神電 NEWS

2017.02.14

神電六 国内テスト1回目 2月14日

TEST

国内テスト1回目 2月14日(火)
袖ヶ浦フォレストレースウェイ
天候:晴れ 気温10℃

テストレポート
いよいよマン島TTレースに向けて神電プロジェクトは動き始めた。
昨年の筑波サーキットと異なり今年のシェイクダウンテストは袖ヶ浦フォレストレースウェイを選びスタートを切った。

新型マシンの神電六1台と昨年の優勝マシン神電伍1台を持ち込みパワートレインシステムの比較から開始した。
神電伍はマクギネス選手のマン島決勝セッティングをそのままに、久々の走行テストとなるテストライダーの宮城光さんに走行フィーリングを確認してもらった。

昨年を思い出しながら神電伍の走行フィーリングを全身で感じ、確認した宮城ライダーは、初のサーキット走行となる神電六に乗り換え、ゆっくりとコースイン。
神電独特のマシン音とともにコースへと消えていった。
ライダー・スタッフすべての関係者が2017年の神電プロジェクトのスタートを感じた瞬間である。
1Lapのチェック走行で予定通りピットインし、ライダーのコメントを基に新型マシンに異常が無いかスタッフ全員が慎重に車両細部の確認作業を進めた。

そして、新型バッテリの性能を確かめるため、ペースを上げての走行に入る。
ラップ毎にタイムを短縮し、想定通りの出力性能を確認。結果は上々である。
次に、新型インバータの制御プログラムの確認作業へとテストメニューを移行した。
ピットイン毎にスタッフは走行データを事細かに確認し、新しいデータを車体にアップロードしていく。これを繰り返しながら多くの制御テストをこなし、順調にテストメニューを消化。
日が落ちる前に第1回目のテストは無事終了した。

宮田監督コメント
気温もマン島に似た非常に良いコンディションでシェイクダウンテストを行うことができました。
電動バイクにとって非常に重要なバッテリの性能や機能が想定通りの数値を示し手ごたえがあったことが今回のテストで一番の収穫でした。
まずは、マシンが仕様通りの性能であるか確認できたので、次回のテストでは車体の新型パーツのテストとマシンセッティングのテストメニューに移行できそうです。
4月10日のUKライダーの来日テストまで時間が無いので、宮城さんと共にマシンを仕上げ、万全な状態の神電六で彼らにテスト走行に臨んでもらいたいと思います。

吉見チーフエンジニアコメント
インバータとバッテリに問題が無かった事が大きな成果でした。
車体は神電伍と神電六の違いをライダーのコメントやデータから確認できましたが、神電六に組み込むサスペンションやカウリング等すべてがそろっていないので、これからのテストで車体を仕上げていきます。
次回以降から100%完成した神電六で各部のセッティングを進めていく予定です。

CATEGORY