップタイヤを履いたNSX-GT2台が、フロントローを独占したのはとても嬉しく思います。

ポールポジションを獲れなったのは単純に車を良いセットに仕上げられなかったことが要因です。予選を闘った笹原選手と大湯選手は、ミスのないドライビングをしてくれて十分に頑張ってくれました。

ふたりとも十分にポールポジションを獲れる実力を持ち合わせていますが、その力を十分に発揮できる車を準備できなかったのは申し訳なく思います。

決勝レースは、不安定な天候で難しいレースになると思いますが、チーム一丸となり優勝を目指します。

■笹原選手
先に無事、第3戦鈴鹿サーキットラウンドが開催され、いろいろ心配があったとは思いますが、準備してくださった関係者各位に、心より感謝します。

今回は、FP1のパターンを変更し、大湯君でスタートしてタイヤ比較とセットアップを進めました。

練習走行で中古のQ1(予選1回目)用コンパウンドのタイヤを履いたんですけど、あれ?という感じでした。

Q1は僕が担当したんですけど、路面コンディションが劇的に良くなっていて、ラップタイムは速くなったことで僕たちの車の動きが合わない感じでした。

予選2位はポジティブな順位ですけど、正直悔しいです。負けた相手が同じダンロップタイヤを履く64号車で予選1位という凄いタイムを出したので完敗です。おめでとうございます!

決勝に向けて、大勢のライバルがいるなかで、1列目からスタートできるのは有利なので、チーム皆で分析して、1位で帰ってこれるように頑張ります。

決勝は、天候不順のようですが、僕たちはスリックタイヤでレースが出来るよう願いたいです。引き続き、ファンの皆さん、関係各所の皆様、応援の方、宜しくお願いします。

■大湯選手
皆さんお疲れさまです。まず、このようなコロナ禍においてRd.3の開催に向けて、安全確保の準備をしてくださった関係者すべての方に感謝します。

予選日の今日、走り始めて直ぐに2種類のタイヤを比較しました。その時のコンディションでは車の感触は良かったので、予選では大きな変更をしませんでした。

Q1は笹原選手が担当して、2位で悪くないポジションでしたが、車は決して良いフィーリングではなかったです。路面のコンディションがすごく良くなってタイムアップしたのですが、僕たちの車がそれに合っていませんでした。

僕のQ2アタック前にセットチェンジを行ない、Q2では唯一タイムアップした1台でしたけど、結果は2位でした。

正直、2位は悔しいです。64号車のナカジマレーシングはあっぱれです。

セットを変えたことで方向性はつかめたので、これから決勝のセットや作戦をチームできちんと考えて、優勝を狙います。天気が気になりますが、雨が降らないことを祈ります。

決勝では100パーセント以上の力を発揮しますので、応援をお願いいたします。

 

8月22日(日)
GT500クラス決勝:9位

■田中監督
今シーズン、パフォーマンスはこれまで確実に上がってきており、今回さらにレベルアップさせることを目標に鈴鹿入りしました。予選ではポールこそ獲れませんでしたが、2位という好ポジションで決勝に臨んだものの、残念な結果となってしまいました。期待してくださったスポンサー各位、そしてファンの皆さんに申し訳なく思っています。

思うように走ってくれない車を必死にドライブして、最後まで走り切ってくれたふたりのドライバーは凄く頑張ってくれて、きっちりデータも残してくれました。残念な結果ですが、そのなかに次に進むべき方向がわかった内容もありました。これをプラスに捉えて開発を続けていきます。

レース中盤で後退するような結果となってしまいましたが、さらに前進するよう取り組んでいきます。引き続き、応援をお願いします。

■笹原選手
チーム関係者の皆様、お疲れ様でした。「決勝は優勝する」と気合十分に準備していただけに、本当に残念な結果で終わってしまいました。

大湯選手からトップでバトンを受けコースインしたのですが、タイヤのウォームアップが良くなくてライバルに抜かれてしまいました。その後落ち着いて3位をキープしていましたが、しばらくしてピックアップ(※他車タイヤのゴムの塊)がひどく付いてしまい、為す術がありませんでした。

本当に必死で限界ギリギリで踏ん張ってたんですけど、どうする事もできず悔しいですし、申し訳ない気持ちでいっぱいです。

タイヤもセッティングも含め、今回の問題点から導き出せることがあると思うので、ダンロップさん、チームと整理して次のレースに向けて準備したいと思います。

この悔しさの思いを次の結果に結びつけれるよう、あきらめずに頑張ります。応援してくださったファンや関係協力会社の方々に本当に感謝します。ありがとうございました。


■大湯選手
今回は僕がスタートを担当しました。右京君にトップでバトンを渡すことを念頭に頑張りました。でも64号車は速かったですね!そのあと不運にもクラッシュしてしまい、我々がトップに浮上しましたが、(64号車ドライバーの)伊沢さんが無事で安心しました。

セーフティーカー先導が6周回あり、僕には少し助かった感じでした。けっこうムービング(※タイヤトレッド面のゴムがよじれる症状)していたし、セーフティーカー明けは本当に厳しかったです。20周でピットに入り、残り32周を右京君に託したんですけど、作戦的には間違っていなかったと思います。

今日の悔しさをチーム皆で共有して、必ず改善します。サポートしてくださった関係協力会社の皆様、本当にありがとうございました。まだ、僕たちはあきらめていません。引き続きサポートを宜しくお願いいたします。