2021 SUPER_GT

Rd.7 MOTEGI

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2021年11月 8日

今あるすべての力で守り切った価値のある結果

シリーズ名:2021 AUTOBACS SUPER GT Round7
大会名:2021 AUTOBACS SUPER GT Round7 MOTEGI GT 300km RACE
距離:4.801km ×63周(302.463km)
11月6日(土)天候:晴れ/路面:ドライ
11月7日(日)天候:晴れ/路面:ドライ
11月 6日(土)
GT500クラス予選
Q1:笹原選手 5位
Q2:大湯選手 5位
■田中 監督
午前の公式練習から車のバランスが悪く、改善すべくいろいろなアイテムを試しましたが、結果的に予選5位と満足のできる状態ではありませんでした。

タイヤのパフォーマンスを出すことができない車でしたが、そのなかでも最大限にポテンシャルを引き出して、予選5位を獲得してくれた笹原選手と大湯選手に感謝するとともに、申し訳なくも思います。

決勝はこのポジションからでも十分に上位や優勝を狙える位置ですので、しっかりと車のセットを見直して優勝を目指します。応援をお願いします。

■笹原 選手
いつも応援ありがとうございます。予選はQ1を担当しました。正直、朝の段階から思った以上に調子が上がらず、試行錯誤しなければならない状況でした。そのなかでも、何とか一定のペースを取り戻すことができたかと思います。

期待していたいつもの予選パフォーマンスにはほど遠い状態で、Q1を走っている時も、あと少し行き過ぎたらちょっとヤバイな!という状態でした。何とかQ2の大湯選手にバトンを渡せたことは良かったですし、ホッとしています。ですが、不完全燃焼というか物足りないというか、悔しいです。

全力で走りましたが、Q1もQ2も5位で悔しいです。チームが朝から何とか改善に向けて作業してくれて、とてもありがたかったです。この予選5位というポジションをポジティブに捉えて決勝を頑張りたいです。決勝も応援をお願いします。

■大湯選手
予選は不完全燃焼でした。朝の調子からいろいろトライしたんですが、良い方向に行かなかった感じです。ほかの車も低温仕様のタイヤを持ち込んだと思うんですけど、僕たちは少しうまく行かなかったのだと思います。

ポジティブに捉えるなら、決勝のことを考えてみると闘えるんじゃないかと思います。これからエンジニアの人たちとミーティングをして、セットアップや作戦を組み立てて、決勝は皆さんの期待に応えられるような結果を残したいと思います。

とにかく僕たちは全力で走ります。引き続きの応援を宜しくお願いします。頑張ります。
 
11月 7日(日)
GT500クラス決勝:5位

■田中 監督
決勝レース、予選のポジションを守り切っての5位という結果でした。笹原選手、大湯選手ともそれぞれのスティント前半では速さを見せてくれましたが、それを維持することは難しく、防戦という展開でなんとかポジションを守っての5位でした。

ふたりとも現狀のパフォーマンスを最大限に引き出してくれたと思いますし、冷静かつ高い集中力でレースを闘い抜いてくれました。今回、粘るレースができたことは評価するに値しますが、当然ながら目標はまだまだ上にあります。

着実に進歩していることを実感しており、攻撃力のあるレース!そして優勝!を目指して取り組んで参りますので、引き続き応援をお願いします。


■笹原 選手
本日もたくさんの応援をありがとうございました。スタートドライバーを担当しました。事前のウォームアップでセットを少し変えて良い方向に行ったので、スタート直後にポジションを上げることができました。

その後は思っていた以上に苦しい時間が多くて、さらにポジションを上げる、ということはできませんでしたが、そこからぎりぎりポジションを守れる感触はあったし、この位置から落ちないように、必死でいろんな手段を使って守り切りました。

各車、同じようなタイミングでピットに入りましたが、僕らは次のスティントのタイヤライフを考えて、ピットタイミグを後ろにずらしました。マシンとタイヤと会話をするように、1周1周、車が持っている力を引き出しました。次の都史樹選手も同じタイヤを選択して、アウトラップも速く、後続車を全力でブロックしながら周回を重ねました。ふたりとも今持っているパッケージのベストを出せたんじゃないかと思います。

目指しているところは1番上なので、どうしても悔しいというか、5位という位置で終わるチームじゃないことはわかっています。最終戦の富士は、全車がサクセスウエイトがなくガチンコの対決になります。1年間やってきたことに対してどういった答えが出てくるのかを確認したいし、上位で終わりたいし、来年につなげられるレースができたら本望です。

とにかく殘り1戦、チームと大湯選手と一丸となって頑張ります。引き続きの応援をお願いします。ありがとうございました。

■大湯 選手
今日も全力で走りきり、守り切った5位という結果でした。第1スティント、右京君が踏ん張ってくれたし、僕の第2スティントはピットアウトしてウォームアップはすごく良くて、14号車がすぐ後ろに来ていたんですけどポジションを守れました。

でもその直後、ピックアップなのか、タイムダウンしてしまったのは想定外だったんですけど、思うようにペースが上げられずにいました。それでも後方から迫る車を抑えられるところは抑えて走れましたし、自分のなかでは粘り強い走りができたと思っています。

今回は自分の力を100%出し切っている姿をお見せできたと思います。これまでもっとポジションが下がってしまったレースもありましたけど、サクセスウエイト差が他車と大きくないなかで、ふたりともポジションをキープできたのは、進歩があったからだと思います。

やり切った結果だったんですけど、今の実力では勝つためには足りないことがあるので、これを糧に最終戦に向けて、期間は少ないですけど、開発チャレンジをして一番前を走れるように、チーム一丸となって頑張りたいと思います。

たくさんのご声援をくださり、本当にありがとうございました。